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2/5【DRAGON GATE】Kzyが土井とYAMATOを連続撃破 ドリームゲート奪取へ視界良好

 『TRUTH GATE 2019』後楽園ホール大会が5日、行われ、オープン・ザ・ドリームゲート王座挑戦を控えるKzyが土井成樹とYAMATOを連続撃破。悲願のベルト奪取に弾みをつけた。

 新年早々、吉野正人、土井を連続してピンフォールしたKzyは1・16後楽園でYAMATOにも激勝。現世代を3タテにした。絶好調のKzyはその勢いのままにドリームゲート王者・PACへの挑戦を表明。2・10博多で雌雄を決することになった。それが面白くない土井とYAMATOはそれぞれKzyに対戦を要求。「どうせやるなら賑やかなほうがいい」とKzyが3WAY戦を提案し、今宵のメインイベントで実現した。

 ゴング直後から3選手が入り乱れるシーソーゲームとなったが、その中でも絶好調のKzyが存在感を発揮。抜群のタイミングで場外ダイブを繰り出して、主導権を握った。その後も共闘と仲間割れが繰り返され、試合は二転三転。そこでもKzyが結果を出す。YAMATOが土井をギャラリアで場外に排除すると、その直後にKzyはカナディアンデストロイヤーをズバリ。激しいエルボー合戦からYAMATOが延髄斬りを乱射したものの、しのいだKzyはスカイデスクールボーイで丸め込み、またもやYAMATOから3カウントを奪い取った。

 すぐさま土井の奇襲を受けると、バカタレスライディングキックやパワーボム、ヒザ付き式DDTなどに被弾して窮地に陥ったKzyだったが、マスキュラーボムだけは懸命に阻止する。そして、ランニングエルボースマッシュやスライディングエルボーなどをこれでもかと連打。最後はKZtime2連発で土井を仕留めた。

 試合後、REDが乱入。EitaがKzy率いるNATURAL VIBES、YAMATO率いるTRIBE VANGUARDを挑発する。そこに望月道場勢も登場して、舌戦を展開。3・8後楽園で4軍による8人タッグ4WAY戦が電撃決定した。

 望月道場の長・望月成晃はあえて自分は出ずに若いシュン・スカイウォーカー&吉岡勇紀&ワタナベヒョウ&箕浦康太に託すと宣言。NATURAL VIBESはKzy&横須賀ススム&堀口元気&“brother"YASSHI、TRIBE VANGUARDはYAMATO&Kagetora&KAI&U-Tにメンバーが決定するが、REDだけが不協和音が起こる。誤爆続きで孤立しているビッグR清水が出場をアピールするも、Eitaが拒否。PAC&Eita&神田裕之&KAZMA SAKAMOTOの出場を独断で決めてしまい、清水&Ben-Kとの間にある溝が浮き彫りになった。

 そして、蚊帳の外になったMaxiMuMにも遺恨が発生。ユニットとして結果の出ない状況をしつこく指摘したドラゴン・キッドに土井がキレたのだ。「いらんよ。今すぐ抜けろよ」(土井)、「仲間に対してそんな簡単に抜けろなど言えるか。後悔してるんだろ。いますぐ撤回しろ」(キッド)と乱闘寸前に。吉野が止めに入っても収まらず、土井はシングル戦を要求。キッドも承諾し、3・8後楽園での一騎打ちが決定した。

 舌戦に次ぐ舌戦の末に、リングに取り残されたKzyはしばし呆然。とはいえ、今年に入って結果を出しているだけに、視界は良好で、「一応思い出していただきたいんですが、メインイベント勝ちました! いや、シングルの3WAYってなかなかなかったんで、こんなにハードだと思いませんでしたけど、今日もやってやりましたよ! この勝ちはさらなる力となって、博多に向けて、またエンジンがかかりそうです」と力強く宣言する。「泣いても笑ってもあと5日。最後の博多スターレーン。ずっと言ってます。俺は最高の舞台で、最高のドラマを皆さんにお見せしたいと思っていますんで、どうか見届けていただきたいと思います」と続けて声援を浴びたKzyは、「あの夢の扉を腰に巻いたKzyをお見せします」と後楽園ホールのファンに約束した。

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