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9/12【ファイヤープロレス】青柳が「魔世軍」結成を宣言、大仁田に9・19名古屋での対戦を要求

 誠心会館館長・青柳政司がかつてのライバル・大仁田厚に宣戦布告した。

 青柳は昨年5月、バイク事故で右足のヒザから下を34カ所、粉砕骨折した。金属プレートを埋め込む手術を受け、医師から「もう蹴ることはできない」と宣告され、ノアの同年10・4名古屋大会で引退セレモニーを行った。

 その後、さらなる悲劇が青柳を襲った。金属プレートが合わず、同10月に右足が化膿し、同11月に再手術を受けた。入院生活は4カ月にも及び、一時は自力歩行もままならなくなる可能性もあった。しかし、不屈の闘志で治療と向き合った青柳の右足は奇跡的な回復を見せ、今年2月に退院。現在では痺れこそ残っているものの、杖なしで歩くこともできるようになった。

 体調が回復するに従い、青柳は大仁田への熱い思いが沸き上がってきた。昨年12月、入院中に大仁田の見舞いを受けた青柳は「引退セレモニーはしたけど、もう1度、大仁田を蹴りたい」との思いを吐露。それを胸につらいリハビリに耐えてきたのだ。

 プロレス界への復帰を決めた青柳は、新軍団「魔世軍」を結成。自ら総裁として、軍団の統制にあたる。すでに素顔で実績がある4選手を確保し、マスクマンとしてファイトさせるほか、そのネットワークを生かして、大物選手の獲得にも乗り出す意向だ。

 青柳がターゲットとするのは、まず8・26有明で旗揚げしたばかりのファイヤープロレスだ。同団体の制圧に成功すれば、今後は全団体にケンカを売っていくという。

 決戦の舞台として青柳が指定したのはファイヤープロレス9・19名古屋大会だ。12日、青柳は「プロレス界での今の俺があるのは、ある意味、大仁田のおかげでもある。途中でいなくなったこともあるけど、30年近くプロレス界を引っ張ってきた大仁田には敬意を表する。その意味で、大仁田は日本の最強のプロレスラー。だからこそ、俺は『魔世軍』を引き連れて、大仁田に牙をむく。それが、俺なりのプロレス界、大仁田への恩返しだ! これからは俺たち『魔世軍』がプロレス界を引っ張っていく。大仁田、覚悟しとけ! 寝る間がないほど追いかけてやるから。まずは9・19名古屋でカードを組め!」と声明を出した。

 すべてがナゾに包まれた「魔世軍」がベールを脱ぐのが、9・19名古屋大会になるのか? 青柳の要求に対し、大仁田がどうアンサーを出すのか注目が集まる。

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