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1/13【NOAH】原田メインで屈辱…裏切りのYO-HEYが直接ピン “未だ見ぬノア"創造宣言

『Navig. For The Future 2019』埼玉・えすぽわーる伊佐沼(2019年1月13日)
○YO-HEY&マサ北宮vs清宮海斗&原田大輔×

 RATEL'Sを裏切って小川良成&鈴木鼓太郎と結託したYO-HEYが、川越大会のメインでかつての“ボス"原田からピンフォール勝ち。“いまだ見ぬノア"の創造を大胆にも宣言してみせた。

 12・16横浜文体大会で、まさかの裏切り。GHCジュニア王者・原田への挑戦を表明し、1・26大阪大会での王座戦が決まった。1・6後楽園大会での前哨戦第1ラウンドでは原田から直接ピンフォールを奪取。そしてこの日の第2ラウンドに臨んだ。

 YO-HEYは北宮と組み、原田はGHCヘビー級王者・清宮との“王者コンビ"で対峙。“制裁モード"で猛攻に出たのは原田だった。序盤から猛烈な胸板へのエルボーを一発、また一発と叩き込んでYO-HEYの息を止め、苦しみを与えて裏切りの代償を払わせた。

 それでもYO-HEYは不敵な笑みを浮かべ続けてヘラヘラと応戦。静と動の切り替えで反撃したものの、終盤に入るとやはり原田が猛攻。YO-HEYの顔面Gをハイアングルのライガーボムで切り返すや、ヒザ上への垂直落下式ブレーンバスター、大☆中西式の投げ捨てジャーマン、ねじ伏せるようなラリアット、旋回落下式のニーアッパー(ターンオーバーニー)とこれでもかと大技を繰り出し、自らカウント2で引きずり起こして“なぶり殺し"状態となった。

 だが、王者必殺の片山ジャーマンを踏ん張ってみせたYO-HEYは、ならばと原田がロールスルー式を狙ってきたところをさらに切り返して、胴に組み付いてブリッジを加える得意の丸め込み“ヨーロール"をガッチリ。ギリギリで3カウントを奪い去った。

 原田は中山レフェリーに八つ当たり気味に猛抗議したものの、裁定は無論覆らず。素早くセコンドの小川がYO-HEYを介抱して原田から守ると、憤怒の表情の原田を、YO-HEYを大の字のままヘラヘラとあざ笑った。

 “ヘロヘロ"ながら締めのマイクを握ったYO-HEYは「ひとつだけ言いたいことがあります。俺があの原田大輔の持つ、GHCジュニアヘビー級のベルト、ペロンと獲って、今までにないプロレスリング・ノアをペロンペロンのYO-HEYちゃんが創り上げていくんで、みんな俺の船に乗ってこぉい♪」と大胆不敵に“いまだ見ぬノア"の創造を宣言した。

 1・6後楽園大会では、お忍びで観戦に来ていた馳浩から「コイツ、伸びる」と高評価を得る思わぬ追い風もあった。重鎮・小川が介抱するのも期待の現れ。チャラくても実力者に見込まれる男・YO-HEYが、“主役への道"を歩み始めた。

【YO-HEYの話】「とりあえずひとつだけ言いたいことは、まぁ、ノアに参戦してからずっと言ってることかもしらんけど、やっぱりオイラが中心になって、歴史あるプロレスリング・ノアの今までにない一番新しい刺激的なことをやっていく…というのが、オイラの目標やったワケで。それって何が手っ取り早いかって言うたら、チャンピオンになることやと思うし。まぁまぁ、同じチームやったRATEL'Sの原田大輔がチャンピオンに返り咲いて、今まで一生懸命切磋琢磨してきた原田大輔から、裏切ってでも何してでもチャンピオンになって、新しいノアの船を動かしていくから。それだけは俺は負けへん。負けへん…バジリスク・絆ってカンジですね。今日は頭がフランフランなんで、フリでもなんでもなく、質問があったらマジメに答えますし、ホントに普通に答えますんでありがとうございました!!」

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