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8/8【上州プロレス】茂木正淑が8・7館林でラストマッチ、ライガーが引退セレモニーにサプライズ登場

 獣神サンダー・ライガーが上州プロレス8・7館林七夕まつり大会で行われた茂木正淑引退セレモニーにサプライズ登場。27年間のリング生活を終えた茂木と笑顔で抱擁をかわし、ねぎらいのメッセージを戦友に送った。

 茂木は1991年8月7日の世界格闘技連合W★ING旗揚げ戦でリングデビュー。オリジナルのロコモーション(起き上がりこぼし式)・ジャーマンスープレックスを主武器にジュニア戦線で活躍し、SPWF移籍後の94年4月16日にはライガーの呼びかけで実現した第1回『SUPER J-CUP』トーナメント(両国国技館)に出場。レッスル夢ファクトリー時代の96年8月には、NWA世界ジュニア王者として8冠統一トーナメントに参加。ライガーとは97年3月20日(名古屋・愛知県体育館=ジュニア8冠戦)と同年7月27日(群馬・太田市民体育館=夢ファク主催)にシングル対決。いずれも茂木が敗れたが、その2戦をライガーは「プロレス人生の財産」と振り返った。

 『たてばやし七夕まつり』の名物として今年で15回目を迎えたプロレス大会をラストマッチの舞台と定めた茂木は、直系の後輩であるKAMIKAZE&GENTAROをパートナーに夢ファクマットで抗争を繰り広げた悪夢軍団(死神&怨霊&加藤茂郎)と激突。激しい降雨がピークとなった中、地元の雄・茂木が得意のフィッシャーマンバスターで有終の勝利を飾った。

 そして、直後の引退記念セレモニーにライガーが予告なしに登場。このサプライズ演出を事前に聞かされていなかった茂木も己の目を疑ったというが、スーツ姿で花束を持参して駆けつけたマスクマンが正真正銘のライガーとわかると粋な計らいに感激しきり。思わぬ再会に満面の笑みを浮かべ、目標であったライガーに功績をたたえられると、七夕プロレス大会の継続を後進に託して静かにリングを去った。

プロ格 情報局