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1/23【NOAH】王者で初凱旋・熊野が故郷でメイン締め 北宮も前哨戦連勝

『Navig. For The Future 2019』広島産業会館 西展示館(2019年1月23日)
○熊野準&マサ北宮&大原はじめvs清宮海斗&タダスケ&HAYATA×

 GHCジュニアタッグ王者の熊野が、タイトルホルダーとして初めて地元・広島に凱旋。6人タッグマッチでHAYATAを破ってメインを締め、2・1後楽園大会の初防衛戦に向けて弾みをつけた。

 熊野はGHCジュニアタッグベルトを首からぶら下げ、宮島名物の巨大しゃもじも担いで入場。GHCヘビー級王者・清宮と、次期挑戦者・北宮が激突する前哨戦の6人タッグマッチに身を投じた。

 序盤から相手方に捕獲されて苦しい展開となった熊野だったが、地元の歓声に支えられて乗り切ると、北宮が清宮を押し返して戦況を五分に。終盤にはHAYATAとの“広島出身対決"となったものの、大原との息の合った連係でHAYATAを押し込むと、最後はベアボトムからのアルゼンチンバックブリーカーでギブアップを奪ってみせた。

 初めて王者として故郷に凱旋してのメイン締め。熊野が「ベルト持って広島に帰ってきたぞ!」とマイクで叫ぶと、場内も拍手喝采でたたえた。「ここまで長かったよ。このベルト、簡単には手放さねえ。初防衛戦、2・1後楽園。挑戦者は決まってる。そこで俺たちが初防衛して、次の広島大会でも、またこのベルトを持ってリングに立つ! 今日は本当にありがとうございました!」と誓いを立てながら締めくくってみせた。

 デビューから約6年で、ようやく王者として地元メインを締めることができた熊野は「散々デカい口叩いて、やっと6年経って自分のもとにベルトが来て。こうやって故郷に錦を飾れて最高の気持ちではあります。勝ったことで、ちょっとだけでも地元に恩返しできたかな、という気持ちはあります」と感慨深げ。

 2・1後楽園大会における石井慧介&岩崎孝樹組相手の初防衛戦に向けて弾みをつけたものの、「挑戦者もあなどれない二人なんでね。後楽園まで残るは大阪2連戦。そこでも好調をキープして、しっかりタイトルマッチに臨みたい」と勝って兜の緒を締め直した。

 一方で北宮も清宮相手の前哨戦に2連勝。長かった新人時代にしのぎを削った熊野から援護射撃を受けた形となっただけに、「俺とは悔しい思いをしてきた数が段違いに違うんだ。不屈の魂で負けるわけにはいかない。これまでの俺が味わってきた苦い思いを、すべて踏みにじるようなマネはさせない! アイツの積み上げてきたものと、俺の積み上げてきたもの。全身全霊をかけて2月1日は戦う」と改めて史上最年少王者に通告した。


【試合後の熊野】
――デビュー6年でようやくベルトを持って広島の舞台に立てたが?

▼熊野「ホントやられて、やられて…でもチャンピオンだから。地元・広島っていうのもあるし、負けられないって気持ちでリングに立ちました」

――何度も広島では試合をしているが、ベルトを持っての地元凱旋は気持ちが違った?

▼熊野「散々デカい口叩いて、やっと6年経って自分のもとにベルトが来て。こうやって故郷に錦を飾れて最高の気持ちではあります。勝ったことで、ちょっとだけでも地元に恩返しできたかな、という気持ちはあります」

――身が引き締まる思いもある?

▼熊野「そうですね。次の防衛戦も決まってるんでね。そこへ向けて調子は絶好調です。挑戦者もあなどれない二人なんでね。後楽園まで残るは大阪2連戦。そこでも好調をキープして、しっかりタイトルマッチに臨みたいと思います」

【北宮の話】「この間から言ってる通り、チャンピオンになって自信をつけてるのは分かる。勢いがあるのも、もちろん分かる。コンディションを見ても、動き一つとってもそう。ただひとつ。俺とは悔しい思いをしてきた数が段違いに違うんだ。不屈の魂で負けるわけにはいかない。これまでの俺が味わってきた苦い思いを、すべて踏みにじるようなマネはさせない! アイツの積み上げてきたものと、俺の積み上げてきたもの。全身全霊をかけて2月1日は戦う。以上だ!」

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