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12/10【大仁田事務所】大仁田が1年4ヵ月ぶりアメリカCZW参戦で快勝、英国&ニューヨークでの電流爆破実現見据えた

 大仁田厚が現地時間9日、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアの2300アリーナで開催されたCZW主催『CAGE OF DEATH XX!』に参戦。マット・トレモントと組んでDJハイド&MASADA組とのハードコアマッチを制し、1年4ヵ月ぶりの米国マット参戦を勝利で飾った。2019年1月に英国、4月にニューヨークにそれぞれ遠征が決まっていることを明かし、両大会での電流爆破マッチ実現を描いた。

 昨年10月にリングを去った大仁田だが、プロレスリングA-TEAMの10・28鶴見青果市場大会で“ボランティアレスラー"として1年ぶりに復帰。「日本では引退したけど、海外では引退していない」と持論を展開し、CZWのリングに“プロレスラー"として上がることを決めた。

 大仁田のアメリカ遠征は昨年8月5日、CZWニュージャージー州フライヤースケートゾーン大会に参戦して以来、1年4ヵ月ぶり。この時はトレモントと全米初の電流爆破デスマッチを行い、勝利。今回はそのトレモントとタッグを結成し、DJハイド、MASADA組とハードコアマッチで対決した。

 会場の2300アリーナ(旧ECWアリーナ)が超満員の観衆でふくれ上がった中、午後10時半過ぎにゴング。開始早々、大仁田がハイドに、トレモントがMASADAにイスを脳天から振り下ろした。勢いづいた大仁田はMASADAをトレモントとの連係によるアトミックドロップでテーブルに叩きつけ、毒霧攻撃もダブルで決めるなど優位に進めた。

 しかし、大仁田がMASADAを狙ったギター攻撃がトレモントに誤爆すると形勢逆転。大仁田がMASADAに捕まり、竹串の束で額を刺され、得意の場外乱闘でもMASADAを相手に防戦一方となった。

 だが、トレモントとハイドがCZW流電流爆破バットで相打ちとなると、大仁田が息を吹き返した。竹串を奪ってMASADAに突き刺し、サンダーファイヤーパワーボムを一閃。ハイドが鎮圧にかかっても、大仁田は火炎攻撃で返り討ち。目を焼かれて半ば戦意喪失となったハイドに、トレモントがコンクリートブロックを額に叩きつけて3カウントを奪い、大仁田組が激勝した。

 試合後、大仁田は「サンキュー! サンキュー! サンキュー・ソー・マッチ!」と叫んで大声援を送った観衆に感謝の意を伝え、リングを降りた。1年4ヵ月ぶりの米国マットでの勝利に興奮冷めやらない大仁田は「来年1月には英国、4月には米ニューヨーク遠征が決まってる。どちらのプロモーターも電流爆破をやるべく模索中。もし実現したら、欧州初、ニューヨーク初の電流爆破になる。ニューヨークといえば、WWE(旧WWF)のかつての本拠地だし、そこで爆破ができれば最高だな」と、新たな夢に思いを馳せていた。(※写真、情報提供:大仁田厚事務所)

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