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7/4【DRAGON GATE】奥田が望月道場に加入 ツインゲート前哨戦でEita&清水が石田狩り、Ben-K&シュンが後楽園初見参

 『RAINBOW GATE 2019』後楽園ホール大会が4日、開催され、奥田啓介が望月成晃と一騎打ちを行った。打撃戦の末に、望月が巧みに丸め込んで試合を制すると、望月道場に勧誘。しばらく逡巡した奥田だったが、「望月師範! よろしくお願いします」と加入を決意した。

 第3試合では望月と奥田が一騎打ちを行った。6・6後楽園のタッグ戦で激突した2人はどちらも感情的になり、ノーコンテスト決着に。試合後、奥田が「てめえみたいな元気なオッサンは目障りなんだよ。そんなヤツは俺がフルボッコにしてやるよ」とぶちまけると、望月は「お前はまだまだプロレスの奥深さを知らない。なんだったら、次の後楽園で俺とシングルやるか?」と受けて立つ構えを見せて、この一戦が決定した。

 いきなり2人は正拳突きなどを激しく打ち合ったが、望月はこん身のローキックを左足に突き刺すと、足攻めに着手。アキレス腱固めやドラゴンスクリューなどで攻め立てた。守勢を余儀なくされた奥田だったが、脇固めで逆襲。三角絞めに移行して絞めに絞める。陥落寸前となった望月だったが、切り返してアンクルホールドに捕獲すると、自ら技を解き、側頭部を連続してローキックで射貫いた。負けじと奥田も左右のミドルキックを乱れ打ち、腕ひしぎ逆十字固めへ。だが、望月は狙いすました押さえ込みで見事に3カウントを奪い取った。

 予告通りにプロレスの奥深さを叩き込んだ望月は「お前のファイティングスピリッツは大したもんだよ。そこでだ。おい、奥田。お前も望月道場に来い」と勧誘。「お前はDRAGON GATEでトップ取りたいんだろ? でもな、そのまま1人で暴れてても埋もれるだけだぞ」と投げかけた。奥田が「じゃあ、俺が入ったら、トップ獲れるのかよ?」と返すと、望月は「お前にその気があるなら、俺がお前をDRAGON GATEのトップ戦線につれてってやるよ」と約束した。逡巡した奥田だったが、最後は「望月! いや、望月さん! いや、望月師範! よろしくお願いします」と望月道場入りを決意。他のメンバーとも握手を交わし、正式加入が決定した。不快感を隠そうとしないワタナベヒョウの存在が気がかりだが、なにはともあれ望月道場は5人体制となった。

 7・21神戸ワールド記念ホール大会ではツインゲート統一タッグ選手権試合として、王者・YAMATO&KAI組に、Eita&ビッグR清水組と土井成樹&石田凱士組が挑む3WAY戦が組まれている。その前哨戦として、Eita&清水がREDのKAZMA SAKAMOTOと、石田がMaxiMuMのドラゴン・キッド&ジェイソン・リーとそれぞれ組んで、第6試合で対戦した。

 キッドが捕まり、フラストレーションを溜め込んだ石田だったが、清水にエプロンからのサッカーボールキックを叩き込むと、Eitaを蹴りまくって憂さを晴らす。さらに、清水に照準。連係攻撃に打って出ると、石田のランニングローキックが火を噴いた。負けじとREDも連続攻撃で逆襲し、清水&KAZMAのラリアット&延髄斬り、KAZMAのみちのくドライバーII、清水のダイビングボディプレスと石田に猛攻。石田も砲丸投げスラムを丸め込んであわや3カウントの場面を作ったが、最後はEitaのトラースキック、清水の砲丸投げスラムが連続してさく裂して敗北した。

 勝ち誇ったEitaは「おい、石田。お前じゃ次のチャンピオンにはなれない。それは俺だけじゃねえぞ。ここに集まっている全員が思っていることだ。そうだろ?」と場内を煽り、「それに比べて、俺と清水を見てみろ。次期チャンピオンに相応しい試合をしただろ? 来月の後楽園、俺たちがツインのベルトを持ってきて、お前らに見せてやるからよ。その時まで楽しみに待っとけ。ボケが!」と吠えた。

 Ben-Kはシングルリーグ戦・KING OF GATEを制し、7・21神戸でドリームゲート王者のPACに挑戦することが決定した。REDに追放されて以降は1人で孤軍奮闘してきたが、望月道場を抜けて独り立ちしたシュン・スカイウォーカーと対REDで合体。その後は10連勝を続けている。今宵は後楽園初見参。第5試合で、REDの神田裕之&吉田隆司組と対戦した。

 場外乱闘で幕開け。Ben-Kはスタンド席中通路で吉田とショルダータックルで正面衝突し、豪快に吹き飛ばすと、リングに戻っても神田に滞空式ブレーンバスターを繰り出して場内を沸かした。吉田が両腕パイナップルボンバーで反攻すると、シュンが捕まり、REDペースとなるが、Ben-Kのアルゼンチンバックブリーカー、シュンのコブラツイストの共演で再び流れを奪還。粘る吉田が地獄突き乱射やパイナップルボンバーで巻き返したものの、Ben-Kが俵投げで鎮圧し、残る神田をスピアーで粉砕して、連勝を11に伸ばした。試合後、マイクでベルト奪取を誓ったBen-Kだった。

 第4試合は7・21神戸で行われるブレイブゲート戦の前哨戦。王者・横須賀ススムがNATURAL VIBESのKzy&パンチ富永と、挑戦者・フラミータがTRIBE VANGUARDのKAI&Kagetoraとそれぞれ組んで対戦した。

 序盤戦からフラミータが躍動。ススムをハンドスプリングからのバク宙で幻惑すると、コルバタで場外に叩き落とし、コーナー最上段からトペコンヒーロでダイブする。終盤になると、ススムたちの連係攻撃に捕まり、ススムの雪崩式エクスプロイダー、Kzyのダイビングエルボー、カナディナンデストロイヤーに連続被弾。それでもススムのジャンボの勝ち!を耐え抜き、フラムフライで戦線離脱に追い込むと、最後は富永をファイアーバードスプラッシュで沈めて快勝した。

 試合後、ススムは簡単なスペイン語で「俺が勝つ」とアピール。一方、フラミータは流ちょうな日本語で「ススムサン。ワタシハカチマス。ワタシハブレイブゲートチャンピオンニナリマス。ミナサンオウエンヨロシクオネガイシマス」と宣言し、マイクアピールでもススムを上回って見せた。

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