プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/9【NOAH】サイコ・クラウン“千両役者っぷり"まざまざ いきなりワグナー粉砕で新宿FACE異空間に

『SUNNY VOYAGE 2023』新宿FACE(2023年9月9日)
○サイコ・クラウン&ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフvsニンジャ・マック&アレハンドロ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.×

 メキシコAAAの大物サイコ・クラウンが新宿FACEに降臨。瞬く間に新宿FACEをルチャ空間に塗り替える千両役者っぷりをまざまざと発揮したうえで、9・24名古屋大会でのGHCナショナル王座戦に向けて王者・ワグナーJr.を直接粉砕してみせた。

 9・3大阪大会でNOAH初登場を果たしたクラウン。かつてワグナーJr.の父(ドクトル・ワグナーJr.)と敗者マスク剥ぎマッチで対決し、メキシコAAA年間最大の舞台でそのマスクを剥ぎ取った過去を持つクラウンは「次は息子のベルトを奪う」とNOAH上陸を果たした。

 ワグナーJr.も“ワグナー家"の誇りにかけての迎撃を宣言して王座戦が正式決定。前哨戦でNOAH初参戦となったクラウンだが、新宿FACEにAAAの超大物が登場とあって、多くのルチャファンが詰めかけ、入場から大人気の“サイコ"コールを浴びて抜けた存在感を発揮した。

 のっけからワグナーJr.と向き合うと、サイココールとワグナーコールが交錯。いきなりクラウンがキリモミ式のプランチャを見舞えば、ワグナーJr.もトペ・スイシーダを繰り出して譲らない。

 名古屋でのGHCジュニアタッグ王者決定戦を控えるウルフ&ベイン組(ロス・ゴルペアドーレス)とニンジャ&アレハンドロ組も空中戦で火花を散らして、場内は“ここはメキシコか"と疑わんばかりのルチャ空間に。

 終盤にもジュニア勢が次々と高難度の場外ダイブを繰り返して場内は沸騰。リング上はクラウンとワグナーJr.の一騎打ち状態となった。

 クラウンが鮮やかなラ・マヒストラルやカサドーラを繰り出してニアフォールを連発。かと思えばポップアップ式エルボーや強烈なカナディアンデストロイヤーでワグナーJr.を追い込む。硬軟自在で王者ワグナーJr.の余裕を完全に奪うと、最後は豪快なスパニッシュフライを敢行して完璧な3カウントを奪ってみせた。

 いきなりワグナーJr.を直接粉砕。“サイコ・ファン"の子どもたちを呼び込んでともに勝ち名乗りを受けると、場内は割れんばかりの“サイコ"コールに包まれた。

 新宿FACEを一瞬で異空間へと導き、その“千両役者"っぷりをまざまざと見せつけたクラウンは「プロレスリング・ノアにサイコ・クラウンがやってきた!! イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.のベルトを奪いにな。メキシコシティではお前の父親からマスクを奪ってやった!」と改めて強調。メキシコでは圧倒的にクラウンが“格上"なだけに、日本で実績を重ねてきた王者ワグナーJr.は厳しい試練を迎えた。

【クラウンの話】「プロレスリング・ノアにサイコ・クラウンがやってきた!! 俺がNOAHに来た理由。それはお前のベルトを奪うためだ。メキシコで俺はお前のオヤジのマスクを取ってやったぞ。だから、今度はお前のマスクも奪ってやる」


【試合後のウルフ&ベイン】

▼ベイン「本当にいい試合だった。この新宿でサイコ・クラウンと組むことができて、そして勝つことができて凄く嬉しく思っている。アレハンドロとニンジャ・マック、俺たちは十分に準備ができている」

▼ウルフ「絶対に俺たちがベルトを獲って、ジュニアタッグのチャンピオンになってやる」

【ワグナーJr.の話】「自信がない。これは最悪の悪夢だ。だが、俺はメキシコにいる家族をガッカリさせることは絶対にできない」

プロ格 情報局