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7/2【DRAGON GATE】世代闘争は現世代組に凱歌 8・6後楽園でミレニアルズ、MAD BLANKEY、ジミーズが敗者解散マッチで激突 後楽園大会

 『THE GENERATION GATE』後楽園ホール大会が2日、行われ、現世代のB×Bハルク&鷹木信悟&戸澤陽組と新世代のT-Hawk&Eita&ビッグR清水組が激突。現世代組が接戦を制した。試合後、土井成樹が乱入して、T-Hawkと舌戦を展開。8・6後楽園でミレニアルズ、MAD BLANKEY、ジミーズの敗者解散イリミネーションマッチが行われることが電撃決定した。

 新世代ユニット・ミレニアルズをけん引するT-Hawkは現世代をごぼう抜きにすると宣言。これに端を発し、DRAGON GATEマットに世代闘争が勃発した。実績を積み重ねたT-Hawkは年間最大のビッグマッチである7・20神戸ワールド記念ホールでオープン・ザ・ドリームゲート王者の吉野正人に挑むことが決定。また、盟友・Eitaも同じく神戸で戸澤の保持するブレイブゲート王座に挑戦することになり、一気に世代間の戦いは過熱してきた。

 今大会ではユニットの枠を超えた「現世代vs新世代」の6人タッグマッチが実現した。現世代として、普段は反目しているDia.HEARTSのハルクとMONSTER EXPRESSの鷹木&戸澤が越境トリオを結成。対する新世代は、ミレニアルズのT-Hawk&Eitaと、ハルクと同じDia.HEARTSに所属するビッグR清水が合体。一夜限りのスペシャルマッチがメインイベントで行われた。

 試合前に7・20神戸の追加カードとして、ハルク&清水vs鷹木&田中将斗が発表に。6・3後楽園でも乱闘を繰り広げた鷹木と清水は互いを意識し合い、序盤から激しくぶつかり合う。何度も試合そっちのけで乱闘を繰り広げた。リング上でも鷹木と清水は肉弾戦を展開。エルボー合戦も五分に終わり、ラリアットは相打ちすること2回。互いにラリアットを一発ずつ打ち合うと、清水はショルダータックルをぶちかましたが、鷹木もバックドロップで放り投げて譲らなかった。

 同じく戸澤とEitaも熱い気持ちをぶつけ合う。顔面ドロップキックを突き刺したEitaだったが、戸澤はブレーンバスターをお見舞い。ハルクのミサイルキックをアシストに、バックドロップを決めた。

 20分を超す接戦となったが、最後は現世代の勝負強さが競り勝った。鷹木が清水にグーパンチ&逆水平を乱射すると、戸澤も雪崩式ブレーンバスターを決めて好アシスト。ハルクとのMONSTER EXPRESS流串刺し攻撃も決まる。押されてしまった清水は砲丸投げスラムを繰り出すも、単発で終わってしまい、試合を決するには至らず。反対に鷹木が田中将斗譲りの強烈なスライディングDで勝負に出た。

 ハルクがトペコンヒーロでT-Hawkたちを場外に足止めすると、鷹木は清水にパンピングボンバーをグサリ。張り手合戦をワンツーエルボーで弾き飛ばすと、それでも砲丸投げスラムを狙う清水にパンピングボンバーをまたしても叩き込むと、最後は反撃を仕掛けた清水の体をキャッチし、MADE IN JAPANでマットに突き刺して3カウントを奪い取った。

 試合後、鷹木は「誰がどうみても現世代の大勝利だ」と勝ち誇る。続けて、「清水よ。先月のホールで俺にケンカを売っておいてこのザマはなんだ。中途半端してんじゃねえぞ」と罵声を浴びせた。

 その舌鋒は新世代全体に飛び火。神戸決戦でメインに立つT-Hawkを「挑戦権を得ただけで時代を勝ち取ったつもりか、若造ども。メインの覚悟はできてるのか? あそこは半端ねえぞ。自信がないなら棄権したっていいぞ」とバッサリと斬り捨てた。

 新世代へ厳しい意見を投げかけたのは鷹木だけではない。その後、乱入した土井も「お前はメインのリングに上がれるのか? 緊張して、足がガクガクに震えて、オシッコちびるぞ」とこき下ろした。

 土井の挑発は止まらない。8・6後楽園の大会名が『SCANDAL GATE』であることに着目し、「なんか事件がないとおもろないやろ。おい、単刀直入に言うぞ。お前らミレニアルズはそこで解散しろ」と無理難題を押しつけた。激怒したT-HawkもMAD BLANKEYに解散を逆要求。リング上は大混乱に陥る。

 激しい挑発を受けた土井が売り言葉に買い言葉で解散マッチを了承するが、パートナーのYAMATOは「真っ先に解散しなきゃいけない賞味期限切れのユニットがあるじゃないか?」とジミーズの出場を要求。リングに飛び込んで苛立ちをあらわにした堀口元気H.A.Gee.Mee!!だったが、「確かにジミーズは弱いかもしれえねえけどな。一度も逃げたことはねえよ」と解散マッチを承諾した。

 これを受けて、八木隆行大会本部長は即断。8・6後楽園で敗者ユニット解散マッチが正式決定した。各ユニットから3人ずつ選出。解散が懸けられているということで通常の試合形式ではなく、3人とも敗北するまで終わらないイリミネーションマッチとなることも発表された。

 7・20神戸のメインイベントでドリームゲート王座に挑戦するという重責だけでなく、8・6後楽園ではユニット解散マッチまで決まり、かなり苦しい状況に追い込まれたT-Hawk。しかし、「これからDRAGON GETEの未来を繋ぐためにも、俺たちはここに居続けなきゃいけない。神戸ワールドで新しい扉を開いて、また後楽園に一段とレベルアップしてミレニアルズは帰ってきますんで、熱い声援をお願いします」と視線は前向き。この窮地を勝利で乗り越えて、新時代到来を宣言するつもりだ。

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