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2/1【NOAH】50FPがタッグ奪回、小峠&エドワーズが挑戦へ フーリガンズは“杉浦軍"と解散or加入かけ全面対決

『Navig. For The Future 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月1日)
GHCタッグ選手権試合 ○クワイット・ストーム&モハメド ヨネvs火野裕士&マイバッハ谷口×

 “50ファンキーパワーズ"ヨネ&ストーム組が、マイバッハ&火野組を破って約1年ぶりにGHCタッグ王座返り咲き。小峠篤司がエディ・エドワーズと組んでの次期挑戦を表明し、新王者組も承諾した。また、陥落したフーリガンズは乱入合戦でやりあった杉浦貴と“5対5"での全面対決を要求。“フーリガンズ解散or杉浦のフーリガンズ入り"を懸けての激突が不可避となった。

 長井満也、KAZMA SAKAMOTO、コーディ・ホールをセコンドに就けたフーリガンズサイドが、やはり介入を繰り返す展開。それでもストームが、旧友・火野と豪腕を奮っての逆水平合戦で押し込むと、必殺の腕周り50cm砲ラリアットを叩き込んでマイバッハを仕留めにかかった。

 ところが場外のKAZMAが西永レフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止。リング上が無法地帯となったところで、長井、KAZMA、コーディが一斉に乱入だ。まずは火野がヨネをFucking BOMBでKOすると、ストームめがけて串刺し攻撃を連発。ブーイングのなか、マイバッハはストームめがけて刺又攻撃を狙った。

 そこへ現れたのが杉浦、丸藤、齋藤の上位世代軍。またたく間にフーリガンズを蹴散らすや、援護を受けたストームも腕周り50cm砲ラリアットで火野を場外へと排除だ。返す刀でヨネ&ストームでマイバッハにファンキーバスターボムを繰り出し、一気に3カウントまで持ち込んでみせた。

 フーリガンズと上位世代軍による乱入&救出乱入合戦の末に、50ファンキーパワーズが約1年ぶり2度目のタッグ王座奪回に成功。勝利の余韻に浸る間もなく、マイクを持ったのはKAZMAだった。

 「おい杉浦! テメー何しに来た! 杉浦! 齋藤! 丸藤! てめーら下にいるヤツらが何しにきた!? 杉浦! 俺は怒ってんだ。今日きたメンバーで組めよ! 俺たちフーリガンズと全面対抗戦だ!」と怒りの宣戦布告。

 杉浦も「俺もベルトなくて暇だから付き合ってやろうか? お前ら何人いるんだ? 5人? そんじゃあな、岡田、お前でいいや。稲村! これで3人だ。あと齋藤さん、お願いします。あと一人どうする?」とメンバーを選定。場内からは「丸藤!」との声が飛んだが、杉浦は「丸藤さんじゃもったいない!」と制し、「おい! 井上雅央で十分だ! この5人でいいだろ! この5人でやってやるよ」と杉浦、齋藤、井上、稲村、岡田の5人を“杉浦軍"メンバーに指名。さらには「俺たちに負けたら、フーリガンズ解散しろ? いいな!?」と突きつけた。

 すかさずKAZMAも「今、条件つけたな。だったらテメーにも条件つけるよ。テメーが俺たちに負けたら、フーリガンズに入れ。いや、フーリガンズの奴隷になれ! 俺の靴をなめろ。谷口の背中を流せ。長井のコスチュームを洗え!」と逆要求。杉浦も「その条件、のんでやるよ」と応じ、“フーリガンズ解散or杉浦のフーリガンズ入り"を懸けた5対5の全面対決が不可避となった。

 一方で次期挑戦者には小峠が名乗り。ヨネからパートナー不在を指摘されると、「ちゃんと革命パートナー見つけてきたから。ノアのみんなは、何かみんなかっこつけて俺のパートナーやってくれへんから、外で見つけてきたよ。実力もあってノアファンは大好きな選手。知りたい? 教えたるわ! 俺のパートナーはこいつや!」とビジョンを指さした。

 ビジョンに現れたのは元GHC王者で“青い目のノア戦士"ことエディ・エドワーズ。場内が大きくどよめくなか、エドワーズはVTRで「お久しぶりです。エディ・エドワーズです。小峠さんパートナーを探してるそうですね。もう探さなくて大丈夫です。僕と組もう。タッグを組む理由はひとつ。GHCタッグチャンピオンになるため。一緒に革命、レボリューションしましょう。カクメー!」とのメッセージを寄せた。

 王者組も即諾。ヨネは「エディ・エドワーズは絶対、革命の意味、分かってないと思う。小峠の頭の中にある革命と、エディが思ってるレボリューションは違うと思う。その見事なスイングしなさを楽しみたい」と語ったものの、かくして“ファンキー&パワー軍vs日米革命軍"による、明るさ満載なタッグ王座戦が決定的となった。

【試合後のヨネ&ストーム】
▼ストーム「2回目のタッグチームチャンピオンズ! これからプロレスリング・ノア、色んなコト、変わると思うケド、でも! 変わらないのは、タッグチームプロレスリングは、50ファンキーパワーズだヨ! “イチバン"タッグチーム!」

▼ヨネ「去年、介入とかいろんな悪いことありましたよ! でも、悪がはびこる世の中じゃダメなんですよ! この明るくて楽しい、50ファンキーパワーズがプロレスして、タッグチームチャンピオンにならなかったら世の中狂ってる。その結果がベルトだと思ってます!」

――まさかの小峠&エドワーズ組の挑戦を受けることになりそうだが?

▼ヨネ「エディ・エドワーズは絶対、革命の意味、分かってないと思う。小峠の頭の中にある革命と、エディが思ってるレボリューションは違うと思う。その見事なスイングしなさを楽しみたいと思いますね」

▼ストーム「カクメイ、カクメイ…って誰も分からないヨ! たぶん、本人も分かってないと思ウ。でも、エディ・エドワーズが帰ってきて、やっと試合デキル! やっと勝つコトできル!」

――4月にはタッグリーグ戦があるが?

▼ヨネ「そう! 今年こそチャンピオンのままタッグリーグになだれ込んでね、もう全勝で優勝! 他に敵いねえんじゃねえか?ってところまで行きたいと思います」

▼ストーム「それで今年のベストタッグチームは50ファンキーパワーズ!」

▼ヨネ「狙うよ!」

▼ストーム「キャント・ストップ」

▼ヨネ「ウォント・ストップ」

▼ヨネ&ストーム「ゴーイン…ゴーイン! ゴーイン!!」

【試合後の長井&火野&KAZMA】
▼KAZMA「おい、杉浦、丸藤、齋藤。お前らなにしに来たんだよ? 普段、控え室でのうのうとやっているヤツらが今日に限って来るのか? ふざけんじゃねえよ」

▼長井「ノコノコな、今頃出てくるんじゃねえっていうんだよ」

▼KAZMA「言ったな、杉浦。吐いたツバ飲むなよ。全面戦争だ、コノヤロー。いいぞ。てめえらに負けたら、俺たち解散してやる。だけどな、お前らが負けたら、杉浦はフーリガンズの奴隷になれ。俺の靴を舐めろ。長井のコスチュームを洗え。いろんなことをやってもらう」

▼火野「Codyの○○○をしゃぶれ」

▼KAZMA「それはダメだな。じゃあ、火野の背中を流せ」

▼火野「流してもらおう」

▼KAZMA「コスチュームも頭も洗ってもらおう。奴隷だからな。クソみたいなメンバー揃えて、俺たちに勝てると思ってんじゃねえぞ。なめんじゃねえ」

▼火野「ほとんど名前がわからへん…」

【小峠の話】「やっぱ面白いことをせんとね。まさかエディが組んでくれると俺も思ってなかったけど、一番心強い。元GHCヘビー級チャンピオンやからね。この新しく新調したゴールドのコスチュームに合う煌びやかなベルトが俺の手元に来るよ。エディにおんぶに抱っこや! …はっ? まあでも、俺はノアじゃできへんようなことをガンガンやっていきたいからよ。まだまだ革命マント軍は増殖しますよ」

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