2/5【NOAH】聖地沸騰の大激闘…ワグナーJr.が征矢粉砕でナショナルV2 「ビバNOAH!」
『STAR NAVIGATION 2023』東京・後楽園ホール(2023年2月5日)
GHCナショナル選手権試合 ○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vs征矢学×
GHCナショナル王座戦で王者ワグナーJr.が聖地沸騰の大激闘の末に征矢を撃破。2度目の防衛に成功して王者としての貫禄と、ベルトの価値を見事に高めた。
NOAH2月後楽園のメインを飾ったナショナル王座戦。停滞期が続きながらも、SANADA撃破で加速し、ようやくタイトル挑戦の舞台をつかんだ征矢の気迫が目立った。
金剛のメンバーをぐるりとセコンドに従えた征矢は、赤い瞳を燃やして序盤から猛攻。場外では鉄柵越しのブレーンバスターも繰り出し、打撃戦でも押し込むと、読み合いでもラリアットをぶち込んで好機をつかむ。
そのまま場外に逃れたワグナーJr.だったが、征矢にリングに戻されると同時に猛ダッシュ。逆に巨体を苦にせぬトペ・スイシーダを発射して場内をワグナーコールに染め上げた。さらにはデスバレーボムとワグナードライバーの読み合いも繰り広げ、落差十分の肩車式シットダウンパワーボムで叩きつけると、今度は肩を上げた征矢へのコールに塗り替わった。
そのまま両者は死力を尽くした打撃戦に突入したが、征矢がまさかのコルバタで活路。さらにはラリアットをぶち込んでデスバレーボムで叩きつけ、必殺・弾道につなげる黄金パターンで勝負あったか…と思われた。
だが、ワグナーJr.はギリギリで肩を上げる。逆に征矢が近寄ってきたところで、スキを突いてワグナードライバー(みちのくドライバー2)で起死回生に成功すると、追撃のワグナードライバーを浴びせ、最後はコーナー最上段からのムーンサルトプレスを豪快に投下して合唱とともに3カウントが数えられた。
両者へのコールが寄せては返す聖地・後楽園沸騰の大激闘。敗れた征矢の退場ぎわには征矢コールが、ワグナーJr.がマイクを持てばワグナーコールがそれぞれ観衆から送られた。
赤い王者としての貫禄をまたひとつ深め、ナショナル王座の価値も上げてみせた“殺人医師3世"は、堂々とマイクを握るや「ビバ・メヒコ、ビバ・ハポン、ビバ・NOAH!」とキメて改めての大歓声。ワグナーJr.はGHCヘビー級王者・清宮海斗と同世代なだけに、“NOAH次世代の波"が一層強まった後楽園となった。
【試合後のワグナーJr.】
▼ワグナーJr.「今日こうしてベルトを防衛できてすごい嬉しいです。私は日本が大好きだし、日本という国が好き、街が好き、そしてこの会場が大好きです。本当にノアのことを愛しています。ビバ・メヒコ。ビバ・ハポン。そして凄く大事な言葉。ビバ・ノア! アリガトウゴザイマス」
――お客さんからのワグナーコールを聞いてどうだった?
▼ワグナーJr.「皆さんの声が聞こえて、その声が自分の力になりました。皆さんの応援が本当に力になっています。いつもノアを応援してくれてありがとう。これからも応援してください。皆さんのことが大好きです」
