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10/7【NOAH】キャリア4年・藤村加偉が初のメイン締めで「トップ」の誓い 若手中心『NOAH the HOME』初の有観客開催

『NOAH the HOME Deluxe』埼玉・川口SKIPシティ多目的ホール(2023年10月7日)
◯藤村加偉&征矢学&Hi69vsマサ北宮&小峠篤司&小澤大嗣×

 若手中心の道場マッチ初の有観客大会となる『NOAH the HOME Deluxe』が7日、埼玉・川口SKIPシティ多目的ホールで開催され、キャリア4年の藤村加偉が初の“メイン締め”に成功した。

 2021年6月、NOAHではコロナ禍での試合減に伴い、若手の成長舞台を確保することを目的に道場マッチ『NOAH the HOME』をスタート。Youtube上での無料配信を続けてきた。

 スタートから2年が経過し、初の有観客大会が実現。ファンクラブ会員限定の無料大会として開催され、サイン会や撮影会とあわせて若手中心の4試合が行われた。

 メインイベントではキャリア4年の藤村と、キャリア1年の小澤が先輩に混ざっての6人タッグマッチに出場。やはり両者が集中砲火を浴びる展開となったが、ともに気迫で乗り切ると、終盤には一騎打ち状態に。泥臭い攻防の末に、藤村がブレーンバスター3連発からのスワンダイブ式エルボーバットを叩き込んで3カウントをもぎ取った。

 藤村がキャリア4年にして初めてメインイベントで勝利。温かい声援のなか、顔をくしゃくしゃにしながらマイクを握った藤村が「僕は周りの同じくらいの選手と比べたら、すごく出遅れてると思います。そんな自分がすごく悔しいし、情けないと思います。でもプロレスリング・ノアという厳しいリングに来た以上は、必ずこのリングで結果を出します。必ず僕たち、そして僕がトップにいきます!」と愚直な“青年の主張"を展開すると、場内は大きな拍手に包まれた。

 昨年末には左腕を骨折し、半年間の欠場も余儀なくされていたが、若手中心の舞台で“主役"をつかんでみせた。「一つ結果を出せば、思っていたこともこうやって声に出せる」と実感した藤村は「トップって言ってますけど、今のこの現状なんで、とにかく一つずつ、一つずつ結果を出していきます」とあえて大言壮語はせず、着実なステップアップを見据えた。

【試合後の藤村】
▼藤村「まずはやっぱり、この『NOAH the HOME』が無観客の道場マッチから始まって、一つこうやって大会として形になったのが僕たちとしてはすごくうれしいです。リング上でも言ったとおり、僕はすごく周りに比べて出遅れてると思います。でも全く気持ちは折れてないし、必ずこのプロレスリング・ノアというリングで藤村加偉の名前を残すために、これからまだまだ、まだまだ遠いですけど、上をしっかり目指してやっていきます」

――昨年末にケガをして半年間欠場していたこともある。限定大会とはいえ初めてメインを締めた形になったが?

▼藤村「やっぱり、なかなか自分の気持ちをこうやって吐き出す場面ってないんで、ずっと自分の中で思い続けてること、一つ結果を出せばこうやって声に出せる。そういうものは感じられました」

――直近の目標、次に目指すものは?

▼藤村「ずっとトップって言ってますけど、今のこの現状なんで、とにかく一つずつ、一つずつ結果を出していきます」

――目の前をしっかり見据えて?

▼藤村「一つずつ。ありがとうございました」

プロ格 情報局