【天龍プロジェクト】天龍&テリー豪華合体が5・30大阪で実現! 相手は諏訪魔率いるEvolution(写真あり) 2015/4/28 15:12

 天龍プロジェクトは28日、東京・神保町の書泉グランデで会見し、5・30大阪大会の決定カードを発表。「天龍源一郎&テリー・ファンク&NOSAWA論外vs諏訪魔&青木篤志&佐藤光留」が決まった。天龍とテリーは師弟関係で、二人が同じリングに立つのは2002年10月以来12年7ヶ月ぶり。天龍と諏訪魔は全日本1・31後楽園大会以来4ヶ月ぶり2度目の対決となる。

 今年11月の現役引退を控える天龍に記念碑的な一戦が用意された。愛娘・紋奈代表が「(引退へ向けて)後半戦に入ってくる日程になりますので、天龍本人のモチベーションを上げるため」との思いで組んだ一戦で、テキサスブロンコ・テリーと豪華合体を果たし、論外を加えたトリオで諏訪魔&青木&佐藤のEvolutionと激突する6人タッグマッチだ。

 天龍にとってテリーは師匠。プロレス入り前に米テキサス州アマリロのファンク道場でプロレスのイロハを叩き込まれた。その後、全日本で対戦したり、タッグを組んだりしたが、二人が同じリングに立つのは2002年10月20日、全日本・仙台大会(武藤敬司&テリー&太陽ケア&本間朋晃vs天龍&アブドーラ・ザ・ブッチャー&荒谷望誉&保坂秀樹)以来、実に12年7ヶ月ぶりとなる。

 テリーといえば破天荒な戦いぶりが身上。天龍も「その瞬間瞬間の試合に人生かけてるところにロマンを感じる」と一目置いており、天龍同盟時代の全力ファイトもテリーの影響が多分にあるという。タッグを組むのは記憶にないほど久しぶりだが、すでに試合のイメージも出来上がっており、「俺の中では凄くワクワクして、早く30日を迎えたいというのが正直なところ」と高ぶりを隠せない。

 相手のEvolutionとはジャイアント馬場十七回忌追善興行となった全日本1・31後楽園大会で対決。中でも諏訪魔は「自分の気持ちをリングにぶつけられる数少ないレスラー」と高く評価している。だからこそ自身も尊敬するテリーを存分に体感してほしいとの思いが強く、「今、諏訪魔選手に足りないのは強いて言えば、お客がいるということを頭に置いてもう一つ踏み出した試合をしてほしい」と熱望。前回のタッグ対決で諏訪魔と激しい殴り合いを繰り広げ、その決着も見据えた。

 対する諏訪魔も天龍、テリーという大御所二人と対角線に立つことになり、興奮を隠せない。「また殴り合える場が用意されたのは凄くうれしく思います」と天龍との再激突実現を喜び、テリーとの初遭遇には「肌を合わせてみないとわからないことがあるんでね。自分の暴走スタイルをぶつけて、テリー・ファンクを体験したい」とキッパリ。「スタン・ハンセンのラリアットを場外で食らって紙テープにくるまってクルクルしてるのが俺の印象にある。だから俺もラリアットぶち込みてぇなと」と往年の名シーン再現を描いた。なお、この一戦は特別レフェリーとして和田京平レフェリーが裁く。詳細は以下の通り。

☆5/30(土)大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場『天龍プロジェクト27 Revolution FINAL TOUR in Osaka』16:00開場、17:00開始

▼タッグマッチ
太陽塔仮面
松山勘十郎
(1/30)
アレクサンダー大塚
ザ・グレート・カブキ

▼シングルマッチ
相島勇人
(1/30)


▼MIZUCHIルール スペシャルタッグマッチ
高岩竜一[守護者]
舞牙[MIZUCHI]
(1/30)
金本浩二[守護者]
河上隆一[MIZUCHI]

▼メインイベント
佐藤光留
青木篤志
諏訪魔
(1/60)
NOSAWA論外
テリー・ファンク
天龍源一郎
※特別レフェリー:和田京平

[既報カード]
▼タッグマッチ
三原一晃
ドラゴンJOKER
(1/30)
“brother"YASSHI
TARU

▼IJタッグ選手権試合
[挑戦者]
橋本和樹
土方隆司
(1/無)
ガメラス
空牙
[第18代王者]
※空牙&ガメラス2度目の防衛戦

【テリーのコメント】「今回の引退報道を聞いて、オレより先にリタイアするのかと、とても驚いたよ。昨年12月、雑誌の対談でテンルーに会った時、引退するなんて一言も言ってなかったんだから。ただ、こうしてテンルーのリタイアツアーに招いてもらって、とても光栄に思ってる。スモウレスラーのテンルーがグリーンボーイとしてアマリロにやって来たことを、昨日のことのように覚えているけど、タッグを組んだことがあるかどうか、正直あまり覚えてないな。だから今回の試合ではオレとお客が記憶に残るような試合をしようじゃないか。オレとテンルーのパンチ、ナックルでオールジャパンのボーイズどもをブチのめそう! そして試合後テンルーが、オレもまだまだ出来るな、と思い、引退を撤回するような試合をな!」

【佐藤のコメント】「やぁみんな!! 暴走集団エボリューションの速度超過番長・佐藤光留だよ!! でも一時停止は頑なに守る!! そんな佐藤君、1月の全日本で天龍さんとタッグながら対決!! その後、天龍さんが年内での引退を発表された時『あぁ、最後にグーパンチ食らえて良かったな』と完全にファンに戻って思っていましたよ!! が!! まさかまさかで、再び天龍さんと向かい合うチャンスがきたのであります!! おのれ天龍!! この時を待っていたぞ!! あの時のグーパンチのお返しに蹴り飛ばしてやるわ!! 天龍さんの胸板に蹴りをブチ込む佐藤君に『なんて酷い野郎だ!!』と言う皆様に言いたい!! どう考えても素手で顔を殴る方が普通じゃねぇだろと…。最も空気の読めない『佐藤光留が勝利』という結末でバッドエンドだ。いつまでも伝説に頑張ってもらうのは現役バリバリとして気分が悪いんで、昔、天龍さんが上の人を蹴飛ばしてたように、僕も遠慮なくいきます。じゃあまたね☆」