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8/21【NOAH】丸藤N-1黒星スタート 北宮が荒技連発で熱闘初白星

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』大分イベントホール(2019年8月21日)
Aブロック公式戦 ○マサ北宮vs丸藤正道×

 大分大会のメインイベントを飾ったN-1・Aブロック公式戦で、初戦を迎えた丸藤を破った北宮が2戦目にして初白星。熱闘の末に荒技を連発して天才をねじ伏せ、大分の地で反転攻勢を宣言した。

 前夜の杉浦貴戦は、死闘の末に黒星スタートなった北宮。連夜のメイン公式戦出場となったが、今宵の相手・丸藤も強烈だった。

 この日が初戦となった丸藤は、ゴング直後に不意打ちの虎王を見舞って早々に主導権を奪取。北宮が反撃に出ても、ピンポイントの腕攻めや足攻めでことごとくリズムを崩していく巧みな試合運びで、圧倒し続けた。

 虎王や不知火まで浴びて窮地に陥った北宮も。持ち前のタフネスっぷりで乗り切る。逆に虎王を空中キャッチしての、ニークラッシャー発射に成功すると、豪快な投げ捨てジャーマンやスピアー、そして監獄固めに持ち込んだ。

 ところが丸藤は下から北宮の左腕をつかむや、序盤の腕攻めを利してキーロックに持ち込む。さらにはパーフェクト・キーロックへの変化を狙って回転した.

 だが、北宮はこの回転を逆利用。足をつかんで逆に再び監獄固めに持ち込んでみせる。かろうじて丸藤もロープをつかみ、フックキックやトラースキックの乱れ打ちで北宮を崩しにかかったものの、北宮は続く虎王を空中キャッチだ。そのままサイトースープレックスで綺麗に弧を描く。場内がどよめくなか、ドリルアホールパイルドライバー、こん身のラリアット…と畳みかけた北宮が、最後は正調サイトースープレックスで投げきり、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 パーフェクト・キーロックと虎王を切り返す荒技連発で、北宮が2戦目にしてN-1初白星。マイクを握った令和の獄門鬼は「大分のマサ北宮を応援してくださったファン各位、そして大分の丸藤正道を応援してくださったファン各位、どちらも本当にありがとう。もちろん、直接もらう声援は力になる。だがしかし、相手を応援する、もしくは俺をさげすむ声援も、反骨心に火がついてすべて力に変わる。リーグ戦はあと2つある、どちらも落とせない。N-1 VICTORY、このマサ北宮が優勝して、プロレスリング・ノアの歴史に名を刻む」と大分の地で反転攻勢を宣言した。

 バックステージでは「N-1のリーグ戦は、ひとブロックたったの4試合だ。すでに、ひとつ落としてるんだよ。もう取りこぼしはできない。何としても、どんなにみっともなくても、あとふたつ勝たせてもらう」でも勝利への執念をむき出しに。続く3戦目は8・29後楽園大会。潮崎豪相手に泥臭く2連勝を狙う。

【北宮の話】「N-1のリーグ戦は、ひとブロックたったの4試合だ。すでに、ひとつ落としてるんだよ。もう取りこぼしはできない。何としても、どんなにみっともなくても、あとふたつ勝たせてもらう。そのうえで9月の大阪は俺がメインに立つ。そして! 11月の両国も俺がメインに立つ.もうこれ以上は何もしゃべらない。結果を残してからしゃべる。以上だ!」

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