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1/7【NOAH】「皆さんと“壁"を超えていきたい」 初防衛の若きGHC王者・清宮が一夜明け会見

 前日の後楽園大会で拳王を破ってGHCヘビー級王座初防衛に成功した清宮海斗が7日、都内ノア事務所で防衛一夜明け会見。“成長する過程をみせる"22歳の等身大王者像を改めて強調した。

 史上最年少のGHCヘビー級王者として、年初後楽園で初防衛戦。その背中を追い続けた兄貴分・拳王を激闘の末に破り、王座戦で1年越しの雪辱に成功して若き王者としての初陣を飾った。

 普通の企業なら新卒新入社員と同じ22歳。丸坊主で第1試合でも当然のキャリア3年で、団体のトップに立つ1年がスタートした。前夜の後楽園では「2019年、皆さん一緒に駆け上がっていきましょう」と真摯なマイクで締めくくり、無理に背伸びすることなく“成長する姿をみせるチャンピオン"としての王者像を口にした。

 この日の会見でも「チャンピオンですけど、まだまだ倒さなくてはいけない選手はたくさんいて、今のノアで僕が一番強いか?と問われれば、異論は出てくると思うんですよ。なのでその“壁"をこれから超えるために、皆さんの声援も必要になってくるので、皆さんと一緒に駆け上がっていけたらな、と思っています」と強調した。

 次期防衛戦は2・1後楽園大会。同時に名乗りを上げたマサ北宮と小峠篤司が1・17博多大会で挑戦者決定戦を行い、その勝者の挑戦を受ける。

 清宮としては、いずれもシングルで勝ったことのない近しい先輩。「僕はまだどちらにも(シングルで)勝てていないので。グローバル・リーグ戦の公式戦でも小峠さんに負けていますし。昨年タッグのベルトを争った時も北宮さんとは因縁があるので、どちらが来ても良いと思いますし、負けられません」と清宮。本来は“壁"となるべき立場の王者だが、清宮の場合は逆。“成長をみせる王者"を後押ししたい会場の支持率も早速高まってきており、前夜の後楽園ではコール時に拳王を上回る大量の紙テープが飛んだ。等身大の22歳を貫く若き王者。ファンとともに歩むその“挑戦"は、まだ始まったばかりだ。


【清宮会見の模様】
――初防衛から一夜明けて?

▼清宮「昨日の試合、初防衛戦でしたが、このベルトを持って2019年は俺が駆け上がっていきたいな、と思っているので、絶対に負けられない。そういう気持ちでした」

――破った拳王については?

▼清宮「やっぱり拳王さんはベルトを防衛しても、いまだに怖い選手で、次やったらどっちが勝つか分からないと思うので、そのために僕もしっかり防衛して、強くなっていかないといけないな、と思いました」


――拳王戦の試合内容については?

▼清宮「正直、拳王さんとは何度も戦っているので、厳しい試合になるのは覚悟していたんですけど、やっぱり後半からは意識が飛ぶほどの激しい攻めをもらってしまって…。注意はしていたけど対処できなかった…という部分では、これを次につなげていかないといけないな、と思いました」


――「小峠vs北宮」勝者の挑戦を受けることになったが?

▼清宮「どちらが来ても俺はこのベルトを渡すつもりはないので。昨日リング上で言ったとおり、俺はこのベルトとともに皆さんと一緒に駆け上がっていきたいと思っているので、絶対に負けません」

――GHC王者として防衛戦をする、という初の経験を経て感じたことは?

▼清宮「僕の気持ちとしては、初防衛というより、このベルトを獲るための原動力になったのが拳王さんだったので。“拳王さんを倒す"という目標を持って1年間やってきたので、その今までのやってきたことをすべて拳王さんにぶつけられた、ということが、僕が1年間やりたかったことであって。それで結果、ベルトを防衛できたことは、また成長につながるなと思います」

――若き王者として悩む部分もありそうだが、自分はこうあるべきだと心のなかで固まったものはあった?

▼清宮「常に気を抜けないな…というのは思いましたね。拳王さんとのタイトルマッチを通じて。タイトルマッチに臨む姿勢だったり。相手から熱がひしひしと伝わってきましたし、僕も凄く勉強になりました」

――王者だと“俺が引っ張る"というメッセージを発するのが通常だが、『皆さんと一緒に成長する』という王者像を口にした理由は?

▼清宮「チャンピオンですけど、まだまだ倒さなくてはいけない選手はたくさんいて、今のノアで僕が一番強いか?と問われれば、異論は出てくると思うんですよ。なのでその“壁"をこれから超えるために、皆さんの声援も必要になってくるので、皆さんと一緒に駆け上がっていけたらな、と思っています」

――次の挑戦者になる可能性のある北宮も小峠も近しい先輩だが、それぞれにどんな思い入れがある?

▼清宮「小峠さんは最近の印象が凄く強くて、今のノアでは唯一の戦い方をしていて、誰も真似できないことだと思うので、そこは脅威になるかなと思います。北宮さんは近い先輩。上の世代の壁に立ち向かっていく姿を参考にしていたので、ここで超えることができれば、僕も同じ方向を向いている選手として、ひとつ殻が破れると思います」

――それを踏まえて、どちらと当たりたい?

▼清宮「僕はまだどちらにも(シングルで)勝てていないので。グローバル・リーグ戦の公式戦でも小峠さんに負けていますし。昨年タッグのベルトを争った時も北宮さんとは因縁があるので、どちらが来ても良いと思いますし、負けられません」

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