プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/6【DRAGON GATE】ドラゴン・ダイヤがデビューも神田に完敗 因縁のU-Tとシュンは一騎打ちへ

 『THE GATE OF EVOLUTION』後楽園ホール大会が6日、行われ、新たなマスクマン、ドラゴン・ダイヤがデビュー。ポテンシャルの高さを垣間見せたものの、神田裕之に完敗を喫した。

 ドラゴン・キッドが1年半かけて育てたドラゴン・ダイヤがデビュー。師匠のキッドと組み、第4試合でREDのEita&神田組と対戦した。

 ピンクのマスクを被って登場したダイヤだが、序盤はREDの集中攻撃を浴びる苦しい展開に。REDはサミングや場外でのイス攻撃など反則攻撃を駆使。上手く対応できずに後手に回ったダイヤはEitaに逆水平やエルボーでメッタ打ちにされた。それでもコルバタからのアームホイップで何とか逆転。キッドとともに同時ケブラーダや同時619など連係攻撃を披露すると、その場飛びシューティングスタープレスも華麗に決まった。

 しかし、再びコルバタを狙ったところを神田に読まれてサイドバスターで切り返されてしまう。すかさずEitaが垂直落下式ブレーンバスターを見舞えば、神田は得意のダイビングエルボードロップで続く。客席から「ダイヤ」コールが発生すると、反撃を試みようとロープに飛んだダイヤだったが、Eitaが場外からボックス攻撃を見舞って阻止。最後は神田の琉's(旋回式FFF)を食らい、ごう沈した。

 ダイヤのデビュー戦はほろ苦い結果に。Eitaは「おい、後楽園。当然の結果だよな!」と余裕タップリに宣言。「ドラゴン・キッド。所詮お前が育てたヤツはこんなもんだ。おい、ピンクのダサいマスク。お前はドラゴン・キッドに何を学んだんだ? まだ何も学んでいないようだな。俺はよ、このドラゴン・キッドと一緒にいて1つ学んだことがあるんだよ。ドラゴン・キッドみたいに偽善者になるなってことだよ!」とキッドどダイヤを糾弾し、「DRAGON GATEで上にあがりたいんだったら、今すぐこの緑のオッサンと離れたほうがいいぞ」と皮肉交じりでアドバイスした。

 Eitaにいいように言われて肩を落としたダイヤだったが、キッドは「結果は負けでした。だけど、これが今のドラゴン・ダイヤです。これから先、彼がどのように成長していくか、皆さん暖かく見守ってください。そして、もっともっと応援してもらえるようにダイヤは頑張るんで、皆さん応援よろしくお願いします」と愛弟子を激励した。

 第3試合では因縁のU-Tとシュン・スカイウォーカーが激突した。U-Tは5〜7月の後楽園大会で後輩のシュンに屈辱的な3連敗を喫したが、その後、ジャベを武器にしたスタイルを確立して復調。勢いを取り戻したU-Tは10・2後楽園で「望月道場、そんなユニットいらない」と宣戦布告。今宵はU-TがKagetora&ヨースケ・サンタマリアと組み、望月道場のシュン&ワタナベヒョウ&吉岡勇紀組と対戦した。

 序盤から望月道場の面々がU-Tに集中砲火を浴びせる。気持ちで引かなかったU-Tは自力でピンチを脱すると、豪快なトペスイシーダをお見舞いした。ならばと望月道場も再び反攻。ヒョウのハワイアンスマッシャー、シュンの変型ダブルアームスープレックス、吉岡のダイビングボディプレス、バックドロップ式フェイスクラッシャーが立て続けにさく裂する。しかし、これを耐えきったU-Tは飛びつき式のビエンジャベで吉岡から鮮やかに逆転勝利をあげた。

 試合後、U-Tとシュンは激しい舌戦を展開した。シュンは「お前、今日の狙いは俺じゃなかったのか? 1ヵ月前はヒョウから取って、今月は吉岡から。下から順番にとか余裕こいてんじゃねえぞ」と詰め寄る。負けじとU-Tは望月から何度もチャンスをもらっているシュンを批判。「俺は後輩に追い抜かれて試合がない時もあった。TRIBE VANGUARDに入ってからも苦労はあった。そして、腕を骨折して長期欠場をした時もあった。俺はどん底を経験している。だから意地でもお前に負けるわけにはいかないんだ!」と絶叫した。

 2人の言い合いを見守っていた望月は、「ゴチャゴチャ言わねえで、シングルマッチやればいいじゃねえか」と提案。12月の後楽園大会での一騎打ちが決定的に。U-Tが「お前といつでもやってやるよ。俺はお前に勝って、必ず上に行くから」とアピールすれば、シュンも「U-Tは間違いなく俺より下だと思っています」と言い返し、乱闘寸前となった。

 そんな望月道場に新メンバーが加わった。第2試合で、今年の7月にデビューしたばかりの箕浦康太が望月と対戦。ゴング前に強烈なビンタをぶち込んで大先輩をぐらつかせた箕浦は、その後も気迫全開で猛攻に出た。それを全て受け止めた望月はお返しのビンタで新人の動きを決めると、ミドルキックで蹴りまくり、最後は真・最強ハイキックで完勝。それでも気持ちを見せた箕浦に「望月さん、僕を望月道場に入れてください」と懇願されると、望月道場のTシャツを手渡して加入を認めた。

プロ格 情報局