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4/4【川田プロデュース興行】「越中&藤原&本田vs潮崎&清宮&樋口」など全6試合、川田は丸藤とトークショー 4・26新木場大会『HOLY WAR〜序章〜』全カード決定

 川田利明が4日、東京・成城の麺ジャラスKで会見し、自身のプロデュース興行となる4・26新木場大会『HOLY WAR〜序章〜』の全カードを発表。メインイベントの「越中詩郎&藤原喜明&本田多聞vs潮崎豪&清宮海斗&樋口和貞」など全6試合が決まった。川田はノア・丸藤正道との「俺のトークショー」(30分1本勝負)に登場することになった。

 川田が初の興行プロデュースを手がける4・26新木場大会のラインナップがこの日、出揃った。メインイベントは越中&藤原&本田のベテラントリオと、潮崎&清宮&樋口のトリオが激突する6人タッグマッチ。川田プロデューサーが描く“ベテランの選手と若い選手が当たったらどうなるか"とのコンセプト通りのカードが組まれた。「越中、藤原、本田というのは誰でも知ってると思うんで、昔の選手って言ったら失礼なぐらい今でも十分、越中さん、藤原さんはリングに上がって活躍してますし、そこに本田選手も二つ返事で出てくれる。潮崎も僕はリングで対戦したこともありますし、この清宮、樋口って選手は僕はよく知らないんですけど、若い、勢いのある選手だと思ってるんで、そういう人がベテランの3人と交わった時にどういう反応を起こすのかというのも一番みてみたい」と期待。全カードが並んで「コンセプトにピッタリ合ってるかわかりませんが、短い期間で精一杯のカードだと思います。本当ならもっと明確にベテランと若い人を分けたいところですけど、この短い時間の中でこれだけの人が声をかけて集まってくれたのは満足」と安堵感をのぞかせながら話した。

 川田は当日、ノア・丸藤とのトークショーに登場することになった。「僕ができるのはそれぐらいしかないんで。結構、しゃべらないキャラを演じてきた時期が長かったんで、今はもういいかなって」というのが理由。丸藤とは全日本で同じ釜の飯を食ったが、当時、川田は三沢光晴さん(故人)と敵対。その三沢さんの付き人を務めていた丸藤との接点は皆無に等しかったといい、「そういう面ではたぶん嫌だったろうなという意味もあって、リングの上でそういう昔のことを話してみたい」と当時の心境を確かめる構えをみせた。

 当日は和田京平、西永秀一、吉野恵悟の3人がレフェリングを務め、木原文人リングアナウンサーがコールを担当。全日本色の濃い顔触れが集まることになる。全ラインナップが出揃い、4・26新木場から川田による“俺の興行"がいよいよ始まる。

☆4/26(木)東京・新木場1stRING『川田利明プロデュース興行「HOLY WAR〜序章〜」』18:00開場、19:00開始

◇第1試合◇
宮脇純太
(1/15)
日高郁人

◇第2試合◇
くいしんぼう仮面
バッファロー
(1/20)
がばいじいちゃん
井上雅央

◇第3試合◇
▼俺のトークショー
丸藤正道
(1/30)
川田利明

◇第4試合◇
宮本裕向
木高イサミ
(1/30)
平田智也
葛西純

◇第5試合◇
松本崇寿
鈴木秀樹
(1/45)
田中稔
長井満也

◇第6試合◇
樋口和貞
清宮海斗
潮崎豪
(1/60)
本田多聞
藤原喜明
越中詩郎


【会見の模様】
▼川田「今回、ベテランの選手と今頑張ってる若い選手を当てたらどういうふうになるのかをコンセプトにして、短い期間で組んだカードなので満足いくものかわからないですけど、これだけの選手が集まってくれたのは凄くうれしいことで。コンセプトにピッタリ合ってるかどうかわからないですけど、短い期間では精一杯のカードだと思います。その中で最初を飾ってくれるオープニングマッチは日高郁人vs宮脇純太。日高選手というのは僕も仕事で何回か一緒になってるんで、凄いベテランでテクニックもそういうプロレスのいろんなノウハウを知り尽くしてる選手だと思ってますし、対する宮脇純太選手というのは、まだデビューしたばかりらしいんですけど、キャラ的には大食いキャラらしいので。昔のレスラーのそういう豪快さみたいのが今の若いレスラーには欠けてるというか。その分、リングで小さくても見栄えのいい体を作るという時代なんで、そういう中で昔のレスラーのような豪快な大食いぶりを発揮してるらしいんで、いろんな面で未来があるというか、期待ができる選手だと思ってます。そういう二人が対戦することになりました。第2試合が井上雅央&がばいじいちゃんvsバッファロー&くいしんぼう仮面。僕はそこまで詳しくないんでよくわからないですけど、名前からして昔の全日本でいったら息抜き的カードに匹敵するかなという感じで。名前がキャラ的な要素を持ってますし、井上雅央というのは名前からしてキャラ的な要素はないけど、昔から通風キャラなんで。そういう面ではちょっとバラエティー的な息抜きの試合になるかなと思います。第3試合目がトークになるんですけど、自分と丸藤正道。丸藤選手は全日本時代に一緒の時期はあったんですけど、ほとんど話したことがない、ゼロに近いですね。長い間いたんですけど、彼は三沢さんの付き人に徹してたんで。全く本当に話したことがないに等しいぐらいしゃべったことないです。そういう面ではたぶん嫌だったろうなという意味もあって、リングの上でそういう昔のことを話してみたいなって思ってます。第4試合目が葛西純&平田智也vs木高イサミ&宮本裕向。これは休憩明けの試合になると思うんですけど、このへんは結構コンセプトとちょっとは合ってない部分もあるんですけど、葛西選手とかは結構古い選手なんで、その中に若い中に加わってどういうふうな試合になるのかなと。結構デスマッチ色が強い選手たちがまたこのリングでどういう試合をやってくれるのかなというのを期待してます。第5試合がセミファイナルになるんですけど、長井満也&田中稔vs鈴木秀樹&松本崇寿。長井選手と田中選手は結構ベテランの部類に入るんで。長井選手というのは全日本時代に全くそういうプロレスというものを知らなかった長井選手にいろいろ僕が教えられることはちょっと教えたつもりでいますし、前回ノアの大会を見た時、田中稔選手は技の流れがホントにベテラン的な上手な面を持ってるなって。あの試合を見に行って一番感じたのがそこだったんで僕は。ここに出てもらいたいなと思いまして。今の若い選手は凄い見習うところがあるんで、勉強してもらいたいなと。あと対戦する二人もそういうところを勉強してもらいたいなというカードですね。最後のメインイベントになるんですけど、越中詩郎&藤原喜明&本田多聞vs潮崎豪&清宮海翔&樋口和貞。越中、藤原、本田というのは誰でも知ってると思うんで、昔の選手って言ったら失礼なぐらい今でも十分、越中さん、藤原さんはリングに上がって活躍してますし、そこに本田選手も二つ返事で出てくれるということで、そこは凄くうれしかったですね。潮崎も僕はリングで対戦したこともありますし、この清宮、樋口って選手は僕はよく知らないんですけど、若い、勢いのある選手だと思ってるんで、そういう人がベテランの3人と交わった時にどういう反応を起こすのかというのも一番みてみたい。言葉が違うかもしれないんだけど、リングの上での化学反応的なものがそこで起きたらなっていうのが楽しみです。これが6つ。全部のカードです」

――初のプロデュース興行が決まってから反響はあった?

▼川田「そうですね。たぶんこういうような似たような興行っていうか、たくさん数え切れないぐらいあると思うんですけど、ベテランの選手と若い選手が当たったらというコンセプトだけは明確にしたいと思ってますし、まずそういうところにベテランの名前を知ってるそういうお客さんと今若い選手に食いついてるお客さんが両方来てくれたらなというのがあるんで。そういうのがあるんで、どうなの?って問い合わせの反応は多少ありますね」

――丸藤とのトークショー

▼川田「丸藤は一回ノアの大会で当たったことあるんですけど、試合に関しては前もいったように三沢さん的要素を持ってる選手棚と言うのがありましたし、今回のトークショーは全く全日本時代にあれだけ丸藤も全日本で試合に上がってたんだけど、その中で俺はあまりプライベートで話したことが全くないんで。丸藤は三沢さんにずっとついてたから。三沢さんの敵側にいってからはほとんど三沢さんと僕が交わることがプライベートでもなかったんで。リングで上で戦う者同士がプライベートでもずっと一緒にいるというのはリングで遠慮しちゃったりするんで、それは避けたいと思って僕は対戦するようになってから三沢さんと距離を置いてたんで。そういう距離を置いたところに丸藤がいたんで、丸藤と全く触れ合うことがなかったんで、その時、どういうふうに思ってたのか、僕もいろいろ思ってたことをリングで話したいなと」

――この時期、丸藤は全日本のチャンピオン・カーニバルに出場中だが出るに当たってどんな期待を?

▼川田「チャンピオン・カーニバルというのはプロレスやってた中で一番きついシリーズでしたね。いかにケガしないように最後まで力を発揮できるか。最強タッグもきついんですけど、最強タッグの場合はパートナーがいたんで。チャンピオン・カーニバルはずっと一人きりで戦っていかなきゃいけないんで」

――全カードが決まって満足度は?

▼川田「本当ならもっと明確にベテランと若い人を分けたいところですけど、この短い時間の中でこれだけの人が声をかけたところに集まってくれたのはこれで満足だと思います」

――本田選手とは話した?

▼川田「まだしてません。話はしてないんですけど、気持ちよく出てくれると言ったというんで。年齢は僕と一緒ですから。越中さん、藤原さんに関してはもっともっと上の人が頑張ってるんで」

――小橋氏もプロデュース興行を行っているが意識する?

▼川田「別にそれはないですけど、コンセプトが違うんで。仮に同じ選手が出てたとしても大会内容のコンセプトがぜんぜん違うんで、それは全く別物として考えてます」

――トークショーは今後、恒例化していく?

▼川田「そうですね。僕ができるのはそれぐらいしかないんで。結構、しゃべらないキャラを演じてきた時期が長かったんで、もう今はいいかなっていう」

――今後の人選は川田さんにゆかりにある選手になる?

▼川田「そこには限らないと思います。相手側の意見もあるんで、相手側が出てくれるって言わないと難しいと思うんで。特に今の若いレスラーとベテランレスラーがたぶんリングの上で交わるのは気持ち的には拒否反応起こしちゃうんで。あとレフェリーが和田京平さんが出てくれることになりました。全日本のにおいが強い。あとは西永秀一レフェリー、吉野恵悟レフェリーも。小さな大会というとアレですけど3人もレフェリーが集まってくれたのは心強いですね。リングアナは木原アナがやってくれることになりました。短い期間でこれだけの選手が集まってくれたんで、本当に感謝してますし、いろんな他の団体の全日本とかノアとか他いろいろインディーの団体がいくつか集まってくれましたんで、それは凄い感謝してます。それはありがたく思ってます」

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