7/10【長州プロデュース興行】鷹木と火花 丸藤「次はもっとガッチリ」、芦野も鷹木との再戦熱望

☆『POWER HALL 2018〜Battle of another dimension〜』
東京・後楽園ホール(2018年7月10日)
○芦野祥太郎&藤波辰爾&丸藤正道vs鷹木信悟&清宮海斗&土肥孝司×

　丸藤が鷹木と火花を散らし、「次はもっとガッチリやりたい」と希望。鷹木と初対決となった芦野は再戦を熱望した。

　セミファイナルに組まれたのは豪華6人タッグマッチ。長州の永遠のライバル・藤波がノア・丸藤、W-1・芦野とトリオを結成。ドラゲー・鷹木、W-1・土肥、ノア・清宮のトリオが激突した。前回の1・14後楽園大会でタッグを組んだ丸藤と鷹木(田中将斗&マサ北宮に勝利)が対戦。二人は全日本のチャンピオン・カーニバルでの決勝対決を誓い合ったものの実現せず。タッグ対決が長州プロデュース興行のリングで実現することになった。

　試合前から鷹木とにらみ合うなど意識した丸藤はまず土肥と向き合い、逆水平を真っ向から打ち合う。土肥がショルダータックルでなぎ倒せば、丸藤はカウンターのドロップキックで反撃。譲らない土肥もボディスラムで叩きつけた。

　鷹木にタッチが渡ると、丸藤は芦野にタッチを渡してすかす心理戦に出る。タックル合戦を制した鷹木に対し、芦野はアンクルロックの構え。阻止されてもエルボースマッシュを打ち込んだ。

　そして今度は藤波と清宮の顔合わせに。ドラゴンコールの中、藤波はグラウンドヘッドロックで老かいに絞め上げる。負けじと清宮もヘッドロックで絞め上げ、ショルダータックルでなぎ倒すと、エルボードロップを投下したが、藤波は張り手一発でねじ伏せた。

　ここから清宮が藤波組に捕まる展開となったが、清宮が劣勢を打開すると、丸藤と鷹木の顔合わせが実現だ。側転で翻ろうしてのドロップキックを丸藤が見舞えば、鷹木は逆水平で応戦。丸藤も逆水平でやり返して激しい打ち合いに突入すると、鷹木がダブルチョップで押し込んだ。丸藤が時間差ロープワークに出てもデスバレーボムで返り討ちに。丸藤もMADE IN JAPANを阻止し、ハイキック、掌底連打、スピンキックの連続攻撃をお見舞い。死角からのトラースキック、カウンターのトラースキックの波状攻撃を浴びせたが、鷹木もパンピングボンバーで徹底抗戦した。

　その後、藤波がドラゴンスクリューで相手3人を一刀両断。鷹木をドラゴンスリーパーで絞め上げたが、料理するには至らず。それでも混戦模様の中、芦野が鷹木のパンピングボンバーを土肥に誤爆させると、最後はアンクルロックで土肥をギブアップさせた。

　丸藤と鷹木の戦いは何とも刺激的で、続きが期待されるものだった。長州プロデュース興行への継続参戦を宣言した鷹木に対し、丸藤は「また相対する次はもっとガッチリやろう」と呼びかけた。

　また、芦野も試合後、鷹木と対峙し、人差し指を立てて再戦をアピール。「鷹木信悟と初絡みが新鮮で凄く面白くて、次はWRESTLE-1のリングでもやりたいと思うし、次回POWER HALLも出たい」と舞台を問わず続きを熱望していた。

【試合後の藤波&丸藤&芦野】
▼藤波「もうこれだけトップどころが集まればね、自ずと元気を取り戻したみたいなね、イキイキするね。(丸藤に向かって)またもう一回、シングルやりたくなるような」

▼丸藤「お願いします。またぜひ」

▼芦野「鷹木信悟と初絡みが新鮮で凄く面白くて、次はWRESTLE-1のリングでもやりたいと思うし、次回POWER HALLも出たいと思います」

▼丸藤「藤波さんはもちろんなんだけど、芦野選手は俺は新宿の某所でしか会ったことがないけど、やっぱり基本的に素晴らしい選手だと思うし、今日組んでもよし、おそらく戦ってもよし。このリングにはいつもそういう選手があふれ返ってる。鷹木信悟、さっきチョロっと聞こえたけど、DRAGON GATEで嫌われ、プロレス界全体で嫌われ…そうか、じゃあ俺も嫌いだ。だからまた相対する次はもっとガッチリやろう。藤波さん、ありがとうございました」

▼芦野「ありがとうございました」

【試合後の鷹木、清宮】
▼鷹木「どういうことだよ? 初めて組んだらミスあるに決まってんだろ。お前もそう思ってんだろ? なぁ、清宮?」

▼清宮「あんな奴とできるか。(鷹木に向かって)一緒にできねぇよ(と控室へ)」

▼鷹木「何だよ、俺のこと嫌ってんのか? DRAGON GATEだけじゃなくて、全団体から嫌われてんのか? ふざけんなよ。次も出るからな、次も。その次も。そんなに俺のこと嫌いだったらな、お前らが出なきゃいいんだ」