10/3【NOAH】杉浦&藤田の超強力コンビが圧勝 両国で「藤田vs谷口」一騎打ち決定
『PREMIUM PRELUDE 2019』東京・後楽園ホール(2019年10月3日)
○藤田和之&杉浦貴vs谷口周平&熊野準×
杉浦と藤田の超強力コンビがノアで実現。圧勝をおさめたものの、谷口が藤田に再戦を要求し、11・2両国大会での一騎打ちが決まった。
同じ1970年生まれで、ともに元レスリング全日本王者。かつて両者日の丸を背負ってアトランタ五輪を目指したこともある杉浦と藤田の超強力コンビが、“杉浦軍とその助っ人"として方舟マットで実現した。
谷口&熊野組と対決。レスリング元国体王者の谷口も、序盤から藤田をロックオンして攻め立てたが、杉浦と藤田は軽々と熊野を捕獲し、藤田は「ほらボク、ボク」と口走りながら谷口と熊野を徹底的に見下した。
谷口も中盤に入って巻き返し、ノーモーション頭突きの連打やブレーンバスターで藤田を押し込んだものの、崩し切るには至らない。逆に藤田は、熊野を杉浦のエルボー→藤田の右ビンタの強烈コンボで止めると、豪快なパワーボムで叩きつけ、四つん這いとなった相手の頭部を非情のサッカーボールキック2連発で蹴り上げた。
谷口のカットが間に合ったものの、藤田はワンツービンタ乱打をクリーンヒットさせて排除。返す刀でぐったりする熊野をスリーパーで絞めに絞め上げ、危険と判断したレフェリーが試合を止めた。
レフェリーストップ裁定が下されても、藤田は絞るその手を離さない。ブーイングも響くなか、止めに入った谷口が顔面密着で藤田とにらみ合う。藤田は「負けたんだから帰れ」とあしらったが、谷口は「もう一回俺とやれ!」と食い下がり、バックステージでは「藤田和之、呼べばくるんだろ? 呼べば来るんだろ? 俺が呼んで、俺がまた試合してやる」と要求。11・2両国大会での「谷口vs藤田」一騎打ちが決まった。
とはいえ、藤田は谷口を「誰だ? ここ(胸元)に名前貼っとけ。誰が誰だか、全然わかんねえよ。まあ、泥舟だからな。みんな泥だらけだからわかんねえよ」と嘲笑。杉浦は藤田とのタッグを「やっぱ強いからね。問題ないでしょ。強いよね」と振り返ったが、タッグ継続ついては「藤田次第じゃない? 藤田がどう…ほら、まだ相手の名前も覚えてくれてないからね。もっともっと藤田に噛みついて、何か生まれたらいいんだけどね。こればっかりはあいつをコントロールできないから」と話していた。
【試合後の杉浦&藤田】
▼藤田「お疲れさま」
▼杉浦「お疲れ様でした」
※握手を交わすと、藤田が杉浦の背中を叩き
▼藤田「相棒」
――今日の手応えはどうだった?
▼藤田「手応え? 誰、あれ?」
▼杉浦「谷口」
▼藤田「誰だ? ここ(胸元)に名前貼っとけ、ここに。な? ここに名前貼っておけ。わかんねえんだ、名前。誰が誰だか、全然わかんねえよ。まあ、泥舟だからな。みんな泥だらけだからわかんねえよ。あとはリーダーに任せる。よろしく。お疲れ。ありがとう」
※藤田は先に去っていく
――藤田選手とのタッグはどうだった?
▼杉浦「まあ、悪くないでしょう。やっぱ強いからね。問題ないでしょ。強いよね」
――これから関係がどうなってくるか興味が沸いてくるが?
▼杉浦「ああ、ホント? 藤田次第じゃない? 藤田がどう…ほら、まだ相手の名前も覚えてくれてないからね。もっともっと藤田に噛みついて、何か生まれたらいいんだけどね。こればっかりはあいつをコントロールできないから。あいつ次第だよ」
――エルガン選手とのナショナル王座戦も発表となったが?
▼杉浦「そうだね。N-1負けて、ちょっと目標を失ってたけど、新しい目標ができたんで。それに向けて、両国に向けて、なんか燃えられるね、それは。嬉しいね」
――両国がさらに大舞台という感覚になってきた?
▼杉浦「とりあえず両国。両国を大成功させて。そうしたら、その先が見えると思うんで。両国、とりあえず」
――エルガン選手の印象は?
▼杉浦「まあ、こう言ったらあれだけど、やりやすい相手っていうかね。正面から当たる相手なんで。もう本当にどっちかが倒れるまでやれると思うんで。相手としてはやりやすい相手、楽しみな相手」
【谷口の話】「藤田和之、呼べばくるんだろ? 呼べば来るんだろ? 俺が呼んで、俺がまた試合してやる」