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6/27【NOAH】AXIZタッグ奪回 清宮&谷口名乗りも中嶋“交換条件"でGHCヘビー挑戦へ

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年6月27日)
GHCタッグ選手権試合 ○中嶋勝彦&潮崎豪vsKAZMA SAKAMOTO&杉浦貴×

 “AXIZ"中嶋&潮崎組が、杉浦&KAZMA組を破って2週間ぶりにGHCタッグ王座奪回に成功。清宮海斗&谷口周平組が名乗りを上げたが、試合を決めた中嶋が清宮のGHCヘビー級王座挑戦を交換条件に出して若き王者も承諾。7・27川崎大会での「清宮vs中嶋」GHC戦が決定的となった。

 タッグリーグ戦を制した杉浦&KAZMA組が、6・13大阪大会で勢いそのままGHCタッグ王座奪取にも成功。この日も序盤から存在感をみせたのは会場の高支持率を維持する杉浦で、大量の紙テープとスギウラコールにのっけから背中を押されると、のっけから中嶋と潮崎をことごとく押しまくった。

 後手に回ったAXIZだったが、連係攻撃で巻き返す。ミドルキック&逆水平の交互乱打でKAZMAを人間サンドバック状態にするや、トラースキック&フィッシャーマンバスターの合体技もさく裂。助けに入った杉浦をダブルトラースキックで返り討ちにし、返す刀で中嶋はサッカーボールキックを前後から乱れ打ってKAZMAを追い詰めた。

 KAZMAも屈さず。カウンターのみちのくドライバー2で逆襲に転じると、こん身のランニング掌底を一閃。杉浦とのサンドイッチ式ニーバットも決め、あとを受けた杉浦も鬼のエルボーを中嶋に乱射だ。反撃を受けても止まらずに、ラリアット、ハイクラッチジャーマン、ランニングニーと猛攻を続け、KAZMAもランニングニーで援護射撃、杉浦の予選スラムが完璧に決まった。

 だが、中嶋はギリギリでキックアウト。逆におぶさるようにしてスリーパーに捕獲して反攻する。杉浦は前方に投げ捨てて脱出したが、その直後に、中嶋は右ハイキック一閃。不意を突かれた杉浦は前のめりに崩れ落ちた。これで流れは五分と五分に。どちらも余力はあとわずか。杉浦はエルボー、中嶋はミドルキックにこだわり、激しいラリーを繰り広げる。いつ果てることなく何十発も交錯すると場内は沸き返った。

 非情な右ストレートで打撃戦を制した杉浦はアンクルホールドでギブアップを迫るも、リングに飛び込んだ潮崎が豪腕ラリアットを発射して形勢逆転。さらにゴーフラッシャーでKAZMAを場外に排除だ。相棒のゲキに応えようと、中嶋は死力を振り絞って立ち上がり、トラースキックを3連発。必殺のバーティカルスパイクもさく裂した。杉浦はなおも肩を上げて重低音ストンピングを巻き起こしたものの、中嶋は不敵な表情で天を仰ぎ、四つん這いとなった杉浦の顔面を思いっきり蹴り上げる。もはや虫の息となった杉浦を引きずり起こした中嶋は、タップリとタメを作ってのバーティカルスパイクで突き刺し、30分に迫る死闘に終止符を打った。

 AXIZが2週間でGHCタッグ王座奪回に成功。ベルトを手にするや、早速得意の“もたれかかりポーズ"を決めたものの、そこへ清宮&谷口組が登場した。

 マイクを握った谷口は「そのベルトに俺と清宮で挑戦させろ!」と表明したが、中嶋は「谷口、お前の挑戦表明、俺の答えはノーだ」と拒否。一方で意味深げにニヤつきながら「ただし、おい、清宮海斗。お前のこの輝いているシングルのベルト、7・27のカルッツかわさきで俺の挑戦表明を受けてくれるなら、答えはイエスだ。どうだ、俺のこの条件」と清宮に突きつけた。

 若き王者も「シングルとタッグ、二冠王という新しい景色を作るためなら、俺はこのベルトを懸けて戦う。7・27カルッツかわさきでやりましょう」と承諾し、両軍のGHCタッグ王座戦、そして7・27川崎大会での「清宮vs中嶋」GHC戦が決定的となった

 昨年末、そして2週間前と2度に渡ってベルトを失いながらも、その都度取り返してきたAXIZ。最後は中嶋が「最後にお前たちに聞きたいことがある。イエスかノーかで答えてくれ。日本一の俺たちこのノアの戦いがお前ら好きか?」「「そして、最後にノアのタッグチームはAXIZだよな?」と問いかけ、場内も「イエス」の大歓声で呼応。潮崎と鈴木秀樹の一騎打ちも決定的となっただけに、いよいよAXIZが二人揃ってノアの“中心"に躍り出る勢いとなった。

【試合後の中嶋&潮崎】
▼潮崎「勝っちゃんありがとう」

▼中嶋「こちらこそありがとうございました。いやあ、どうだ? 獲って、離れて、また獲って、また離れて、また獲った。3回目だ。3回目のベルト。そのたびに俺たちAXIZも成長している。気づいてるか? これだけベルトが戻ってくる。俺たちAXIZのもとに。まさに中心だな。でも、これが終わりじゃない。AXIZ再始動だ。その目を離さず、しっかりと見とけよ。AXIZとともに、俺、中嶋勝彦も7・27カルッツかわさきで一皮剥けるぞ」

――鈴木戦に向けては?

▼潮崎「うーん、まあ、彼が今日、俺の名前を出したと。前回もいろいろ言ってましたけど、俺としては…なんだ? 勇気? 鈴木秀樹と試合をする勇気があるならやってやる? そんなもん、いらねえよ。プロレスリング・ノアの愛と勇気を持って、鈴木秀樹と一騎打ち、やってやりますよ。流れを読まない? 大いに結構。ドンドン行きましょう、やりましょう」

【試合後の中嶋&潮崎】
▼潮崎「勝っちゃんありがとう」

▼中嶋「こちらこそありがとうございました。いやあ、どうだ? 獲って、離れて、また獲って、また離れて、また獲った。3回目だ。3回目のベルト。そのたびに俺たちAXIZも成長している。気づいてるか? これだけベルトが戻ってくる。俺たちAXIZのもとに。まさに中心だな。でも、これが終わりじゃない。AXIZ再始動だ。その目を離さず、しっかりと見とけよ。AXIZとともに、俺、中嶋勝彦も7・27カルッツかわさきで一皮剥けるぞ」

――鈴木戦に向けては?

▼潮崎「うーん、まあ、彼が今日、俺の名前を出したと。前回もいろいろ言ってましたけど、俺としては…なんだ? 勇気? 鈴木秀樹と試合をする勇気があるならやってやる? そんなもん、いらねえよ。プロレスリング・ノアの愛と勇気を持って、鈴木秀樹と一騎打ち、やってやりますよ。流れを読まない? 大いに結構。ドンドン行きましょう、やりましょう」

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