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12/4【DRAGON GATE】毎年恒例・土井ダーツで12・18後楽園の10人タッグ戦が決定 八木本部長が「重大発表」予告

 『FANTASTIC GATE 2018』後楽園ホール大会が4日行われ、毎年恒例の土井ダーツを開催。ちびっ子ファンによるダーツによって、12・18後楽園のメインイベントが「ドラゴン・キッド&K-ness.&Ben-K&KAZMA SAKAMOTO&KAIvs吉岡勇紀&B×Bハルク&“brother"YASSHI&土井成樹&ドラゴン・ダイヤ」に決定した。また、八木隆行本部長が同大会で「重大発表」を行うと予告した。

 年末最後の後楽園大会は土井が取り仕切る“土井ダーツ"によって対戦カードを決めるのが毎年の恒例。今年は12・18後楽園の10人タッグ戦のカードが土井ダーツに委ねられることになった。メインイベントでは盟友・吉野正人がPACに敗れ、ドリームゲート王座からまさかの転落。場内は騒然となったが、土井は「今日はダブルメインイベントや。試合は終わったけど、大会はまだ終わってへんからな。2018年、土井ダーツを開催するぞ!」とアピール。「吉野、大丈夫か。こんな時に悪いけど、やらせてもらうぞ」とパートナーに断りを入れ、全選手の名前の書かれたダーツをリング上に投入した。

 全選手をリングサイドに呼び寄せると、かつて人気を博したテレビ番組『関口宏の東京フレンドパーク』にあやかり、「パジェロ」コールが巻き起こる中、いよいよダーツがスタート。「今までドリームチームが生まれたことはない。毎年しょうもないメンバーばっかりや。いい加減にせえよ」と土井は一抹の不安を漂わせたが、ちびっ子ファンのダーツによって、「キッド&K-ness.&Ben-K&KAZMA&KAIvs吉岡&ハルク&YASSHI&土井&ダイヤ」に決定した。

 すると、八木本部長がリングに上がり、「次回後楽園ホール、この10人タッグマッチも楽しみなんだけども、DRAGON GATEから重大な発表がありますんで、皆さん楽しみにしといてください」と意味深げに予告した。

 セミファイナルではオープン・ザ・トライアングルゲート王者のKzy&横須賀ススム&堀口元気が、YASSHIとNATURAL VIBESカルテットを結成し、REDのビッグR清水&神田裕之&吉田隆司&KAZMA組と対戦した。

 両軍は連係攻撃を駆使して激しく競り合ったが、怒濤のラッシュでREDが好機を作り出す。粘る堀口が逆さ押さえ込みで逆転勝利を狙ったものの、強引に清水がジャーマンでぶっこ抜いて阻止。すかさずKAZMAがハーフパッケージドライバーを繰り出し、トライアングルゲート王者の堀口を沈めた。

 KAZMAは「お前らなんかトリオのベルトを持ってるみたいだな。RED以外、どこのユニットもインパクトねえから、フリーの俺が吉田、そして神田と挑戦してやろうじゃねえか。チャンピオン、どーしますか?」と挑戦表明。すると、Kzyは「俺らはこのトライアングルのベルト、最多防衛記録保持者だ。お前らも倒して、防衛記録伸ばしてやろうじゃねえか」と受諾し、12・23博多でのタイトル戦が決定した。

 第4試合は12・23福岡でマスカラ・コントラ・カベジェラ戦を控えるキッドとEitaの前哨戦。キッドがフラミータ&バンディードと、EitaがREDのBen-K&DAGAとそれぞれ組んで激突した。

 序盤は一方的にEitaに暴行されたキッドだったが、仲間のフラミータ&バンディードが空中戦で巻き返すと、キッドも逆襲に転じる。ウルトラウラカンラナはEitaのトラースキックに撃墜されてしまい、再び窮地に陥ったが、続くイダルゴ(変型リバースゴリースペシャルボム)を切り返してバイブルでクルリ。キッドが前哨戦でEitaから直接3カウントを奪い取った。

 レフェリーに当たり散らしたEitaに対し、キッドは「この結果が今のお前と俺の力の差だ」と勝ち誇った。負けじとEitaも「どう考えても俺のほうが上じゃねえか」と言い返し、「俺には秘策があるんだ。無傷で当日リングに上がれると思うなよ。覚悟しとけ」と通告。それでも自信を崩さないキッドは「お前がどんな手を使ってこようが、今のお前には負けやしねえよ。23日は必ずマスクを守って、このEitaのモップみたいな汚い髪の毛を必ず切って帰ってきますんで」とファンに誓った。

 第3試合はU-Tとシュン・スカイウォーカーによる因縁の一騎打ち。望月道場を立ち上げて以降、メキメキと実力を付けたシュンに後楽園で屈辱的な3連敗を喫したU-Tだったが、ジャベに特化したスタイルを確立して復調し、やっと雪辱戦を実現させた。

 2人は喧嘩腰にやり合うと、U-Tはジャベ、シュンは空中殺法を駆使して激しく火花を散らした。シュンのスカイウォーカームーンサルトを2度に渡って阻止したU-Tは、必殺のビエンジャベに捕獲したものの、ギブアップは奪えず、試合は20分ドローの痛み分けとなった。

 試合後、2人のファイトに感化されたのか、第2試合で先輩・石田凱士に勝利した望月道場の吉岡がシュンとU-Tに宣戦布告。さらに、敗れた本人の石田や望月道場のワタナベヒョウまで加わって舌戦は激化し、リング上は大乱闘に。呆れた様子の八木本部長が「そんなにランク付けされたいんなら、そういう場を設けてやる。来年の頭にでもリーグ戦かなんかを組んでやるよ。そこでお前らの優劣をつけろよ」と提案し、若手リーグ戦の開催が決定的となった。

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