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1/29【NOAH】ノアが新オーナー企業得て再出発、リデット社傘下に 内田会長は退任

 ノアが新たなオーナー企業を得て、2月から再出発することになった。広告や興行事業を行う『リデットエンターテインメント株式会社』(鈴木裕之・代表取締役社長)が、プロレスリング・ノアを運営する『ノア・グローバルエンタテインメント(GE)株式会社』(不破洋介・代表取締役社長)の株式75%を取得し、ノアGE社を子会社化。不破社長をのぞく全役員、監査役が退任し、内田雅之会長もノアGE社を退社する。(※写真=事務所移転報告で会見した不破社長)

 2016年11月に旧ノアから事業を譲渡された『エストビー株式会社』(その後ノアGEに社名を変更)が現状のノアを運営してきたが、昨年11月に選手派遣などを通じて協力関係にあったリデット社との話し合いが本格化。リデット社が株式75%を取得してノアGE社を子会社化した。不破社長のみ留任し、内田会長ら全役員、監査役は1月末をもって退任することになった。新役員は現状新たに選定しない。内田会長は新たにリデット社の特別顧問に就く。

 東京・水道橋のノアGE社事務所も、リデット社と同じ有楽町の電気ビル内に移転。29日には同ビル内で不破社長が会見し、事務所移転を報告した。

 アミューズメント向けの広告事業を主力としてきたリデット社は、近年プロレスの興行事業にも進出。元新日本プロレス執行役員の武田有弘氏(リデット社・常務取締役)を中心に、DDTの若手ブランド『DNA』のプロデュースや、メキシコAAA日本公演、ディファカップの復活などを手がけ、最近では長州力関連の興行『POWER HALL』などを開催してきた。長州を顧問とする飲食店も出店し、吉田光雄氏(長州力)はリデット社の取締役会長にも就いている。

 2月からのノアの陣頭指揮も、リデット社在籍のまま武田氏がとる。29日取材に応じた武田氏は「オーナー(鈴木裕之氏)からは『明確な業界2位を目指して欲しい』と言われています。そのために何を目指すか。まず組織面を把握して体制を作りたい。3月10日の横浜文体大会までには新しくなったイメージを作れれば、と思っています」としたうえで、「ビッグマッチもも増やしたうえで動員しないと厳しい」との見解も示した。また「ノアの新しい顔を明確にリング上で選手間で主張しあって決めてほしいですよね。丸藤選手なのか清宮選手なのか。その選手が引っ張ってもらえれば。その選手の主張が新しいノアの主張になればいい」とも話した。

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