1/21【新日本】鈴木軍が無法乱入 タイチが内藤KO「冬の札幌は何かが起こるってな…」
『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月21日)
テリブレ&内藤哲也&BUSHI&鷹木信悟vs小島聡&トーア・ヘナーレ&SHO&YOH
鈴木軍が無法乱入して試合をぶち壊しに。タイチはIC王座のベルトで内藤を痛打し、ブラックメフィストでKO。「冬の札幌は何かが起こるってな。楽しみにしてるぜ」と意味深げに予告した。
2・3札幌で、IC王者・内藤はタイチと、ジュニアタッグ王者のBUSHI&鷹木は金丸義信&エル・デスペラードとそれぞれ初防衛戦が決定している。とはいえ、今回の『FANTASTICA MANIA』はルチャドールたちが主役で前哨戦はなし。内藤は何かと突っかかってくるヘナーレと、BUSHIたちはジュニアタッグ再挑戦の機会を狙うRPG 3Kの化身・風神&雷神と連日戦ってきた。
今宵は本家ロス・インゴ軍のテリブレとカルテットを組み、小島&ヘナーレ&YOH&SHO組と対戦。本来は雷神&風神として出場する予定だったが、RPG 3Kはあえて素顔で登場してきた。
昨日(20日)の後楽園で一騎打ちで敗れた小島はテリブレに雪辱しようと襲いかかる。荒ぶる小島はマシンガン逆水平を連打。昨夜の憂さを晴らした。ロス・インゴ軍の反撃にあうが、テリブレにローリングエルボー、コジコジカッターを返して意地を発揮する。
連日ぶつかってきたBUSHI&鷹木とYOH&SHOも火花を散らす。SHOがエルボーやスピアーをBUSHIにぶち込んだものの、BUSHIもブルドッキングヘッドロック&ドロップキックでRPG 3Kの2人をなぎ倒して譲らず。代わった鷹木は背面式ダイビングエルボードロップを投下するが、YOHもドラゴンスクリュー、ファルコンアローで反攻。追尾式パンピングボンバーにはトラースキックでお返しする。しかし、鷹木もすぐにパンピングボンバーを振り抜き、両者大の字になった。
内藤とヘナーレがここで対峙。血気盛んに前に出たヘナーレはTOAボトムを狙うが、内藤はキッチリと阻止する。そして、内藤のマンハッタンドロップ、鷹木のパンピングボンバー、内藤のジャックナイフ式エビ固め…とロス・インゴ軍は連続攻撃で勝負に出た。
これをヘナーレがキックアウトしたところで、突然、鈴木軍のタイチ&金丸&デスペラードが乱入。試合をぶち壊しにする。タイチはIC王座のベルトで内藤を痛打。金丸のウイスキー噴射やディープインパクト、デスペラードのスパインバスターでBUSHI&鷹木も叩きのめした。
鈴木軍は止まらない。金丸はウイスキーの瓶を振り回し、デスペラードはバックドロップを繰り出して、RPG 3Kまで暴行。タイチは内藤を強引に立ち上がらせ、ブラックメフィストでKOした。さらに、デスペラードはBUSHIのマスクを剥ぎ取ると、そのマスクに金丸がウイスキーを浴びせかけて、高笑いを浮かべる。ノーコンテストの裁定が下ると、場内はブーイングに包まれた。
1・5後楽園に続き、内藤をKOしたタイチは、ブーイングを気にせず、「悪い悪い。今日から開幕だと思って間違って来ちゃった」と言い放つと、「あれ、内藤、また同じやり方でやられたの、お前。学習しねえな。所詮、お前は、俺の前ではそれまでの男だよ」とIC王者を斬り捨てた。
そして、「お前ら、日本一マナーの悪いクソハポンファンども。バカども聞けよ、オラ。お前らも気づけよ。所詮、こいつは大したことねえ、口ばっかりの、中身スカスカ男だってよ」とロス・インゴ軍ファンまで挑発。「おい、内藤。冬の札幌は何かが起こるってな。楽しみにしてるぜ。じゃあな。アディオス」と意味深げに予告した。そして、IC王座のベルトを無造作に投げ捨てる。金丸とデスペラードはジュニアタッグのベルトを強奪し、意気揚々とリングを去っていった。
バックステージでもタイチは「冬の札幌はさ、さっき言ったろ? 何か起きるんだろ? 起きるか、起こさねえかは全部俺次第かもしれねえな。俺と2人次第。どうなってもしらねえぞ」と改めて断言。過去に様々な事件が巻き起こった札幌2連戦に向け、不穏な空気が新日本マットに漂い始めた。
【タイチ&金丸&デスペラードの話】
▼タイチ「悪い悪い。日にち間違ったよ。あいつにいつも『そのまま何もしねえでやるんだったら、それでいいよ』て言われてよ。いっつもあいつ、同じことしか言わねえじゃん? 『静かに暮らすならそれでいいよ。アクションを起こさないんだったらいいよ』って。だけど、そんな言葉にいちいち反応してたらよ。俺も忙しいんでね。毎日毎日、やることあるんだよ、いっぱい。朝から晩まで。でも、今日はたまたま間違っただけ。間違って来ちゃっただけだから。悪いな」
▼金丸「暇だったからちょうどよかったよ」
▼デスペラード「毎日何もしてなかったけど、急に呼ばれたから何かと思ったよ」
▼金丸「おい、鷹木とBUSHI。その前に、ロッポンギの2人の小僧。お前ら、邪魔なんだよ。てめえら負けたんだから、さっさと家でも帰っておけ」
▼デスペラード「いいか? お前らは…お前らっていうのは先にロッポンギに言っておこう。お前らよ、挑戦者でしかなかったんだ。それでお前らが負けた。挑戦者が挑戦者に負けた。そんなものはよ、ナンバーワンコンテンダーマッチ以外のなんでもねえだろ? それで、なんで俺たちがわざわざベルトを獲らなきゃいけねえんだ? これはよ、俺たちのものだ。それでなにか。俺たちに勝ってねえのに、俺たちチャンピオンですって言うか? 素晴らしいな。チャンピオンの器だぜ。前に言ってたな、BUSHI。『お前たちが持ってたってな、IWGPジュニアタッグの価値は上がらねえんだよ』って。おめえらが上げてねえだろ、コノヤロー。何回俺たちが防衛したと思ってんだ? どれだけの間、俺たちが持ってたと思ってんだ? お前ら、誰に向かってチャンピオンヅラしてんだ? これは俺たちのベルトだ」
▼タイチ「冬の札幌はさ、さっき言ったろ? 何か起きるんだろ? 起きるか、起こさねえかは全部俺次第かもしれねえな。俺と2人次第。どうなってもしらねえぞ。何かが起こるか」
▼金丸「札幌の前に、仙台で潰してやるよ」
▼タイチ「それもいいな」
▼デスペラード「札幌に行けねえってよ」
▼タイチ「あんまり調子に乗るなよ。上から目線でよ。もう1年前とは違うんだ、あの時とは。まあ、お前がこうなったキッカケになったかもしれないけど。だから、堂々と胸貸してくださいよ。あまり上から言うなよ。てめえ調子に乗るな。痛い目見るぞ」
【BUSHIの話】「おい、デスペラード。てめえ、やってくれたな。覚えてろよ。お前と当たる仙台、1対1だぞ。てめえ、今度こそ俺がお前のマスクを剥いでやる」