7/7【DRAGON GATE】J-CUP出場のEitaがブレイブ王者・サンタマリアに圧勝 ススム&カゲトラはツインゲート防衛&タッグリーグ制覇に自信 後楽園大会
『RAINBOW GATE 2016』後楽園ホール大会が7日、行われ、SUPER J-CUPにエントリーしているEitaがオープン・ザ・ブレイブゲート王者のヨースケ・サンタマリアから直接ギブアップを奪い、7・24神戸での王座奪取に自信を深めた。
夏のビッグマッチ7・24神戸で行われるオープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合「(王者)サンタマリアvsEita(挑戦者)」の前哨戦として、サンタマリアがフラミータと、Eitaがドラゴン・キッドとそれぞれタッグを組んで対戦した。
EitaはDRAGON GATE代表として『SUPER J-CUP』出場も控えており、神戸大会の直前となる7・20後楽園では1回戦で獣神サンダー・ライガーとの対戦が決定。二冠取りのチャンスに燃えている。
一方、サンタマリアはエル・リンダマンと急接近中。サンタマリアはTRIBE VANGUARD、リンダマンはOVER GENERATIONにそれぞれ所属しており、本来は敵対関係にあるが、前回の後楽園ではリンダマンがサンタマリアを、今大会の第2試合ではサンタマリアがリンダマンを、それぞれヴェルセルクの襲撃から救出。一気に距離を縮め、毎年恒例の『Summer Adventure Tag League』出場を決めている。しかし、Eitaとリンダマンは同じくOVER GENERATION所属だけに微妙なすきま風が漂っていた。
人間関係が複雑に絡み合う中での前哨戦。のっけからサンタマリアとEitaが先発する。強烈な顔面ドロップキックで先制したEitaは、サンタマリアのダイブ攻撃もドロップキックで迎撃すると、すぐさまトペコンヒーロで飛翔。先手を取った。
その後もEita組が試合を有利に進める。サンタマリアは変則的なオカマ殺法や豪快なジャンピングヒップアタックを放つが流れを押し戻せず。TRIBE VANGUARDに加入したばかりのフラミータが空中戦で反撃するも試合を決するには至らない。
最後もEitaが魅せた。サンタマリアはキッドの唇を奪ってどよめきを誘ったが、勝負に集中するEitaはその隙を突いて飛びかかり、巧みにグラウンドに引き込むと、Numero Unoで鮮やかにギブアップを奪い取った。
サンタマリアがギブアップを告げても、Eitaは離さずに絞め上げる。これに怒ったリンダマンは猛抗議。だが、Eitaは不快感をあらわにし、「先輩たちは笑っているかもしれないけど、俺は笑ってねえぞ。俺はヨースケとブレイブゲートが決まっている。リンダマン、邪魔するんじゃねえぞ」と激怒。2人の間に亀裂が入った。
サンタマリアも「Eitaちゃん、私のベルト、ブレイブゲートのベルト、取れるものなら取ってみなさいよ。だいたいね、なんでリンダマンなんかにヤキモチ焼いてるの? ああ! 嫉妬してるんでしょ!? 私はね、そんな安い女じゃないの! 覚悟しておきなさい」と挑発。はからずもサンタマリア、Eita、リンダマンは奇妙な三角関係に陥る形に。怒ったEitaは止めに入ったキッドを突き飛ばしてまでサンタマリアたちとにらみ合いを展開。今後に向けて禍根を残す結果となった。
また、第5試合には、7・24神戸で「望月成晃&藤原喜明vs船木誠勝&ドン・フジイ」のスペシャルタッグマッチに臨む望月とフジイがタッグを組んで登場。前ツインゲート王者・T-Hawk&ビッグR清水と激突した。
若い2人を相手にしても望月&フジイはアグレッシブなファイトを披露。時折、老獪なインサイドワークも織り交ぜ、場内を何度も沸かせる。清水の右腕に一点集中攻撃を敢行。終盤は逆襲にあって押し込まれたが、望月は藤原を意識した脇固めで清水の突進を止めると、最後はフジイが砲丸投げスラムを切り抜け、外道クラッチでクルリ。神戸大会に向けて互いに好調ぶりをアピールした。
同じく神戸決戦で土井成樹&“brother"YASSHIの挑戦を迎え撃つオープン・ザ・ツインゲート王者・ジミー・ススム&ジミー・カゲトラ組は第3試合に出場し、OVER GENERATIONのGamma&山村武寛組と対戦した。2人は随所で好連係を披露して試合をリード。山村が丸め込みを連発して粘りを見せたが、最後はススムがデスバレーボムからジャンボの勝ち!に繋げて快勝した。
試合後、マイクを持ったススムは「年1のビッグマッチで僕とカゲトラは絶対防衛したいと思います。期待してください」と宣言。さらに、カゲトラは「ワールドで防衛して、ツインゲート王者としてタッグリーグにエントリーし、ジミーズとして3連覇を目指します」と夏恒例の『Summer Adventure Tag League』制覇も視野に入れた。
