プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/6【DRAGON GATE】6人タッグ4WAYマッチは無冠の伏兵ジミーズに凱歌 ススム&カゲトラのツインゲート挑戦決定 後楽園大会(写真あり)

 『GLORIOUS GATE 2015』後楽園ホール大会が6日、行われ、メインイベントでMAD BLANKEY(MB)、MONSTER EXPRESS(ME)、Dia.HEARTS、ジミーズによる6人タッグ4WAYマッチが実現。伏兵ジミーズが勝ち残った。試合後、ジミー・ススム&ジミー・カゲトラが吉野正人&しゃちほこBOYが保持するオープン・ザ・ツインゲート王座挑戦を表明。次回4・9後楽園で行われることが電撃決定した。

 各ユニットの抗争が激化する一方のDRAGON GATEマット。雌雄を決しようと2・5後楽園ではMB、Dia.HEARTS、ミレニアルズによる6人タッグ3WAYマッチが行われたが、欠場中だった土井成樹がマスクを被って乱入し、MBに勝利を呼び込んで大混乱。状況はさらに混迷した。メインイベント後にはMB、ME、Dia.HEARTS、ジミーズが小競り合いを繰り広げ、見かねた八木隆行大会本部長が今大会での4WAY6人タッグマッチ実現を即断した。

 MBからは土井&YAMATO&サイバー・コングが、MEからは吉野&鷹木信悟&戸澤陽が、Dia.HEARTSからはB×Bハルク&ビッグR清水&Kzyが、ジミーズからはススム&ジミー・神田&カゲトラが出場。文字通り総力戦となった。

 序盤から歓声はMEに集中する。戸澤は2・28大阪でブレイブゲート王座を、吉野は3・1大阪でツインゲート王座を奪取したばかり。ベルト姿初お披露目ということもあって、大歓声を受けた。

 場外戦になると、セコンドも加勢し、戦線は後楽園ホール全体に拡大。場内は大混乱に陥る。乱戦に乗じて、MBがリングを占拠。セコンドのしゃちほこBOY、そして戸澤を蹂躙してブーイングを浴びる。暴走するMBを制裁しようと、戸澤&神田&Kzyが同時にトペスイシーダをお見舞い。吉野のケブラーダ、ハルク&鷹木の同時トペコンヒーロと場外ダイブが連鎖する。また、土井&Kzy、土井&吉野とかつてのパートナーが連係を繰り出すなど4WAYマッチらしい場面が続出した。

 最初に脱落したのは意外にもMBだった。ハルク&清水を連係攻撃でナデ斬りにすると、Kzyに照準。サイバーがファイヤーサンダー、パイナップルボンバーと畳みかける。、勝負を決めようと土井がバカタレスライディングキックを狙ったが、突っ込んだ瞬間、蘇生した清水が喉を鷲づかみにして、砲丸投げスラムがさく裂。土井から殊勲の3カウントを奪い取った。

 その後もシーソーゲームが続いたが、次も意外な展開で脱落者が決まった。鷹木がパワーでKzyを追い込んだが、Kzyもテクニックで抵抗。と、そこで鷹木は裏をかいた。豪快に上空高くKzyを放り投げると、すかさず鷹の爪でクルリ。意外なテクニックでDia.HEARTSを敗退に追い込んだ。

 残るはMEとジミーズのみ。ジミーズが怒濤の畳かけで戸澤を追い詰める。ススムの雪崩式エクスプロイダーからカゲトラと神田のダイビングエルボードロップが連続してさく裂した。

 だが、MEも譲らず。戸澤がジャーマンスープレックスでぶん投げると、すかさず鷹木がパンピングボンバーをお見舞い。さらに、MADE IN JAPANを繰り出して決定機を生み出した。吉野は一気にソルナシエンテで捕獲する。が、カゲトラは丸め込みで不意を突くと、吉野が狙ったトルベジーノを読んで、車懸りをズバリ。観客の熱狂とともに3カウントが数えられて、伏兵ジミーズに凱歌が上がった。

 現在のユニット抗争の中でジミーズは明らかに後れを取っていた。MBは増員して勢力拡大に成功。Dia.HEARTSはドリームゲート王座&トライアングル王座を、MEはツインゲート王座&ブレイブゲート王座をそれぞれ保持している。無冠の状態で勝利を手にしたジミーズは大反攻に出ることを宣言した。

 ススムは「今日はカゲトラが誰からフォールを取った? 久々に元祖ジミーズで吉野&しゃちが持っているツインゲートに挑戦させろ」とアピール。吉野たちに異存はなく、次回4・9後楽園でのタイトルマッチが電撃決定した。

 ススムは2・5後楽園でドリームゲート王者・ハルクに挑戦する際に、勝利した暁には締めの定番・ジミーズトレインの新バージョンを披露すると宣言していた。しかし、結果は惜敗。この時のことが忘れられないススムは「次に勝った時は新しいジミーズトレインを決めますんで、期待していてください」と改めてファンに約束して、大会を締めくくった。

 なお、前回後楽園の3WAY戦で敗退し、一歩後退を余儀なくされたミレニアルズだが、新加入のKotokaがMr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィンとの一騎打ちに勝利。音信不通だったメキシカンのフラミータも戻ってくるなど早くも復調ムードを見せた。T-Hawkは「これからミレニアルズから目を離すんじゃねえぞ」と豪語。メイン後には進境著しい清水に一騎打ちを要求(4・9後楽園で決定)するなど巻き返しに動き出した。

 伏兵の勝利で新局面を迎えたDRAGON GATEマット。ジミーズは次回後楽園から一気に再浮上を狙うつもりだ。

プロ格 情報局