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9/21【NOAH】新兵器“ストレッチプラム式フェイスロック"で清宮先制 両国GHC戦へ拳王との前哨戦スタート

『NOAH the SPIRIT 2019』埼玉・えすぽわーる伊佐沼(川越市)(2019年9月21日)
○清宮海斗&丸藤正道&谷口周平vs拳王&マサ北宮&稲村愛輝×

 ノア年間最大の大一番となる11・2両国大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)清宮vs拳王(N-1 VICTORY覇者/挑戦者)」に向けた前哨戦が川越大会からスタート。清宮が新兵器の“ストレッチプラム式フェイスロック"を投入して先制してみせた。

 新生ノアをけん引し続けてきた若き王者と、N-1の修羅場をくぐり抜けた反骨の挑戦者。調印式も終え、雌雄を決する両国への道が本格的にスタートした。川越メインの6人タッグマッチで激突し、のっけから迷いなく先発して火花。中盤には拳王が蹴暴や高速ドラゴンスープレックスを発射して清宮を押し込んで見せたものの、清宮も決定打は許さない。

 逆に終盤には稲村を鮮やかなカウンター・ドロップキックで止め、急角度ジャーマンからのタイガースープレックスを狙う。踏ん張られても変型フェイスロック(腕を巻き込む形)に持ち込んだが、この日は足を支点に稲村の胴体をもねじり上げる改良版を繰り出し、拳王の眼前でギブアップを奪ってみせた。

 “新兵器"投入で最初の前哨戦を制してみせた清宮は、ベルトを掲げて勝ち誇る。たまらず拳王も殴りかかって乱闘に発展したものの、清宮はのど元にドロップキックを撃ち込んで堂々と排除し、「両国はこれからのノアが躍進するために重要な大会です。一番負けられない拳王だからこそ、俺が勝って、両国で新しい景色を見せたいと思います!」と川越の観衆にマイクで公約して大会を締めくくった。

 先のN-1 VICTORYはあえて不参加を選択した清宮だったが、最後の“新兵器"は、その賜物でもあった。

 「N-1に出ない間にやろうと思った技とか動きがたくさんあるんでね。今日もフィニッシュは三沢さんのフェイスロックと、川田さんのストレッチプラムを合体させた技で。今までやってる人もいなかったし、やってみたら強烈だと思っていたら、実際今日取れたので。これからドンドン使っていきたい。あの技はホントに強烈だったと思います。N-1に出ないことで、いろいろ考える時間もあったんでね。新しい、もう一つの必殺技ができたのかな…とも思います」。

 永遠の憧れであるノア創始者・三沢光晴さんと、そのライバル・川田利明。両雄の得意技をミックスさせて編み出した“方舟の継承者"らしい新兵器。タイガースープレックスに並ぶ必殺技として昇華させるべく、両国までにさらなる磨きをかける。

【試合後の清宮】
――前哨戦がスタートしたが?

▼清宮「両国に向けて時間もないし、お客さんの熱量も上がってるので、俺はもう拳王。アイツと歴史的な試合をやるために、今日から、前哨戦初日からフルパワーでぶっ飛ばしていきますよ」

――あと1ヶ月以上あるが、期待感を高めることも王者としての課題になってくる?

▼清宮「今日も新しい技…というか、ちょっとプラスアルファの技をやったんですけど、1ヶ月といっても、今まで温存してきた技だったり、N-1に出ない間にやろうと思った技とか動きがたくさんあるんでね。今日もフィニッシュは三沢さんのフェイスロックと、川田さんのストレッチプラムを合体させた技で。今までやってる人もいなかったし、やってみたら強烈だと思っていたら、実際今日取れたので。これからドンドン使っていきたい。あの技はホントに強烈だったと思います。N-1に出ないことで、いろいろ考える時間もあったんでね。新しい、もう一つの必殺技ができたのかな…とも思います」

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