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10/10【大仁田興行】藤田和之登場、カシンと爆破バット攻撃 ごう沈・大仁田は引退試合での雪辱を宣言

 大仁田厚が10・31後楽園での引退試合の対戦相手に指名した“闘魂伝承者"藤田和之から爆破攻撃を受け、引退試合での雪辱を宣言した。

 22日後に引退試合を控えた大仁田は、10月9日、東京・お台場野外特設会場大会を開催。メインイベントは、“最後"のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ(4面爆破)となり、電流爆破バットがプラスされた究極のデスマッチが敢行された。

 当初、邪道軍VS米CZW&東京愚連隊連合軍の一戦が組まれていたが、藤田の代理人である“はぐれIGF軍"のケンドー・カシンから参戦要求があり、大仁田は史上初の電流爆破ダブルヘッダーに臨むことになった。

 ダブルメインイベント第1試合で、大仁田は雷神矢口、保坂秀樹、佐瀬昌宏、HASEGAWAを率いて、マット・トレモント、DJハイド、チェーンソー・トニー、NOSAWA論外、FUJITA(藤田ミノル)と10人タッグで対戦。
 大仁田はいきなり論外から有刺鉄線に押されて被爆。さらに、論外から爆破バットを叩き込まれて窮地に陥った。しかし、息を吹き返した大仁田はトレモントに毒霧を噴射し、体当たりをぶちかまして、トレモントが被爆。そして、大仁田と佐瀬がトニーを有刺鉄線に投げて被爆。虫の息となったトニーに、大仁田がイス攻撃をくわえると、間髪入れず、佐瀬が爆破バットで一撃して、邪道軍が勝利した。

 ダブルメインイベント第2試合は、休憩をはさまずに行われた。事前の発表では、大仁田&X&XVSカシン&X&Xとされていたが、邪道軍は大仁田のほか、矢口、保坂が残った。はぐれIGF軍には、論外、FUJITAが残り、カシンが入場したが、大仁田が来場を呼び掛けていた藤田の姿は見られず。レフェリーが試合開始のゴングを要請すると、携帯電話を取りだしたカシンが、何者かに電話をかけた。すると、入場テーマ曲とともに、藤田が私服姿で登場。FUJITAと入れ替わる形で、6人タッグマッチが開戦した。

 まずは、論外が爆破バットで矢口と保坂をまとめてぶっ叩くと、二人はグロッキー状態。そこに、藤田とカシンが孤立した大仁田を有刺鉄線に振って爆破。続けて、藤田とカシンが爆破バットを手にすると、大仁田をサンドイッチのような形で爆破。半失神となった大仁田を論外がカバーし、3カウントを奪取。大仁田は藤田の眼前でフォール負けを喫した。

 試合後、藤田はノーコメントで用意してあった車に乗り込み、早々に会場を後にした。カシンは「アレは(藤田じゃなく)澤田(敦士)だよ。引退試合は今日で終わったんじゃない。10・31は必要ない」と煙に巻いた。

 この日、2試合で4度被爆し、大きなダメージを負った大仁田は「藤田、オマエは爆破バットを握った瞬間、オレの世界に入ってきた。ということは覚悟を決めてきた。その覚悟を身をもって受けてやる。原点である後楽園ホールで、オレのルールで、オレの土俵で、“野獣"よ、上がってこい。ここで講釈垂れんなよ。カシン、論外、オマエらもだ。オレのルールで、オレの生き様で、後楽園でできるかぎりのルールで、オマエたちを迎える。借りたものは絶対に返す。オレは弱い人間だ。だけど意地だけは絶対負けん」と、引退試合でのリベンジを誓った。

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