1/20【全日本】20代最後の三冠戦へ 宮原、挑戦者は「95%固まりつつある、あと5%はファンの声で」
『2019 NEW YEAR WARS』最終戦 群馬・ヤマダグリーンドーム前橋(サブ)(2019年1月20日)
○吉江豊&秋山準&ゼウスvs宮原健斗&青柳優馬&ヨシタツ×
宮原が“20代最後の三冠戦"の挑戦者について「僕の中で95%は固まりつつある、あと5%はファンの皆さんの声で」とし、来週にも明言する意向を示した。
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諏訪魔、野村が三冠挑戦を表明している状況の中、2日前の1・18横浜大会では諏訪魔が王者・宮原をピンフォール。諏訪魔の挑戦が決定的となった感がある。
だが、宮原は「見てる人も負けたから、はい決定っていうだけじゃ物足りないと思う」と慎重姿勢だった。というのも2月27日の誕生日で30歳を迎える最高王者にとって、次回V2戦は“20代最後の三冠戦"となるからだ。「宮原健斗というプロレス界で最高の男の20代最後っていうのはプロレス界にとって大事だと思う。じゃあ誰とやるんだっていうのはおそらくみんな日本全国の人が注目してると思う」と考えている宮原は、「それはラジアントの結果を受けてなのか、全く関係ない人がくるかもしれないし、野村直矢選手が挑戦表明してるし、それは別に今なくなったわけじゃないと思ってる」との見解を示した。
ただ、V2戦の挑戦者は宮原の中で「95%」決まりつつある。そこで最高王者が結論を出すために求めるのが「ファンの声」だ。実際、1・3後楽園でKAIを退け、初防衛後も「20代最後になるかもしれない三冠戦、誰と戦うところを後楽園ホールの皆様は見たいですか?」とファンに問いかけていたが、民意を聞いたうえで来週にも自身が求める挑戦者を明言する構え。「ラジアントの結果が布石となるのか、野村選手の声がもっと大きくなるのか。来週までまだ24時間ちょっとありますから、そこは皆さん、ぜひもっともっと渦を巻くような声を出していただければ」と呼びかけた。
「僕の中で95%は固まりつつあると。あと5%はファンの皆さんの声で」。そう強調した宮原の20代最後の三冠戦の挑戦者選びは最終局面を迎えた。
【宮原の話】(試合前)
――1・18横浜大会で諏訪魔に敗れ、三冠挑戦を迫られているが?
▼宮原「僕の1月3日言った、心の奥の奥底でなんとなくその人がいるかいないかという状況で、それを来週あたりに公にしようかなと思ってますよ。ただ、それはラジアントの結果を受けてなのか、全く関係ない人がくるかもしれないし、野村直矢選手が挑戦表明してるし、それは別に今なくなったわけじゃないと思ってるし。だから、そこは来週、公にしようと思ってますね」
――宮原選手の中で結論は出ている?
▼宮原「95%。でもその5%は来週、僕の気分が変わるようなファンの渦が何か起こったら変わるかもしれないし。それは生ものなんで、5%で変わる可能性はあります。ただ、95%僕の中で宮原健斗20代最後の三冠戦は誰とやるか。それを考えた時にじゃあっていう。それも来週、皆さん、ぜひお楽しみにしてくれたらなと」
――横浜は今年最初の黒星となったが、今回に限らず諏訪魔は避けて通れないのでは?
▼宮原「いや、そういう段階は終わりましたね。避けて通れないという表現の仕方では終わってますね。それは散々やってきたと思うんで。それはもうないです。おそらく見てる人も負けたから、はい決定っていうだけじゃ物足りないと思うんですよ。しかもタッグマッチとシングルマッチは違いますからね。大事なのは20代最後というのがテーマ。ラジアントの結果が布石となるのか、野村選手の声がもっと大きくなるのか。来週までまだ24時間ちょっとありますから、そこは皆さん、ぜひもっともっと渦を巻くような声を出していただければ。決まってるものが変わるかもしれないというのがプロレス界ですから。ファンの皆さんの声をもっともっと聞きますよ。来週には公にしたいと思ってます。でも僕の中で95%は固まりつつあると。あと5%はファンの皆さんの声で」
――20代が終わるというのはやはり特別な思いがあると?
▼宮原「ありますね。宮原健斗というプロレス界で最高の男の20代最後っていうのはプロレス界にとって大事だと思うんですよ。僕だけのみならず。じゃあ誰とやるんだっていうのはおそらくみんな日本全国の人が注目してると思うんで。20代最後は歴史に残りますからね」