11/22【NOAH】小峠「自分で見つけた答えぶつける」 原田「10年目・10回目で節目、歴史に残る試合を」 新潟GHCジュニア王座戦へ調印式
あす(22日)の新潟大会で行われるGHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)小峠篤司vs原田大輔(挑戦者)」に向けた調印式が21日、都内ノア事務所で開かれた。
ともに大阪プロレスからノアに入団した両雄だが、方舟移籍後はユニットもBRAVEとNO MERCYに分かれて敵対路線をとっていた。それが鈴木軍来襲、全王座流出の危機に瀕して大同団結。小峠と原田も“桃の青春タッグ"を再結成して鈴木軍ジュニアと向き合ってきた。
だが、鈴木軍が無冠に追いやられたタイミングで原田が小峠への挑戦を表明。約1年10カ月ぶりとなる“桃の青春対決"GHCジュニア王座戦が決まった。舞台は新潟。東京、大阪以外で初めて“桃の青春対決"による王座戦が実現する形となる。
調印式には内田雅之新ノア会長をはさんでスーツ姿で出席。原田は「この小峠篤司vs原田大輔という試合は今年で10年目で入る試合。そしてノアに入ってからは10回目になります。ひとつの節目の戦いになると僕は思っています。ノアジュニアの歴史に残る試合をしたい」と意気込み、迎え撃つ小峠も「ノアとしても個人的な感情としても素晴らしい試合をしたいと思っています。今、自分はシングルのチャンピオンでありますので、自分で見つけた自分なりの答えをしっかり原田との試合で見せつけたいと思います」と話した。
“対鈴木軍"で止まっていた、小峠・原田のライバルストーリーが再び動き出す…と思いきや、王座戦をめぐっては、タイチが「俺にシングルで勝ったことがねえ二人のタイトルマッチなんて認めねえ」と鈴木軍ジュニアを引き連れての“ブチ壊し"を予告。現に乱入行為で前哨戦を2度に渡ってブチ壊しにされており、当日の乱入も必至な状況となっている。
とはいえ原田は「本番も来るなら来いよと。僕はそう言いたいですね。あいつらが来たところで、あいつらは恥をかいて帰るだけ」と改めて通告し、小峠も「それなりの覚悟で来いと。新潟のリングに来るんでしょうから、僕もそれなりのお返しをする覚悟でいます」と言い切った。
ともあれ、前回対戦からの約2年間。ともに対鈴木軍、対ケンオーハラ、そして対邪道・外道…とあらゆる側面で経験値を上げてきた。
「一戦一戦、大事にやってきた2年間でもありましたし、自分の中でも課題を見つけながらやってきた2年間でもあったので。やっぱり2年前とは違って、自分の中で不必要だと思ったもの、いらないな…と思ったものは、どんどん省(はぶ)いていきましたし、そのなかで原田大輔のプロレス像と言うのも完成しつつありますし、10年経った原田大輔のプロレスをぶつけたい」(原田)
「僕は一瞬だけでもジュニア二冠王になれたことが自分でも大きかったんで。自分のプロレスを見つけることができた。自分のプロレスに大きな自信を持つことができた。それが今の自分の最大の武器だと思ってます」(小峠)
状況が安定しないなかでも、試行錯誤と自問自答を続けてきた小峠と原田。ともに“10年選手"となって成熟期に入った桃の青春対決のゴングが、間もなく新潟で鳴る。
【調印式の模様】
▼内田会長「本日は調印式においでくださいましてありがとうございます。私がプロレスリング・ノアにたずさわるようになって初めてのチャンピオンシップ。GHCジュニアヘビー級選手権試合であり、第32代チャンピオンの小峠選手、挑戦する原田選手。どちらもノアの選手同士でタイトルマッチを戦ってくれるというのは、私にととっても感慨深い思いがございます。この二人の戦いに注目していただきたいと思いますし、お互いを知り尽くした選手同士ですので、ひじょうに私も近くで観ていたいという思いの試合です」
――改めて意気込みを
▼原田「この小峠篤司vs原田大輔という試合は今年で10年目で入る試合。そしてノアに入ってからは10回目になります。ひとつの節目の戦いになると僕は思っています。ノアジュニアの歴史に残る試合をしたいと思っています。そして最後は僕がベルトを持ってリングを降ります」
▼小峠「彼(原田)とは何度やったか。ほとんどプロレス人生をともにしてきた人間なので、いろんな感情はありますけど、ノアとしても個人的な感情としても素晴らしい試合をしたいと思っています。今、自分はシングルのチャンピオンでありますので、自分で見つけた自分なりの答えをしっかり原田との試合で見せつけたいと思います」
――タイチが“ブチ壊し"を予告していることについて改めて
▼原田「大阪と新宿で2回前哨戦を潰されてますけど、本番も来るなら来いよと。僕はそう言いたいですね。あいつらが来たところで、あいつらは恥をかいて帰るだけなので。やれるもんならやってみろ。そういう気持ちです」
▼小峠「彼(タイチ)がどうしたいのか分からない部分があって。このベルトが欲しいのか、僕と原田のことが気に入らないだけなのか。良く分からなかったんですけど、大阪と新宿の時のようにただ“僕らの試合を潰したい"というのであれば、それなりの覚悟で来いと。新潟のリングに来るんでしょうから、僕もそれなりのお返しをする覚悟でいます」
――桃の青春対決のGHCジュニア王座戦は約2年ぶりとなるが、この2年間を経て変わった部分というのは?
▼原田「一戦一戦、大事にやってきた2年間でもありましたし、自分の中でも課題を見つけながらやってきた2年間でもあったので。やっぱり2年前とは違って、自分の中で不必要だと思ったもの、いらないな…と思ったものは、どんどん省(はぶ)いていきましたし、そのなかで原田大輔のプロレス像と言うのも完成しつつありますし、10年経った原田大輔のプロレスをぶつけたいと思います」
▼小峠「僕は一瞬だけでもジュニア二冠王になれたことが自分でも大きかったんで。自分のプロレスを見つけることができた。自分のプロレスに大きな自信を持つことができた。それが今の自分の最大の武器だと思ってます」
――鈴木軍が無冠となって、ノアも新体制になった今、改めて“ノアジュニア黄金期再来"に向けた再スタート地点にしたい?
▼原田「ここ最近もノアジュニアの黄金期を創りたい…という思いはずっと同じでしたし、それは今後も変わらないです。今いるメンバーで最高のノアジュニアを創りたいと思ってます」
▼小峠「そこは原田の言った思いと同じです。ただ今は僕がチャンピオンなんで、僕がけん引して行けたらなと思います」
――新体制になってから初のタイトルマッチだが?
▼原田「新体制どうこうよりも、“小峠篤司vs原田大輔"のタイトルマッチは、大阪、東京とやってきて初めて違う土地でやるので、やっぱり初めて観るお客さんもいると思いますし、いろんな人の心に残る試合をしたいと思います」
▼小峠「一緒ですね。大阪、東京と来て次は新潟なんで、しっかり新潟のお客さんに“小峠vs原田"を響かせたい。それだけです」
――内田会長も(全日本社長時代の)4年前にGHCジュニアとはちょっとした縁があったと思うが、このベルトに対する思いは?
▼内田会長「4年前、このベルトが私の肩にかかった時のことだと思いますが、少し思い出せば当時は全日本プロレスで、ノアのジュニアに挑んでいったといういきさつがありまして。それはやはり、ノアのGHCジュニアというベルトの価値の高さに共鳴して挑んだという経緯がございます。ですから私自身もGHCというベルトの重み、価値を十分に理解しております。そして小峠選手、原田選手の試合におきましても、皆さん“新体制で"という風な形でご質問なさっていましたけど、新体制というのは経営側の話でありまして、戦う選手にはいささかも関係のない状態でございます。彼らが持ってるすべてのパフォーマンスを出して、強い方が勝つ。それがチャンピオンシップだと思っておりますので、どうぞご期待ください」
☆11/22(火)新潟市体育館『グローバル・リーグ戦2016』18:00開場、18:30開始
◇第1試合◇
▼「NOAH vs 鈴木軍」
TAKAみちのく
エル・デスペラード
タイチ
金丸義信
(1/30)
キャプテン・ノア
大原はじめ
拳王
石森太二
◇第2試合◇
▼タッグマッチ
小川良成
齋藤彰俊
(1/30)
熊野準
マイバッハ谷口
◇第3試合◇
▼「NOAH vs 鈴木軍」
飯塚高史
ランス・アーチャー
鈴木みのる
(1/30)
クワイエット・ストーム
矢野通
中嶋勝彦
◇第4試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
原田大輔
(1/60)
小峠篤司
[第32代選手権者]
※小峠2度目の防衛戦
◇第5試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2016」Bブロック公式戦
アレハンドロ・サエス
(1/30)
清宮海斗
◇第6試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2016」Bブロック公式戦
デイビーボーイ・スミスJr.
(1/30)
潮崎豪
◇第7試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2016」Bブロック公式戦
杉浦貴
(1/30)
モハメド ヨネ
◇第8試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2016」Bブロック公式戦
マサ北宮
(1/30)
丸藤正道