8/24【全日本】諏訪魔が世界タッグ本番前の雪辱誓うもゼウスに苦手意識
『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・美幌町スポーツセンター(2019年8月24日)
○諏訪魔&石川修司vsディラン・ジェイムス&ジョエル・レッドマン×
諏訪魔が世界タッグV4戦本番前にゼウスに雪辱を遂げるつもりだが、苦手意識があることを明かし、「攻略の糸口が見つかってないのが正直なところ」と悩んでいる。
暴走大巨人は9・3後楽園大会でゼウス&崔を迎え撃つ世界タッグV4戦を控えるが、2日前の8・22釧路大会では石川が崔に直接黒星を喫したばかりだ。この日、二人はディラン&レッドマンの外国人タッグと対戦。レッドマンにダブルチョップ乱打、ラリアット、ストライクジャーマンの猛攻を浴びせる暴れっぷりをみせ、石川のランニングニーリフトによる援護射撃を受けると、バックドロップ、ラストライドのフルコースで勝利を決めた。
今回のV4戦は8・17札幌大会で諏訪魔がゼウスに敗れたことがきっかけで決まったもの。諏訪魔も雪辱を誓ってゼウス狙いを宣言しているが、「リング上を祭にしていく部分があるんでね、筋肉で。筋肉祭りみたいになっちゃうことがある」とゼウス自慢の怪力を認めざるを得ない。
過去、チャンピオン・カーニバル公式戦などでゼウスのパワーに押し切られ、敗北を喫したこともある。そして札幌で黒星を喫したばかり。諏訪魔は「ああいう直線的なパワーで物凄いものでくる相手に押されると、こっちも振り幅なくなっちゃうんでね。正直、苦手なのかなって感じがしますね」と苦手意識を抱いていることを認めた。
レスリング仕込みの引く力なら絶対の自信があるが、「押す力」ではゼウス相手に分が悪い。「調子に乗らせないようにしないといけないな。今、タイトルマッチへ向けて始まってるわけだから、前哨戦って凄く大事で、ひと泡吹かせたいなと思うんだけどね」と改めて前哨戦での雪辱を見据えたものの、「攻略の糸口が見つかってないのが正直なところなんだよ」と頭を抱えた。
苦悩をにじませた諏訪魔だが、世界タッグ戦を前に挑戦者組の勢いに歯止めをかけておく必要がある。そのためには何としてもゼウス攻略法を見出すしかない。
【諏訪魔の話】
――8・22釧路での前哨戦で石川が崔に敗れたが?
▼諏訪魔「俺もゼウスに獲られてるからね。リング上を祭にしていく部分があるんでね、筋肉で。筋肉祭りみたいになっちゃうことがあるから。あれをさせないようにしなきゃいけないのかなって。外国人は別として日本人でパワーで押されることはあんまりないからね。それだけ今の全日本プロレスは大型化してるってことなんだろうけどね」
――実際、過去にチャンピオン・カーニバルなどでゼウス選手に敗れたこともあり、苦手意識みたいなものはある?
▼諏訪魔「まぁね。ジョーとやる時もそうだけど、ああいう直線的なパワーで物凄いものでくる相手に押されると、こっちも振り幅なくなっちゃうんでね。正直、苦手なのかなって感じがしますね。俺も正面衝突しにいっちゃうんでね(苦笑) どっちかというと向こうは押してくる力が強いと思うんだよ。俺は引きつけて投げたりとか、そういう力の方が強いんだよ。引く力というのかな。あの押す力に関しては俺より強いものがあるんでね。で、体もあんなでしょ。正直ああいうのを全面的に出されるのは苦手かな」
――そこをどう攻略するかが世界タッグ防衛のカギになると?
▼諏訪魔「そうだね。調子に乗らせないようにしないといけないな。今、タイトルマッチへ向けて始まってるわけだから、前哨戦って凄く大事で、ひと泡吹かせたいなと思うんだけどね。でも攻略の糸口が見つかってないのが正直なところなんだよ」