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12/3【DRAGON GATE】年内最後の聖地メインは“戸澤陽の宝探し"で抽選 異色の10人タッグマッチが電撃決定 後楽園大会

 『FANTASTIC GATE 2015』後楽園ホール大会が3日、開催され、メインイベント終了後に戸澤陽が登場。ちびっ子ファンによる“宝探し"で12・16後楽園大会のメインで行われる10人タッグマッチの対戦カードを決めることに。最終的に新井健一郎&谷嵜なおき&戸澤&しゃちほこBOY&吉野正人vsジミー・神田&土井成樹&エル・リンダマン&メタル・ウォリアー&スペル・シーサーという異色のカードが決定した。

 11月の後楽園大会ではジミーズとドン・フジイ&パンチ冨永が結成した限定ユニット・スモーズが鷹木信悟率いる狂戦士軍団・ヴェルセルクと全面対抗戦で激突。スモーズが接戦を制した。試合後、新世代とのユニット・OVER GENERATIONを立ち上げたCIMAとDia.HEARTSの望月成晃、無所属のドン・フジイが対ヴェルセルクで共闘を宣言。今大会のセミファイナルで若いパンチ冨永を加えた越境カルテットでヴェルセルクの土井&YAMATO&谷嵜&Kotoka組と対戦することになった。

 のっけから激しい場外乱闘で幕を開けると、その後も混戦が続く。越境軍はKotokaに照準。CIMA&フジイが息ピッタリにWショルダータックルを浴びせれば、望月は豪快なミドルキックで蹴り倒し、股間にカカト落としを叩き込んだ。越境軍が序盤戦の流れを掴む。

 だが、YAMATO&谷嵜がサイドバスター&地獄の断頭台を繰り出すと、一転して富永が攻め込まれる展開に。勢いを取り戻したヴェルセルクは入れ代わり立ち代わりで富永を蹂躙。場内が「パンチ」コールに包まれても、気にせず一方的に痛めつけた。

 一度はCIMAらベテラントリオが奮闘して流れを押し返すも、再び富永が捕まってしまう。谷嵜のリバースインプラント、土井のDOI555に被弾して大ピンチに。

 だが、バカタレスライディングキックを何とか避けると、CIMAらが助けに飛び込む。フジイのチョークスラム、CIMAのメテオラが連続して谷嵜にさく裂。富永はムーンサルトプレスで勝負に出た。

 これが無念の自爆。すかさずKotokaがダイビングフットスタンプをお見舞いすると、YAMATOは垂直落下式ブレーンバスターで追い討ち。富永の敗北は避けられぬと思われた。しかし、谷嵜のインプラント、カサノヴァを立て続けに切り返すと、飛び込んだ望月が三角蹴りを一撃。すかさず富永がPTキックで顔面を射貫き、谷嵜から殊勲の勝利を挙げた。

 富永の躍進などでユニット抗争がさらに激化しつつある最中、次回12・16後楽園のメインでは毎年恒例の抽選による10人タッグマッチが行われることに。昨年はこの抽選試合を機にCIMAやGammaらがMAD BLANKEYに加入するなど毎年波乱含みの戦いになっている。

 ここ数年は土井によるミラクル土井ダーツによって対戦カードが決定していたが、今回は土井が徹底拒否。そこで戸澤が颯爽と姿を現し、インディ・ジョーンズよろしく帽子を被り、「戸澤陽の宝探し」で今年は対戦カードを決めることになった。

 10人のちびっ子ファンをリングに招き入れ、12個のターンバックルに隠された封筒を探し出し、それによって対戦カードを決めるというもの。ちびっ子ファンは次々に宝を探し出し、その結果、新井&谷嵜&戸澤&しゃちほこ&吉野vs神田&土井&リンダマン&ウォリアー&シーサーという予想不可能の対戦カードが決定した。

 まさかのメンバーに土井は「なしなしなし! やり直しやろ? 戸澤陽の宝探し大失敗や!」と騒ぐも、拒否権は認められず。さらに、残る2つのターンバックルから選手を選んで、ダークマッチのカードを決めることになり、抽選の結果、今大会のメインイベントでドリームゲート王座に挑んだばかりのGammaとT-Hawkが第0試合で対戦することになった。

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