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3/20【NOAH】「ハートが違う」 GTLへ清宮&拳王が王者AXIZに先勝

『Spring Navig. 2019』大阪・豊中市立ローズ文化ホール(2019年3月20日)
○拳王&清宮海斗&田中稔vs中嶋勝彦&潮崎豪&大原はじめ×

 4月開催のグローバル・タッグリーグ戦(GTL)に向けて、現GHCタッグ王者の“AXIZ"中嶋&潮崎組と、新生ノアの両輪となることを誓った清宮&拳王組の“前哨戦"がスタート。拳王が試合を決めて先勝し「ハートが違う」とAXIZとの“志"の違いを強調した。

 優勝候補となりそうな2チームが、豊中メインの6人タッグマッチで前哨戦。中嶋は猛烈な蹴り、潮崎は強烈な逆水平を笑みすら浮かべながら清宮にぶち込みまくって試合はAXIZが支配したものの、若きGHCヘビー級王者も決定打は許さない。

 逆に拳王が巻き返して戦況を五分に戻すや、終盤には相手方の大原に集中砲火。拳王の投げ捨てドラゴンスープレックス→清宮のミサイルキック→拳王の蹴暴と一気に畳み掛けると、両者は同時に拳を突き上げながら天を指差してフィニッシュを予告だ。清宮のエメラルドフロウジョン式スクラップバスター→拳王のダイビング・フットスタンプの必勝パターンを繰り出して大原から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 GTLに向けて、そして新生ノアをめぐる主導権争いでも“先勝"してみせた清宮と拳王は、敗れても不敵な笑みを浮かべるAXIZと視殺戦を展開。これで3大会連続でメイン締めに成功し、4・6大阪大会で開幕するリーグ戦に向けて大阪で弾みをつけた清宮と拳王は、「グローバル・タッグリーグ、必ずタッグチャンピオンチーム“AXIZ"を倒して、俺と拳王さんで新しい景色を見せます!」(清宮)、「新しい景色が見せられるのは、今日いたAXIZじゃねえだろ!? 今、ここにいる俺と清宮だろ!? おい! 大阪のクソヤローども! これからはなあ! ノアの新しい景色を創る、俺たちに…ついてこい」(拳王)と、恒例となりつつある“マイクリレー"も繰り広げて豊中大会を締めくくった。

 バックステージでは拳王が「“ハート"がまったく無い」とAXIZを切り捨て、清宮も「俺たちの魂で駆け上がります!」続いて“志"の違いを強調。二人の志は「ノアを再びメジャーに」。AXIZとは、あす(21日)の金沢大会、29日の後楽園大会でも激突予定で、開幕前から決定的な差をつけてリーグ戦へとなだれ込む腹づもりだ。

【試合後の清宮&拳王】
――タッグリーグ戦に向けてAXIZに先勝した形となったが?

▼拳王「新しい景色が見せられるのは、アイツらじゃねえんだよ! 確かにな“見てくれ"は、めちゃくちゃカッコいいよ。でもな“ハート"がまったく無いんだよ! お前らも分かるだろ? 誰が見せられるんだ? 新しい景色、誰が創っていけるんだ!? 俺と清宮…俺たちに決まってんだろ!」

▼清宮「今、拳王さんが言ったように“ハート"。ハートです! 俺たちは同じ方向を向いてるんで、向こうの蹴り、チョップ、いくら来ようとも必ず俺たちの“思い"で勝ってみせます」

▼拳王「プロレスはな、キャリアじゃねえんだよ。プロレスはな、顔でもねえんだよ。プロレスはどこでするんだよ!? (※胸を指差しながら)ココだろ!? ハートだろ!? ここの選手のなかで、ハートが一番ノアに向いてんのは誰だ!? 俺と清宮だろ!? だからな、必ずタッグリーグはな、獲るんだよ」

――続く金沢と後楽園でもAXIZと当たるが?

▼清宮「今ツアーもそうですが、タッグリーグも俺たちの魂で駆け上がります!」

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