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2/24【NOAH】マサオ&稲村大活躍でフーリガンズ解散 横浜で「杉浦vsKAZMA」一騎打ちへ、齋藤は谷口に改心迫る

『Navig. For The Progress 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月24日)
「杉浦軍vsフーリガンズ」イリミネーションマッチ ○杉浦軍(杉浦貴&齋藤彰俊&井上雅央&稲村愛輝&岡田欣也)vs(マイバッハ谷口&火野裕士&長井満也&KAZMA SAKAMOTO&コーディ・ホール)フーリガンズ×

 井上、稲村の活躍で“杉浦軍"がフーリガンズを撃破して解散に追い込んだ。敗れながらもKAZMAは杉浦に一騎打ちを要求して3・10横浜文体大会での激突が決定的に。齋藤はマイバッハに“改心"を迫った。

 杉浦組が敗れれば「杉浦がフーリガンズに入って奴隷になる」、フーリガンズが敗れれば「フーリガンズ解散」の条件下で行われた5対5イリミネーション戦。“前哨戦全勝"と圧倒していたフーリガンズがいきなりマイバッハのラリアット一発で岡田を失格に追い込んで先制してみせた。

 いきなり数的不利となった杉浦軍だったが、齋藤が火野と相譲らずの真っ向勝負を展開。ともにトップロープを超えてエプロンサイドにもつれこんだところで、齋藤に呼び込まれた新人・稲村が齋藤ごとショルダータックルで火野を押し出して失格に追い込んだ。

 井上も奮起。コーディの猛攻に青息吐息となったが、トップロープを下げて巨人をエプロンサイドに追いやるや、ロープを使った急所攻撃へ。そのままコーディを場外に落として場内をマサオコールが包む。さらに再び稲村が長井のフロントハイキックをロープぎわで避け、トップロープに足を引っ掛けた長井を転落させ、場内はさらなる盛り上がりをみせた。

 追い込まれたフーリガンズサイドもKAZMAが稲村、井上を立て続けに失格させて巻き返し、杉浦軍はたちまち杉浦ひとりに。フーリガンズは西永レフェリーを場外に追いやって無法地帯を作り出し、失格したはずの長井、火野、コーディがことごとく介入してなりふり構わず襲いかかったものの、杉浦も刺又攻撃の誤爆を誘発するや、マイバッハをフランケンシュタイナーで丸め込んで3カウントを奪取。KAZMAとの“一騎打ち状態"に持ち込むや、ニーバットからの予選スラムで仕留め、最後は貫禄の二人抜きで自軍に勝利を呼び込んだ。

 マイクを握った杉浦は「奴隷になんなくて良かったよ! これにてフーリガンズ、解散!! 閉店ガラガラ!!」と宣告。フーリガンズ勢が悔しげに花道を引き上げるなか、ひとりリングに残ったのはKAZMAだった。

 「男に二言はねえ。フーリガンズ、解散だ」と潔くフーリガンズTシャツを脱いだKAZMAだったが、「でもよ、言いたいことあるんだよ。お前に何がわかる! フリーの厳しさ、俺の思い、フーリガンズへの熱い思い! 控室でダラダラしてるお前には分からねえよな! 俺とシングルマッチやれ! 今日、3カウントとられたけどな、俺の口からギブアップ、参ったは言ってねえんだよ! 次、横浜文体でシングルマッチだ!」と要求した。

 杉浦も「俺、控室でダラダラしてねえからな。それだけは勘違いすんなよ」と執ように念押ししつつ、「お前、結構熱いんだな。暇だから相手してやるよ」と承諾し、3・10横浜文体大会での一騎打ちが決定的となった。

 また、齋藤は「フーリガンズ、今日で解散なんだから、マイバッハ谷口! 悪いことばっかりしないで、こっち側に来てマトモなプロレスしろ!」とマイバッハに“改心"を迫った。

【試合後の杉浦&齋藤&井上&稲村&岡田】
――勝因は?

▼杉浦「みんなの頑張り。若いヤツも、齋藤さんも、あとロートル…いや!井上さんも。井上さんが普段以上に頑張ってくれて」

――前哨戦は全敗、不安しか無いと言っていたが、今日の井上選手は頼もしかった?

▼杉浦「頼もしいねえ。恍惚(こうこつ)だよ。恍惚と不安、二つ我にあり、だよ……」

――齋藤選手は?

▼齋藤「今日はチームとしての勝利。チームとして強いヤツを抑えられたし、稲村がやってくれたんで。あと一つ言いたい! フーリガンズ、今日で解散なんだから、マイバッハ谷口! 悪いことばっかりしないで、こっち側に来てマトモなプロレスしろ!」

▼杉浦「そうだよね。これから、それぞれの道を行くんだろ? 解散なんだから。やり直せ」

――マサオコールも起こったが?

▼井上「活躍もなにも、そこは齋藤さんがね。齋藤さんの男気ですよ。歓声は…弱いヤツに来るもんだから…」

――稲村選手も相手方を2人失格に追い込んだが?

▼稲村「あそこで齋藤さんが僕を呼び込んでくれなかったら僕は動けなかったんで。あそこで齋藤さんの思いをしっかりくんで、相手を落とせて良かったと思います」

――岡田選手は悔しい結果となったが?

▼岡田「戦力的には何もできなかったですけど、自分と稲村でどこまで相手を追い詰められるかずっと考えてたんで。稲村が頑張ってくれたんで、結果的にフーリガンズを倒せてよかったです」

▼杉浦「まぁ、場外で相手が入ろうとするのを抑えてくれたりしてたんで。十分な戦力だよ」

――KAZMAとの一騎打ちが決まりそうだが?

▼杉浦「なんか悔しいんだろうな。ああみえて熱いこと言うから。まぁ、相手してやるよ」

【KAZMAの話】「男に二言はない。フーリガンズ、今日で解散する。リング上でも言った通り、杉浦。お前に俺の思いは分かんないんだよ。フリーとしての思い、フーリガンズに対する思い。お前に分かってたまるか! そして今日の試合。3カウント取られたけど、俺は“参った"という言葉は言っていない。だから次、文体で俺とシングルマッチをやれ。…そして、フーリガンズだけじゃない。俺には他にも“仲間"がいるんだ…」

【長井の話】「負けは負けだよ。俺たちの吐いた言葉はのまねえ。フーリガンズ、今日で終了だよ。長井満也…この先わかんねえな。このままノア撤退するか、それとも新しいヒーローでも現れてくれるのか? わかんねーよ!」

【コーディの話】「フーリガンズは今日で終わった。でも敗者のままじゃない。俺はノアにフーリガンになりに来たワケでも、モンスターになりに来たワケでもない。俺は俺として、次のやるべきことをやる」

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