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8/7【FMW】大仁田が脳腫瘍で闘病中のRayに熱いエール Rayエイド板橋大会

 悪性脳腫瘍のため、闘病中のRayを応援する大会『FMW presents Rayエイド』が7日、東京・板橋区立グリーンホールで開催された。

 Rayは昨年12・22後楽園での浜田文子戦で脳震とうを起こし、同25日に都内の病院でMRI検査を受けたところ、左頭部の視床に脳腫瘍があることが判明。今年1月21日、腫瘍が良性か悪性かを鑑別するため、生検手術を受けた結果、2月上旬に腫瘍が「悪性」であることがわかった。

 3月中旬より入院し、抗がん剤、放射線治療を受けたが、水頭症を併発していることが明らかになり、5月6日に手術した。同14日に退院し、現在は通院で治療に取り組んでいる状況。

 6・21後楽園以来、約1カ月半ぶりにファンの前に姿を見せたRayはこの日、トークショーを行い、腫瘍が小さくなっていることを報告。Rayは「皆さんの前に立つことを思い浮かべて、治療を続けていきます。必ず復帰しますので、待っていてください」と気丈に語った。

 メインイベントでは、今大会の発案者である大仁田厚がパンディータと初タッグを結成し、雷神矢口&ザ・ショッカー1号と対戦。あいにく会場側の規定で、イスや机の使用、毒霧、水まき、水吹きなどが禁止とあって、大仁田は全日本プロレス仕込みのテクニックで対応。ダブルアームスープレックス、DDO、コブラツイストなどを繰り出し、矢口組を追い込んだが、矢口組のセコンドに就いていたザ・ショッカー2号がムーンサルトプレスをパンディータに見舞い、そのまま1号と2号が押さえ込んで、矢口組が勝利した。

 試合後、Rayをリングに招き入れた大仁田は「Ray! 早く病気を克服して戻ってきてほしい」とエールを送り、大会を締めくくった。

 大仁田は右腕の右尺骨遠位端骨折のため、8月2日に全身麻酔で手術(観血的整復内固定術)を受け、プレートを6本のボルトで止めたばかりだが、手術後、早くも2試合目となった。控え室に戻った大仁田は「ひとりでも俺の試合を楽しみにしてるファンがいるかぎり、欠場するわけにはいきません。驚異的に治っているような気がする、医者には全治3カ月といわれたけど、あと10日で治るような気がします。人が摂取する10倍のカルシウムを摂ってるんで。8・11博多、8・12熊本では電流爆破デスマッチも控えてるし、早く治るようにがんばります」とコメント。今後も満足に右腕が使えないハンディを抱えたまま、強行出場を続ける覚悟だ。

 JWP提供試合では、Rayと「ボラドーラスL×R」を結成しているタッグパートナーのLeonが、Rayと故ハヤブサさんをほうふつさせる「FMW仕様」の新コスチュームで登場。キャプチュードバスターでライディーン鋼を仕留めた。異種格闘技3WAYマッチは、“70歳のキックボクサー"上田勝次がザ・シューター、HASEGAWAの関節技に苦しみながらも、右ストレートで、シューターをKO。デビュー戦を闘ったショッカー2号はアクロバチックな動きでリッキー・フジを幻惑したが、チキンウイング・フェースロックでギブアップ負け。歌手・宇野美香子さんが第2試合の前に国家を独唱。Rayトークショーの前には、持ち歌で会場を大いに盛り上げた。

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