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8/20【NOAH】北宮絞殺…杉浦がN-1死闘発進 「ぶっちぎりV」公約

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』アクロス福岡(2019年8月20日)
Aブロック公式戦 ○杉浦貴vsマサ北宮×

 博多大会のメインイベントに据えられたN-1・Aブロック公式戦で、杉浦が死闘の末に北宮を撃破。初戦白星で「ぶっちぎり優勝」を公約した。

 のっけから小細工無用の肉弾戦。両雄が当たると最近ほぼ必ず繰り広げられる“果てなきショルダータックル合戦"で序盤から場内は熱を帯びたが、先手を奪ったのは北宮。エプロンサイドでのニークラッシャーを契機に、杉浦のヒザを痛めつけ、監獄固めへの布石を打った。

 苦境となった杉浦も、不意打ちの生拳ナックルパートを叩き込んで強引に“インターバル"を作って流れをリセット。逆に北宮の左腕を引っ張りながら、こん身の右エルボーを一発、また一発とぶち込む非情な攻めをみせた。

 それでも北宮は、上半身を震わせながら立ち上がって顔面を密着させるタフガイっぷりを発揮。逆に杉浦の腕を自ら引っ張っての生拳ナックルパートで“お返し"すると、こん身のスピアーからの監獄固めに持ち込んでギブアップを迫る。かろうじてロープをつかまれても、今度は容赦ない頭突きをズバリ。ゴツン!と生々しい音が響き渡って博多の会場も息をのむ。崩れ落ちた杉浦を引きずり起こした北宮は、ドリルアホールパイルドライバーからのサイトースープレックスで仕留めにかかった。

 だが、上空で体を入れ替えた杉浦はフロントネックロックで切り返す。これしかないとばかりに絞めに絞め上げたが、北宮も必死に抵抗、立ち上がったり、力ずくで持ち上げようとして切り抜けにかかったものの、杉浦は必死にしがみついて絞るその手を離さない。逆に胴締め状態からグラウンド式に持ち込むことに成功したが、北宮も徹底してギブアップはせず。しかし次第に力が抜け、中山レフェリーが3度のチェックの末に試合を止めた。

 初戦から死闘。逆転絞殺で北宮を振り切って白星スタートを決めた杉浦は、鋭い眼光でマイクを握ると「必ず俺がぶっちぎりで優勝して、チャンピオンが待ってる両国に必ず行きます」と博多の観衆に公約して大会を締めくくった。

 バックステージでは「若くて、ああいう存在がいると、俺もまだまだ負けられない…って思うよ。うん。良い存在だよ」と北宮を評した杉浦。続く公式戦は8・25大阪大会で、初戦で潮崎豪を破っているアレックス・ハマーストーンと激突する。

【試合後の杉浦】
――北宮との試合を振り返って?

▼杉浦「当たり強いしね、若いし。毎回あいつとはタックル合戦意地でやってんだけど、倒れないからね。俺も負けられないけど…若くて、ああいう存在がいると、俺もまだまだ負けられない…って思うよ。うん。良い存在だよ」

――N-1初戦を勝利で飾ったが?

▼杉浦「ぶっちぎりで…って言ったし、俺はその先も見てるから。この選ばれし者が出てるN-1で最強を決めて、ベルトを持ってるチャンピオンと、ホントにどっちが最強最高か。楽しみだよ」


――次は大阪でハマーストーン戦だが?

▼杉浦「力ありそうだね。まぁ、ああいう相手は俺としてはやりやすいよ。正面から来るんで。名古屋の試合は見ていた? 見てたよ。ちょっとカタかったかね。初戦だったから。俺の時はもっとリラックスして来いって。そのほうが力出るから」

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