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5/30【NOAH】小川&鼓太郎が広島で初日 地元・熊野を完全粉砕

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』広島産業会館・西展示館(2019年5月30日)
公式戦 ○鈴木鼓太郎&小川良成vsクリス・リッジウェイ&熊野準×

 現GHCジュニアタッグ王者の小川&鼓太郎組がジュニアタッグリーグ戦公式戦で、熊野&リッジウェイ組に完勝。地元・熊野を破って2戦目で手堅く初日を出した。

 初戦は怨敵・HAYATA&YO-HEY組と両者リングアウトの痛み分け。2戦目の相手は2連勝を狙う熊野&リッジウェイ組だった。

 広島出身の熊野を序盤から捕まえて流れをつかんだが、リッジウェイが鋭い打撃を武器に巻き返すと、熊野も奮起。リッジウェイの援護を受けながら、串刺しラリアットやベアボトムで巻き返して地元の歓声をさらったものの、鼓太郎も決定打は許さない。

 逆に熊野のアルゼンチンをスリーパーで切り返した鼓太郎は、額への強烈なエルボースタンプで反撃。さらには強烈なランニングエルボーバットを叩き込む。譲らない熊野が昇竜玄藩を狙ってきても、腕を脇で巻き込んで阻んだ鼓太郎は、逆にワンツー&ローリングのエルボーコンビネーションへ。さらには小川とのダブル・タイガードライバーで叩きつけるや、最後は鼓太郎がタイガードライバーを完璧に決めて3カウントが数えられた。

 地元・熊野に完勝して2戦目で手堅く初白星。まもなく没後10年を迎える三沢光晴さん最期の地で、ゆかりの連係が飛び出した形となったが、三沢さんについては一貫して口をつぐんでいる小川は「その質問はいいよ」と静かに姿を消した。

 一方の鼓太郎は、改めて王者としてのリーグ戦制覇を宣言。昨年から短スパンで王座戦が組まれたことで“タイトルマッチ・アレルギー"(?)となっているだけに、「俺はとにかくタイトルマッチやりたくないから、優勝するよ。優勝したら挑戦者出てこないでしょ?」と“防衛戦回避"をモチベーションにリーグ戦を戦い抜く構えをみせていた。

【試合後の小川&鼓太郎】

▼小川「ウチのおしゃべり担当は彼(鼓太郎)だから」

▼鼓太郎「なんでも聞いてください」

――熊野&リッジウェイ組はどうだった?

▼鼓太郎「負けるワケないでしょ。昨日今日組んだチームに。何年一緒にやってると思ってんだよ」

――リッジウェイはどうだった?

▼鼓太郎「ちょっとウエイト軽いけどね、いいんじゃない? リーグ戦中にどれだけ化けるか。あのチームにかかってるんじゃないの?」

――三沢さん最期の地の広島で…

▼小川「その質問はいいよ(※と一人去る)」

▼鼓太郎「じゃ質問なかったら帰るよー」

――初戦は引き分けたが?

▼鼓太郎「まぁお互いリーグ戦で勝ち上がれば当たる可能性もあるから。一回だけあるでしょ? 決勝で。俺はとにかくタイトルマッチやりたくないから、優勝するよ。優勝したら挑戦者出てこないでしょ? ボクシングで考えてみて? 強いチャンピオンには挑戦者も出てこないでしょ?」

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