プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/2【NOAH】棚橋“社長初ファイト"で存在感も…ザックが1・4TV王座防衛へ古巣NOAHで弾み

『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024』東京・有明アリーナ(2024年1月2日)
○ザック・セイバーJr.&小川良成vs棚橋弘至&HAYATA×

 昨年末、新日本社長に就任した棚橋が“社長レスラー"としての初ファイトでNOAHに参戦。新日本1・4東京ドーム大会でのNJPW WORLD認定 TV王座戦に向けて、王者ザックに躍動して“レスラー棚橋"の存在感を発揮したものの、最後はザックが古巣マットで防衛へ弾みをつけた。

 社長としての第一戦は他団体マット。ノアジュニアのトップHAYATAと初タッグを組んで、元GHCジュニアタッグ王者でもある小川&ザック組と対決した。

 「社長としての棚橋と、レスラーとしての棚橋は分けて考えていただきたい」。会見でそう強調していた棚橋は、技巧派がそろった『WRESTLING SYMPHONY』と題された一戦で改めて実力者ぶりを発揮。2004年1月のGHCタッグ王座戦(永田&棚橋vs三沢&小川)以来、ちょうど20年ぶりの遭遇となった小川とも読み合いを繰り広げ、HAYATAとともにエアギター競演も果たして場内を大きくどよめかせた。

 そしてザックにはドラゴンスクリュー、執ようなコブラツイストを繰り出して押しまくる。終盤にはHAYATAとのスリングブレイド同時発射も繰り出してみせた。

 だが、最後はザックがHAYATAの攻撃をことごとく見切って匠の技を発揮。ミサイルキックを逆エビに切り返せば、HAYATA必殺のヘデックも巧みに切り返して足を絡め取る。そのまま股裂き式の複合ヒザ固めで絞め上げて、棚橋の面前でギブアップを奪ってみせた。

 “社長初戦"で勝利を逃した棚橋だが、試合後には悠然とザックとにらみ合う。バックステージでは「これから僕が成し遂げていくであろうことはすべて“初"がつきます。新日本のリングとは違った、新日本全体の舵取りを任されたあかつきには、NOAHさんにせっかく上がらせてもらったんで、船に例えると全員乗っけて連れていきます」と自身の“器量"を信じるかのように話した。

 一方でドーム防衛へ古巣マットで弾みをつけたザックは「小川さんと組むのは自分にとって本当にスペシャルなことと思っている。だが、そこへ棚橋が出てきてるってことが凄く気分が悪い」と顔をしかめたものの、「ヤツはまだ社長として1週間足らずじゃないか。新日本プロレスの体制がどういうものかわからないけど、東京ドームでヤツを倒して、俺は“総理大臣"になろうと思っている」と豪語してみせた。

【試合後のザック&小川】

▼ザック「アリガトウゴザイマシタ(と小川と握手と抱擁。小川はそのまま去る)アリガトウゴザイマシタ。タノシカッタ。こうして師匠である小川さんと組めて本当にうれしく思っている。自分のキャリアに凄いインパクトを残した、とても影響を与えてくれた小川さんと組んだが、NOAHを出ることになってしまって、またこうして戻ってきて小川さんと組むのは自分にとって本当にスペシャルなことと思っている。だが、そこへ棚橋が出てきてるってことが凄く気分が悪い。俺はここまで頑張ってこのベルトを守ってきた。だが、ヤツはまだ社長として1週間足らずじゃないか。新日本プロレスの体制がどういうものかわからないけど、東京ドームでヤツを倒して、俺は総理大臣になろうと思っている。総理大臣を目指してやっていくつもりだ。とにかく東京ドーム大会では棚橋を絶対に倒す」

【棚橋の話】「久しぶりにNOAHさんのリングに上がらせてもらって、棚橋効果なのか、社長効果なのか、たくさん応援してもらえるようになったなと。少し前にNOAHのファンの皆さんの棚橋アレルギーを思ったら、時代の移り変わりなのかなと感じましたね。で、肝心の試合ですけども、ちょっとね、もう少し試合に絡んでおきたかったんだけど、これもタッグマッチのタッグのめぐり合わせというものがあって。最後もう一回と思ったんだけどね。ただ、不安はないですね。それに、これから僕が成し遂げていくであろうことはすべて“初"がつきます。社長初、社長初。社長G1初優勝違うか。G1優勝が初じゃないか。これからいろいろ野望もありますし、新日本のリングとは違った、新日本全体の舵取りを任されたあかつきには、NOAHさんにせっかく上がらせてもらったんで、船に例えると全員乗っけて連れていきます。あさって新日本プロレス東京ドーム大会、よろしくお願いします。最後のコメントは社長よりと」

プロ格 情報局