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10/3【NOAH】北宮が中嶋粉砕で辛らつ告白 両国でTHE TOUGHがタッグ王者AXIZに挑戦

『PREMIUM PRELUDE 2019』東京・後楽園ホール(2019年10月3日)
○マサ北宮&拳王&稲村愛輝vs清宮海斗&潮崎豪&中嶋勝彦×

 北宮がかつての兄弟子・中嶋をサイトースープレックス2連発で粉砕。「8年前、健介オフィスに入門したその日から、中嶋勝彦、てめえのことが心底気にくわねえ」と辛らつに告白し、稲村とのコンビ“THE TOUGH"でGHCタッグ王座挑戦を表明。11・2両国大会で王者“AXIZ"中嶋&潮崎組にに挑戦することが決定した。

 新生ノア年間最大の舞台となる両国1ヶ月前の前哨戦。GHC戦に向けて3度目の前哨戦となった王者・清宮と拳王が序盤から場内外で激しい火花を散らし、中盤には清宮が予告どおりに新兵器の“ストレッチプラム式フェイスロック"で拳王を仕留めにかかる。ところが拳王も脱出し、逆にコーナーめがけてのファルコンアローを解禁し、負けじと清宮もダイビングフットスタンプをドロップキックで空中撃墜…と激しい攻防を展開した。

 それでも試合を決めたのは北宮だった。中嶋のミドルキック、潮崎の逆水平の交互乱打、中嶋のサッカーボールキック乱射も浴びて“人間サンドバック状態"と化したが、持ち前のタフネスっぷりで打破。中嶋のヴァーティカルスパイクを食らっても、相棒・稲村のカットが間に合った。

 中嶋の続く顔面蹴りも稲村が飛び込んで阻止。息を吹き返した北宮も、強烈なパイルドライバー、ラリアットをぶっ放して一気に中嶋を追い込むや、最後はこん身のサイトースープレックス2連発で3カウントまでつなげてみせた。

 大の字となった中嶋の頭上で迷いなくマイクを握った北宮は「8年前だ。8年前、健介オフィスに入門したその日から、中嶋勝彦、てめえのことが心底気にくわねえんだよ。この際だからハッキリ言うよ。てめえのことが心底大嫌いなんだよ」と辛らつ告白。その上で、「おい、てめえの腰にあるそのベルトも、今じゃ輝きは見当たらないな。俺たち金剛、いや、TOUGHが、来月、両国国技館で挑戦を表明する」とタッグ王座挑戦を表明した。

 「時代も作れねえ。ヘラヘラとスカしながら、のうのうとやってきたてめえと、全てを懸けて前に進もうとしているこの俺の覚悟の違いを、11月の両国できっちりと見せつけてやるよ。両国までベルトをしっかりと磨いておけ、コノヤロー」とまで言い放った北宮。敗れた中嶋は「このベルトはそう簡単に挑戦できるもんじゃない」と敷居の高さを強調したものの、その後11・2両国大会でのGHCタッグ王座戦「(選手権者)中嶋&潮崎vs北宮&稲村(挑戦者)」が正式に発表された。

【試合後の拳王&北宮&稲村】
▼拳王「こいつらもな、今日結果を出しただろ? これがな、俺たちの強い信念ってことだ。あいつらみたいにな、会社に言われたままに動くヤツらなんか、こういう風に結果なんか出ないんだよ。俺たちみたいにイバラの道を歩いてな、プロレスリング・ノアをもっともっと輝かしいリングにしていくんだ。おい、見ただろ? あのチャンピオン、清宮の目。どこか焦点合ってねえぞ。迷ってるだろ? あんな迷っている子犬ちゃんを甘やかしたら、さらに迷うんだ。俺が清宮のピンチを救ってやるよ。そして、昔みたいに生き生きとした目に俺が戻してやるからな。おい、いいか。両国国技館は超満員で、俺が清宮からベルトを奪うからな」

※拳王が先に去っていく

▼北宮「いいか、試合で納得させて、言葉で引きつけて、俺たちがベルトを奪い取る。お前も同じ気持ちだろ?」

▼稲村「ハイ!」

▼北宮「11月、両国だ。俺たち金剛のターンまで、ベルトを磨いておけ、コノヤロー。帰るぞ!」

▼稲村「ハイ!」

【試合後の中嶋&潮崎】
――タッグ王者として敗れたが?

▼潮崎「そうだね…タイトルマッチは…」

▼中嶋「ちょっと待って。ここは俺に言わせてほしい。勝った勢いで意気揚々と語りやがって…クソ生意気だな。確かに負けたよ。負けたけど、ちょっと待てよ。ただ勝った。それだけで挑戦できるのか。今のGHCは違うだろ? 今よりももっと、価値のあるベルトにするのは、この俺たちAXIZだ。そしてこのベルトは、これまでも、そしてこれからも、崇高なる価値あるベルトだ。勝ったからその調子で、その勢いで簡単に挑戦ができるものじゃねえんだよ。だがよ、会社がそれでも挑戦権を与えるなら、考えてやってもいい。あとはファンのみんなの声だろ…」

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