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10/9【NOAH】小島聡が怪人“グレート・マミー"に変身、初回メインで拳王と異次元?対決 新企画『MONDAY MAGIC』スタート

『MONDAY MAGIC EP1』新宿FACE(2023年10月9日)
○拳王vsグレート・マミー×

 NOAHが手がける新企画『MONDAY MAGIC』がスタート。初回メインでは謎の怪人グレート・マミーに扮した新日本・小島聡が登場し、GHCヘビー挑戦を控える拳王を翻ろうした。

 かつてアメリカで視聴率戦争を繰り広げたWWF(WWE)『マンデー・ナイト・ロウ』とWCW『マンデー・ナイトロ』を思わせる新企画がNOAHでスタート。隔週月曜日に『WRESTLE UNIVERSE』で生中継され、AD(アシスタント・ディレクター)には今年2月に引退したNOSAWA論外氏が就いた。

 まずは新宿FACEを舞台に、2週間ごと5大会に渡って展開。“エピソード1"となったこの日のメインには、謎の怪人グレート・マミーが現れ、10・28福岡大会でのGHCヘビー挑戦を控える拳王と対決した。

 いきなり“あまりにも”なトンデモ展開…。チェーンをじゃらつかせ、白い粉がぱらつく、おどろおどろしい怪人は「ぐぁぁああ」などとうめき声を上げながら観客をおどかしていたものの、早々に“メッキ"が剥がれ始める。拳王のキャメルクラッチに苦悶すると、マシンガンチョップでムキになって反撃し、続けざまに串刺しジャンピングエルボーで突っ込んでしまった。

 さらには「いっちゃうぞ…!」の仕草。はっと手を引っ込め、頭を抱えた怪人に、場内からはいっせいに「小島!」の声が上がる。拳王も「小島だろテメー!」と逆にマシンガンキックを叩き込んで「いっちゃうぞクソヤロー!」の大合唱だ。負けじとマミーも追撃を堂々とコジコジカッターで切り返すや、自らマスクを脱ぎ捨て、やはり小島聡その人の素顔があらわになった。

 あっけなく正体をさらした怪人・小島は、構わずウエスタンラリアットを発射したものの、拳王もニアロープに救われて3カウントは入らず。逆に2発目のウエスタンラリアットを避けて右ハイキックを叩き込んだ拳王が、バズソーキックからのPFSを投下して“小島"から3カウントを奪ってみせた。

 かつて史上最大のXと煽られ、今度はプロレス界で数多の“トホホ伝説”を持つマミーに…。50を超えてもたくましく生きるマミー小島の姿に胸を打たれたのか、拳王も恩讐を超えて握手を求め、小島も握り返して謎に爽やかな幕切れとなった。


 ともあれトンデモ展開を制して新企画『MONDAY MAGIC』メインを締めくくった拳王が10・28福岡大会のGHCヘビー級王座挑戦へ弾み。試合後には花道奥に王者ジェイク・リーも現れ、無言のにらみ合いを繰り広げるなかで、第1回『MONDAY MAGIC』の幕が下ろされた。

 それよりなぜ小島は怪人に扮する必要があったのか…。当人は「NOSAWA論外に騙された。なんで俺がこの格好で試合しなきゃいけないんだ。なんで事前発表しないで、なんで俺がミイラ男で試合しなきゃいけないんだ。NOSAWA、それがお前のやり方か?」と説明。おそらく正体がバレるまで史上最短の怪人となったが、「でも、嬉しかった。拳王の野郎にまた会うことができた。拳王のことはずっとムカついてた、この8ヶ月間。だけど、今日またあいつと戦えて、それだけは嬉しかったよ。騙されたままで終わってたまるか」と意味深な言葉も残していた。

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