プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/9【DRAGON GATE】KING OF GATE開幕 ハルクが土井との遺恨マッチ制して初戦突破、6・5後楽園でMB軍と1対5マッチへ 後楽園大会(写真あり)

 『KING OF GATE 2014』開幕戦・後楽園ホール大会が9日、開催され、トーナメント1回戦4試合が行われた。MAD BLANKEY勢と決別したB×Bハルクは、その端緒となった土井成樹との遺恨マッチを制して初戦を突破。6・5後楽園大会で1対5サバイバルイリミネーションマッチによるMB軍討伐に乗り出す決意を固めた。

 『KING OF GATE 2014』開幕戦のこの日、1回戦4試合が組まれた。中でも注目は「ハルクvs土井」の遺恨マッチ。この春、二人の間にすきま風が吹き、4・8後楽園大会ではハルクがパートナーの土井にカカト落としを見舞った上で勝利を横取り。5・5名古屋大会での金網サバイバル6WAYマッチで実現した直接対決で亀裂は決定的となり、ハルクがMAD BLANKEYとの決別を宣言する事態に発展した。

 そうして迎えた一騎打ち。試合前の舌戦で土井が「一人でやっていく? お前MAD BLANKEY全員を敵に回したな。今日の試合は肉体的にも精神的にも追い込んだるからな、覚悟しとけよ」と通告すれば、ハルクも「上等じゃねぇか、やってみろよ」と受けて立つ構えをみせた。

 宣言どおりにハルクを追い込むべく、土井はMB軍のセコンド総動員で暴行。南側客席に連行していたぶり、凶器攻撃も連発してやりたい放題に痛めつける。ハルクもニールキック、ミサイルキック、ブラジリアンキックなどで反撃に出るものの、セコンドの介入によって単発で終わってしまう。

 それでもハルクは顔面蹴りを連発して必死に巻き返す。Kzyのイエローボックス攻撃、問題龍のパウダー攻撃を立て続けに食らって動きが止まり、MB軍総動員の連続串刺し攻撃にもさらされた。さらに土井の変型フェースバスター、バカタレスライディングキックを被弾して万事休すと思われたが、ハルクは3カウントを許さない。土井のマスキュラーボムを阻止し、変型水車落としで叩きつけるとジャックナイフで固めて逆転の3カウントを奪った。

 だが、試合後もMB軍はハルクを集団暴行。5・5名古屋で土井が敗れたことで丸坊主となったKzyが恨みたっぷりに「今の勝ち方で満足か? MADでBLANKEYか? お前一人で何ができるんや?」と罵倒。MAD BLANKEYの考案者であることを主張した上で、「お前、その黄色、使用禁止にするからな!」と通告した。

 これにはハルクも「土井をみてみろ。負けてんじゃねぇか。こいつら揃いも揃って情けないヤローばかりだな。MAD BLANKEYを名乗る資格ねぇよ。本当のMAD BLANKEYはこのB×Bハルクだ」と反撃。「その(ロゴ)デザイン、徹夜で描いたのは俺だ。俺の努力の結晶をお前らに汚されてたまるか。これから俺はMADでBLANKEYにやっていく!」と宣言した。

 だが、簡単に引き下がるMB軍ではない。YAMATOがフロントハイキックでハルクを黙らせ、「そんなにMAD BLANKEYを名乗りたかったら、力で勝ち獲ってみろ」と挑発。ハルクが「一人で全員ぶっ倒してやるよ」と呼応したところで、八木隆行大会本部長が割って入り、6・5後楽園大会でMAD BLANKEYの名をかけた「ノンブレ・コントラ・ノンブレ 1対5サバイバルイリミネーションマッチ」を行うことを決めた。

 「次回、後楽園。覚悟しとけ。それまでじっくり追いつめてやるからよ」と土井に通告されたハルクは「一人で戦っていくと決めたんだ。1対5でも何でもやってやるよ!」と豪語。「俺がKING OF GATEを獲って、DRAGON GATEのテッペン獲って、もっと激しく、もっと面白くしていく。これからMADでBLANKEYなB×Bハルクについて来い!」と宣言した。

 MB勢と決別した代償として、過酷なハンディ戦に乗り出さざるを得ない状況に追い込まれた。「今の自分にはそういう試練が必要なのかもしれない」と覚悟を決めたハルクは、「その試練を乗り越えて進化していきます」とKING OF GATE制覇とMB軍討伐を誓っていた。

【ハルクの話】「とりあえず俺はこのリングで一人で戦っていくと決めた。だからKING OF GATE絶対獲ります。この勝利はでかい。(全員が敵になるが?)俺に必要なのはMAD BLANKEYじゃない。お客さんが求める、お客さんに応援されるB×Bハルクに変わる。これから生まれ変わります。(MBと1対5マッチが決まったが?)正直言って1対5になるとは思わなかったけど、今の自分にはそういう試練が必要なのかもしれない。その試練を乗り越えて進化していきます」

プロ格 情報局