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2/13【NOAH】原田が稔直接ピン、横浜文体へ“ヘビー超え"の誓い 腕殺し・丸藤は清宮に「一箇所ずつ壊していく」

『Navig. For The Progress 2019』神奈川・新百合トウェンティワンホール(2019年2月13日)
○原田大輔&大和ヒロシ&清宮海斗vs丸藤正道&Hi69&田中稔×

 3・11横浜文体大会のGHCジュニア王座戦「(王者)原田vs稔(挑戦者)」に向けた前哨戦で、原田が稔から直接ピンフォール勝ち。防衛に弾みをつけると同時に、横浜文体へ“GHCヘビー"にも宣戦布告した。一方で横浜文体でのGHCヘビー挑戦を控える丸藤は王者・清宮の左腕を徹底的に痛めつけ、「一箇所ずつ壊していってやる」と“なぶり殺し"を予告した。

 新百合ヶ丘大会のメインを飾ったのは、横浜文体のヘビー&ジュニア両シングル王座戦に向けたダブル前哨戦。丸藤と清宮、原田と稔が随所で火花を散らしたものの、今宵“主役"をかっさらったのは原田だった。

 終盤、ミノルスペシャルが決まって窮地に陥った原田だったが、新百合ヶ丘在住の大和のカットで命拾い。逆にボディへの強烈カウンターエルボーをことごとく当てて挑戦者の動きを止めた原田は、一気にターンオーバーニーでカチ上げると、片山ジャーマンで投げきって固め、次期挑戦者の稔から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 直接ピンで堂々王座防衛へ弾みをつけた原田は、金色のベルトを稔に見せつけてからマイクを握ると、「俺はこのベルトを田中稔から必ず守ります。なぜならノアジュニアをもっと上のステージに上げたいからです」と切り出し、「俺の最終目標!」と言って清宮の持つGHCヘビー級ベルトを指さした。

 原田は「あいつ(清宮)を倒すことやない。このベルト(ジュニア)の価値を、あのベルト(ヘビー)より上に持っていくことや。分かったか? いつまでも“ヘビーの下がジュニア"そんなポジションはうんざりです。必ずあのベルトより上行ってみせますんで、これからも応援よろしくお願いします!」と続けて大会を締めくくった。

 ノアジュニアにこだわり抜く男が、改めて“GHCヘビー級王座"に宣戦布告した形。新体制移行後の大一番となる横浜文体では清宮と丸藤のGHCヘビー級王座戦が行われるだけに「やっぱりね、今の一番の目玉ってそこでしょ? 単にそこを指くわえて見てるだけじゃなくて、そこの印象を消すくらいのものを創っていかないとダメなんで、俺は。そこまで行きたいなと思います」と見据えた。

 そのGHCヘビー級王座戦に向けては丸藤が清宮の左腕に集中砲火。試合権がなくとも丸藤が場外で徹底して一点集中攻撃を仕掛けた。左腕をアイシングしながら清宮は「いろんな方法で攻めてくるとは思いましたけど、今日みたいな一点攻めは今後絶対食らいません!」とコメントしたものの、そこへ丸藤が現れて「おい、一箇所ずつぶっ壊していってやる。言ったんだからな。気をつけろ。次は足だ! 清宮!」と“なぶり殺し"を予告。ともあれ、横浜文体に向けてあらゆる綱引きが活発化している。

【試合後の原田】
――稔から直接3カウントを奪ったが?

▼原田「手応えは今日でつかめたとは思いますけど、油断できない相手だってことは重々分かってますんで。今日勝ったからって油断するんじゃなくて、もっともっと気ぃ引き締めていきたいなと思ってます」

――改めて田中稔はどういう存在?

▼原田「やっぱりね、前回ベルト持ってる時から危機感は凄くあったんで。今回も目が全然違うし、挑戦してくる前と今ではスタイルも本気になってるんじゃないかな、と思いますね」

――GHCヘビーの戦いにも宣戦布告したが?

▼原田「やっぱりGHCジュニアもそう、IPWもそう。二つのベルトを持ってるから。ビッグマッチでも組まれた順番通りに良いものを残すだけじゃなくて、上を目指したいなって。上を目指さないと何も進化していかないし」

――横浜文体のメインは清宮と丸藤のGHCヘビー級選手権試合になりそうだが?

▼原田「うん。やっぱりね、今の一番の目玉ってそこでしょ? 単にそこを指くわえて見てるだけじゃなくて、そこの印象を消すくらいのものを創っていかないとダメなんで、俺は。そこまで行きたいなと思います。まだまだ一日で、できることじゃないんで。毎日毎日、しっかり大事にやっていって、清宮じゃなくて“ヘビーのベルト"を超えていきたいなと思います」

【試合後の清宮】
▼清宮「いろんな方法で攻めてくるとは思いましたけど、今日みたいな一点攻めは今後絶対食らいません!」

※そこへ丸藤が現れる

▼丸藤「おい、一箇所ずつぶっ壊していってやる。言ったんだからな。気をつけろ。次は足だ! 清宮!」

※と言って丸藤は去る

▼清宮「たとえネチネチ来ても俺は勢いで必ず乗り越えてみせます!」

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