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7/31【NOAH】「大仁田の差し金?」 杉浦が田中に疑念でヤンキースV2戦へ一抹の不安 GHCタッグ調印式(写真あり)

 GHCタッグ選手権試合「杉浦貴&田中将斗vsモハメド ヨネ&池田大輔」(8・2有明)の調印式が31日、東京・有明のノア事務所で行われ、両チームが調印書にサイン。バトラーツ時代からの固い絆をあらわにタッグ王座獲りに自信をみせるモハメッドボンバーズとは対照的に、王者組は杉浦が「大仁田の差し金じゃねぇのかという猜疑心が強い」と田中への疑念を口にし、V2戦へ一抹の不安をのぞかせた。

 弾丸ヤンキースとモハメッドボンバーズが激突するGHCタッグ王座戦が2日後と迫った。この日、ノア事務所で両チームが揃っての調印式を実施。双方がタイトルマッチへ向けた意気込みを語った。

 挑戦者組のヨネ&池田はタッグ王座獲りに自信をのぞかせた。4月のグローバル・タッグリーグ公式戦(4・20名古屋)では杉浦&田中を撃破。7月ツアーにおける2度の前哨戦にも連勝し、7・25天草大会では合体キン肉バスターで杉浦をKOしたばかりだ。

 「私たちは先輩後輩のきってもきれない間柄で、友情パワーは不滅です」とバトラーツ時代からの絆を強調したヨネが「前哨戦で勝ってますし、このまま二人の腰からチャンピオンベルトを奪い獲りたい」と宣言すれば、池田も「たぶん秘策はあります。ベルトは奪い獲りたい」と同調。ヨネは「合体のキン肉バスターがキーポイントになるんじゃないか」と“天草の再現"も見据えた。

 対照的に王者組に突如、不協和音が鳴り響いた。7・5有コロでマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストを退けて以来となる2度目の防衛戦を前に、杉浦が「正直いうとパートナーが大仁田厚の弟子ってことで、最近ちょっと疑ってるじゃないけど、大仁田の差し金じゃねぇのかという猜疑心が強い」と田中への疑念を口にしたのだ。

 杉浦と大仁田は昨年7・7有コロにおける6人タッグで初対決。その後、遺恨は沈静化したが、9・23新潟大会が大花火シリーズと合体することになり、1年ぶりに再燃しかねない状況だ。同大会でのGHCヘビー級王座挑戦を描いている杉浦だが、大仁田から電流爆破マッチを要求される可能性もあり、邪道を警戒するのも無理はない。

 田中に対する不信感を持ったきっかけは6月15日、大阪で開催された橋本友彦&HIROKI15周年興行だった。同大会には杉浦、田中が揃って出場し、控室も同室だったという。そこに別室の大仁田がやってきて田中と会話する姿を目撃した杉浦は「控室は別なのに、ウチらの控室に大仁田が来やがってね。なんか怪しいんだよね」と“田中スパイ疑惑"を抱いた。

 田中にすれば当然“濡れ衣"で、「違う控室の大仁田さんが来てたのは事実。そこで密会とかそういう風になってたかもしれないけど、別の違う話題だったので、そこは問題ではない」と疑惑を否定。「僕はどっちのスパイでもなく、大仁田さんの弟子は弟子で、杉浦さんの最高のパートナーだと思ってる」と強調したうえで、「防衛回数を重ねていくたびに、杉浦さんとの信頼関係というのは戻ってくる」と関係修復を見据えた。

 当の杉浦も「リングに立って(田中が)横にいてくれれば不安はない」とは言うものの、田中に対して全幅の信頼を寄せているとは言いがたい。杉浦が疑念を抱いたことで、弾丸ヤンキースは一抹の不安を残してV2戦に出陣することになる。
※杉浦&田中、ヨネ&池田のコメントは別項に掲載します

☆8/2(土)東京・ディファ有明『第8回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦』最終戦 17:00開場、18:00開始

◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合
[挑戦者]
池田大輔
モハメド ヨネ
(1/60)
田中将斗
杉浦貴
[第31代選手権者]
※杉浦&田中組2度目の防衛戦

プロ格 情報局