【NOAH】今度は“通訳・小澤さん"登場でOZAWAが徹底挑発、怒りのガレノに「この犯罪者!」 GHCヘビー王座戦調印式 2025/2/10

 あす(11日)後楽園大会でのGHCヘビー級王座戦「(王者)OZAWAvsガレノ(挑戦者)」に向けた調印式が10日、都内で開かれ、マスクマンOZAWAに続いて、通訳・小澤大嗣さんが降臨。マスクを奪われて怒り心頭のガレノを徹底的におちょくり倒した。

 元日武道館での“OZAWAショック"を経て、方舟マットの風景を一変させた王者OZAWA。ガレノとの初防衛戦に向けてもマスクを剥ぎ取って強奪し、そのマスクをかぶって前哨戦を戦ったばかりか、マスク姿での喫煙写真、パチンコ写真、女性との“ホテルイン"写真までをも自身のSNS上に投稿する挑発行為を続けてきた

 この日の調印式でもマスク姿で出席。どうもマスクをかぶると異国語しか離せないようで、用意してきたスペイン語の手紙を朗読した。ひと通り終わったところでマスクを脱いだOZAWAは、今度は眼鏡をかけて「え〜通訳の小澤です」と通訳・小澤大嗣さんに変身。「拝啓ガレノ様。どうしてあなたがここにいるのか私にはわかりません。どうしてあなたのような何の実績のない外国人がこのGHCのベルトに挑戦できるのか、全く不思議で理解ならない。あなたはイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の弟であることが唯一の取り柄。そして、そのイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.さえもドクトル・ワグナーJr.の息子であるということだけが唯一の取り柄。そう、あなたに大した価値はないのです。それにもかかわらず、タバコ、酒、アルコール…アルコール、酒、たばこ、女、アルコール…いろいろよくないことをしていると聞いております。そんな遊び人のあなたにこのGHCヘビー級チャンピオンがプロレスリング・ノアの厳しさを教えてあげます。…と言っておりました」と淡々と通訳した。

 怒りを押し殺したガレノも「お前が大嫌いだ。リスペクトのかけらもない。マスクを使ってふざけたことばかりやってきた。だが、それが間違いだとわからせる」と宣告したうえで、「兄であるイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.に続いてメキシカンとして二人目のGHCヘビー級チャンピオンになりたいと考えています。そして子供の頃からずっと言っていました。いつか日本でチャンピオンになると。明日、このベルトを必ず手に入れます」と力を込めた。

 …が、いくらガレノが感情をたかぶらせても、マスクマンOZAWAと通訳・小澤大嗣さんは一貫して淡々…。質疑応答では、マスクマンOZAWAが何を聞かれても「シー・シー・シー、トランキーロ、ビバ・メヒコ、シー・シー・シー、ボンジュール…」などとテキトーな多国語を口走り、その都度マスクを脱いで“小澤さん"が通訳。「当日もマスクをかぶるか? これは戦利品というかね。もう体の一部みたいな感じになっております」「彼は本当に遊び人というかGHCをナメてるんですね正直。そういう彼の鼻をへし折って、二度とプロレスなんかやりたくないと。もうこんな恥をさらしてプロレスなんかやりたくない、もうメキシコに帰りたいと。そう思わせて徹底的にぶちのめしたいなと。そういうふうに言っております」と改めてマスクマンとしてのファイト、そしてガレノに“強制帰国"を宣告した。

 “命"であるはずのマスクを会見でもおもちゃにされてガレノは、写真撮影の段で爆発。一気にマスクマンOZAWAのマスクを引き剥がしたが、すかさず通訳・小澤大嗣さんに変身すると「一般人に手を出すなんて! この犯罪者! 犯罪者は強制帰国です!!」と被害者ぶりながら訴え、とにもかくにも徹底的におちょくり倒した。


【会見の模様】

※会見前、OZAWAがマスク姿でベルトを口にくわえてポーズを決めると、ガレノはいきり立ち、スタッフが制止

▼ガレノ「コンニチハ、ガレノデス。OZAWA、僕はあなたのことが大嫌いだ。リスペクトの欠片もない。マスクを使ってふざけたことばかりやってきた。だが、それが間違いだとわからせる。明日の試合を楽しみにしている。覚悟しておくがいい。また明日、後楽園ホールで会おう。アシタOZAWAタオス」

▼OZAWA「(スペイン語で話してから手紙を持ち出してスペイン語で読み上げる。マスクを脱いで髪を整え、メガネをかけてから)通訳の小澤です。今ですね、チャレンジャーのガレノ氏にチャンピオンのほうからですね、お手紙をいただきまして、それを読んでいただいた次第なんですが、それを通訳させていただきたいと思います。拝啓ガレノ様。どうしてあなたがここにいるのか私にはわかりません。どうしてあなたのような何の実績のない外国人がこのGHCのベルトに挑戦できるのか、全く不思議で理解ならない。あなたはイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の弟であることが唯一の取り柄。そして、そのイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.さえもドクトル・ワグナーJr.の息子であるということだけが唯一の取り柄。そう、あなたに大した価値はないのです。それにもかかわらず、タバコ、酒、アルコール…アルコール、酒、たばこ、女、アルコール…いろいろよくないことをしていると聞いております。そんな遊び人のあなたにこのGHCヘビー級チャンピオンがプロレスリング・ノアの厳しさを教えてあげます。と言っておりました(再びマスクをかぶる)」

――勝てば兄に続く二人目のメキシコ人GHC王者となるが、ベルトへの思い入れは?

▼ガレノ「兄であるイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.に続いてメキシカンとして二人目のGHCヘビー級チャンピオンになりたいと考えています。そして子供の頃からずっと言っていました。いつか日本でチャンピオンになると。明日、このベルトを必ず手に入れます」

――前哨戦を通じてガレノ選手から感じた印象は?

▼ガレノ「シー・シー・シー、トランキーロ、ビバ・メヒコ、シー・シー・シー、ボンジュール。(マスクを脱いでメガネをかけて)通訳の小澤です。ガレノから感じた印象というのはですね、もう非常に不真面目な人間だなと感じております、と言ってましたね。試合前からタバコを何本も吸ったり、パチンコ打ったり、女性をホテルに連れ込んだり、そういった不真面目な行動が非常に目立つと。そういった人間がやすやすとGHCのベルトに挑戦していいのか。GHCの権威にかかわる問題ですからね。本当に会社としてもこういう人間を上げるというのは考え直さなきゃいけない。そういう、いい機会だなというふうに私は捉えております。ということでした(とマスクをかぶりなおす)」

――当日もそのマスクをかぶって試合をするつもり?

▼OZAWA「シー・シー・シー、トランキーロ、ビバ・メヒコ、コモエスタス、アスタマニアーナ。(マスクを脱いで眼鏡をかけて)通訳の小澤です。当日もマスクをかぶるというか、何でしょうね。これは戦利品というかね。もう体の一部みたいな感じになっておりますので、なんていうんですかね。かぶってることがおかしいみたいな、かぶってるのはOZAWAじゃないみたいな、そういう意見が挙がってくること自体が不服だ。というふうに言っております(マスクを反対向きににかぶる)」

――ガレノ選手の警戒点、初防衛戦をどんな試合をして、どんな勝ち方をしたい?

▼OZAWA「シー・シー・シー・シー、トランキーロ、コモエスタス、ビバ・メヒコ、アスタマニアーナ。(マスクを脱いで眼鏡をかけて)通訳の小澤です。どのような勝ち方をしたいか? 彼は本当に遊び人というかGHCをナメてるんですね正直。そういう彼の鼻をへし折って、徹底的にへし折って、二度とプロレスなんかやりたくないと。もうこんな恥をさらしてプロレスなんかやりたくない、もうメキシコに帰りたいと。そう思わせて徹底的にぶちのめしたいなと。そういうふうに言っております(マスクをかぶり直す)」

※会見後、ガレノがOZAWAからマスクを剥がしにかかる。スタッフに引き離されると、OZAWAはマスクを脱いでメガネ姿となってから去る