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7/29【FMW】強行出場の大仁田が爆破地獄から生還果たし、8月2日に右腕手術へ 水戸大会

 右腕を骨折しながらも、強行出場した大仁田厚が、無事爆破地獄から生還を果たした。

 超花火7・24エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場での船木誠勝との爆破王選手権戦で右上腕部(右尺骨遠位端)を骨折し、全治3カ月の重傷を負った大仁田が選択したのは、欠場ではなく、強行出場だった。

 ケガを負ってから5日目となる7月29日、大仁田は超戦闘プロレスFMWの茨城・水戸市民体育館サブアリーナ大会に参戦。同団体では初開催となった電流爆破デンジャラス鬼棒8人タッグデスマッチで、保坂秀樹、リッキー・フジ、HASEGAWAと組み、W★INGモンスター軍の雷神矢口&橋本友彦&バッファロー&ワイルド・ベアーと対戦。大仁田は試合前、3本の痛み止めの注射を打ち、右腕をギブスで固定して出陣した。

 試合序盤、鬼棒を手にした矢口が大仁田を殴ろうとするも、大仁田が交わし、鬼棒がトップロープに当たり、矢口が自爆。それでも、めげない矢口は電流爆破バットで大仁田を一撃。のたうち回る大仁田だったが、パートナーの保坂らが獅子奮迅の活躍を見せ、大仁田を援護。最後は保坂とHASEGAWAが捕らえたベアーめがけて、大仁田が爆破バットを叩き込んで3カウントを奪った。

 一度は爆破地獄に墜ちた大仁田だが、自軍メンバーのサポートを受け、なんとか生還を果たした。幸い、患部の悪化は免れたもよう。大仁田は「茨城、水戸のファンが待ってる以上、休むことはできなかった。今日はみんなが助けてくれたおかげで勝てた。右腕に力が入らず、爆破バットは左手1本で振り抜いた。皆さんにご心配、ご迷惑をかけていますが、必ず、このピンチを乗り越えます」と自身に言い聞かせた。

 この後、大仁田は8月1日に都内の病院に入院し、2日にプレートを埋め込む手術(観血的整復内固定術)を受ける。無事手術が成功すれば、担当医の反対を押し切って、3日に強行退院し、その足でZERO1の東京・浜松町ビルディングでのイベント試合に参戦する。

 8・26ディファ有明でのファイヤープロレス旗揚げ戦を前に、大ピンチに陥った大仁田だが、不屈の精神力で、手負いでの闘いを続ける。

プロ格 情報局