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11/9【NOAH】“赤鬼"谷口爆発で杉浦絞殺、11・26新潟でナショナル王座挑戦 潮崎は「藤田排除」宣言

『STARTING OVER 2019』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2019年11月9日)
○谷口周平&中嶋勝彦&潮崎豪&熊野準vs藤田和之&鈴木秀樹&大原はじめ&杉浦貴×

 大流血なんの。“赤鬼"と化した谷口が大阪大会で爆発的な活躍をみせ、初代GHCナショナル王者・杉浦からギブアップ勝ち。11・26新潟大会での王座挑戦が決まった。一方でGHCタッグ王者の“AXIZ"中嶋&潮崎と藤田に遺恨が生まれ、潮崎が「藤田排除」を宣言した。

 年間最大の舞台となった両国大会でマイケル・エルガンとの激闘を制して新設王座の初代王者の座を射止めた杉浦。この日は藤田、鈴木、大原との豪華杉浦軍カルテットを組み、日の丸があしらわれた赤ベルトを腰に巻いてリングに上がった。

 試合では“AXIZ"中嶋&潮崎組と藤田が火花。不敵な笑みを浮かべる中嶋の“間"に藤田が付き合わずに「クソガキ!」と張り飛ばせば、潮崎は強烈な逆水平を何度も藤田の胸板に叩き込む。たまらず藤田も「いてっ!」と何度ものけぞり、振り払うようにビンタを乱打して場内も熱を帯びた。

 そして終盤にかけては杉浦と谷口が激しい乱打戦を展開。杉浦は珍しく頭突きまで連発して谷口の額を叩き割る。またたく間に顔面を鮮血で染めた谷口だったが、これで“覚醒"。杉浦との鬼のエルボー合戦で真っ向から競り勝つと、まさに“赤鬼"と化してノーモーション頭突き乱打で相手の胸板を返り血で赤く染め上げた。こん身のビンタで、ついにガクッとヒザを突いた杉浦に、助走十分のラリアットをズバリ。立て続けにダイビングボディプレスを投下し、危険な表情で四つん這いとなったナショナル王者を見下した谷口は、その頭部を迷いなくサッカーボールキックで蹴り上げる。そしてワイバーンキャッチで絞めに絞め上げ、杉浦もたまらずタップアウトした。

 大阪で爆発。“新王者披露"の舞台を自らの血で真っ赤に染めあげた谷口は、興奮冷めやらぬ表情でマイクを握ると「花を咲かすために、でっかい花を咲かすために、そのベルトに挑戦させろ!」と長州力さんとの特訓でかけられた言葉を口にしながら、GHCナショナル王座挑戦を表明。11・26新潟大会でのGHCナショナル王座戦「(王者)杉浦vs谷口(挑戦者)」が即日発表された。

 一方で試合後には藤田と潮崎がにらみ合いを展開。ニヤつきながら近寄った中嶋が「藤田和之さ〜ん、今にらみ合ってるのが潮崎豪です。そしてしゃべってるこの俺が中嶋勝彦です。二人してAXIZの…」と言いかけたところで藤田が中嶋を張り飛ばし、そのまま乱闘に発展。周囲が慌てて分けたが、怒りの藤田は「こいコラ! 今やってやる! 次俺にやらせろ!」と地声で怒声を響かせながら退場した。

 藤田は両国での谷口戦を前に「誰だ、名札をつけてこい」と挑発していただけに、中嶋もひるまずに「自己紹介しないと覚えてもらないと思ったんで〜♪」とニヤニヤ。藤田は「泥舟を土に還(かえ)す」とも予告しているが、これには潮崎が「今のノアには、新しい景色を見せようとしてる男がいる。会社の犬もいる。会社批判するヤツらもいる。でもそれが全部そろってノアなんだよ。泥舟なんかにはさせないよ?」と応戦し、「あいつらが来たってな、ノア…俺たちAXIZが排除してやるよ」と“藤田排除"に乗り出すことを宣言した。

【谷口の話】「(花を咲かすといった意味は?)長州さんとの特訓で『両国で花を咲かす』と約束したんですけど、その約束を果たせなかったんで、次こそは杉浦の持ってるベルトに挑戦して、必ず花を咲かせてみせたいと思います」

【潮崎の話】「俺からもひとつ。藤田和之、ノアのことを『泥舟だ』だと? 今のノアには、新しい景色を見せようとしてる男がいる。会社の犬もいる。会社批判するヤツらもいる。でもそれが全部そろってノアなんだよ。泥舟なんかにはさせないよ? あいつらが来たってな、ノア…俺たちAXIZが排除してやるよ」

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