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6/27【NOAH】同門戦でYO-HEYがボス圧倒 原田“余裕ゼロ"のジュニアリーグ初戦白星

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年6月27日)
Aブロック公式戦 ○YO-HEYvs原田大輔×

 ノアジュニアのシングルナンバーワンを決めるジュニアリーグ戦がこの日の後楽園大会から開幕。セミファイナルで組まれたAブロック公式戦では、RATEL'S同門対決でYO-HEYが“ボス"原田を圧倒したものの、最後は原田が“余裕ゼロ"の逆転勝利で辛くも初戦白星を手にした。

 開幕戦から実現した同門対決。のっけから手の内を知り尽くしたハイレベルかつスピーディな読み合いを展開したが、終盤にかけて見せ場を連発したのはYO-HEYだった。

 肺気胸で入院していただけに、胸へのエルボー“ブレスストップ"で肺を狙い撃ちにされたYO-HEYだったが、ローリングエルボーに鋭いトラースキックを当てて逆転。すかさず低空顔面G、正調顔面Gと畳みかけ、スーパー顔面Gを避けられてもヨーロールでニアフォールまで原田を追い込んだ。

 肩を上げ続けるので精一杯の原田も、とにかくエルボーを連打してロープに走ったものの、待っていたのはYO-HEYの強烈な高打点ドロップキック。クリーンヒットと同時に場内は大きく沸いた。そして素早くコーナーに上がったYO-HEYは、最大奥義のバンブードラゴンフライを投下した。

 だが、原田は寸前で避けて自爆を誘うと、これしかないとばかりに泥臭くエビ固めで体重をかけて押さえ込み、強引にぎりぎりで3カウントを奪ってみせた。

 試合後は敗れた元気にYO-HEYが「スリー入っていない」と抗議し、勝った原田は勝ち名乗りすら受けられずに大の字。勝敗とは真逆の光景が広がり、バックステージでも勝者にも関わらずノーコメントで引き上げた。

【YO-HEYの話】「このシングルリーグっていう形で原田大輔が相手になっただけで。たまたまそれがシングルリーグの公式戦だっただけで。普通の地方でのシングルマッチだろうが、こうやってベルトが懸かったり、トーナメント、リーグ戦みたいな特別な試合の時は当たり前で、原田大輔っていうのは正直、俺の中で凄い特別に思っとる1人であって。そいつにシングルで勝つっていうのが最近の一番目標とするものだったから、今日はほんまに惜しいとか言われるかもしらんけど、そんなんあかんねん。『惜しいからよかった』じゃない。負けたら意味ないから。正直、『これ勝てる』って思った自分が最後におって。その隙をあいつは見抜いて、疲れて、YO-HEYちゃんに勝ったと。まだまだ勉強しないといけないっす。喋りすぎました。あと2文字喋ったら、肺が敗れます。2文字喋ったら、肺がまた敗れそうなんで。もうこの辺にしておきますね。本当にあと2文字喋ったら肺が…。にも…ウッ!」

※原田はノーコメント

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