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11/11【NOAH】ナショナル戦へ杉浦と谷口が広島で喧嘩腰大乱闘 清宮は“負の流れ"払拭のメイン締め

『STARTING OVER 2019』広島産業会館・西展示場(2019年11月11日)
○清宮海斗&谷口周平&丸藤正道vs杉浦貴&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&大原はじめ×

 11・26新潟大会のナショナル王座戦に向けた前哨戦で、挑戦者の谷口が王者・杉浦を随所で圧倒。試合が終わっても喧嘩腰の大乱闘を繰り広げた。

 ノア今年最後の西日本開催となった広島大会メインでは、GHCヘビー級王者(清宮)とGHCナショナル王者(杉浦)が6人タッグマッチで初めて激突。とはいえ熱を帯びたのは、新潟王座戦に向けた前哨戦第1ラウンドとなった杉浦と谷口だった。

 のっけから先発して喧嘩腰の乱打戦を展開。杉浦に試合権がなくとも谷口は何度もコーナーの王者に突っかかり、中盤に再び向き合ってもことごとく圧倒。ノーモーション頭突きやビンタで王者を腰砕けにし、杉浦のニーバットも真っ向からキャッチして再び頭突きで前進、ラリアットをぶっ放した。

 最後は清宮が大原をタイガースープレックスで仕留めて前哨戦は谷口側に軍配が上がったものの、試合が終わっても両者暴走状態で大乱闘。絆創膏で覆われた額の傷口を杉浦がえぐって流血を誘ったものの、構わず谷口は観客の目前で頭突きを叩き込みまくって大荒れとなった。

 一方でメインを締めた若き王者の清宮は、マイクで「広島はカープの応援に行ったりとか、B級グルメを食べに行ったりとか、楽しい思い出がたくさんあるんですが、試合では脳震とうを起こしたり、怪我したり、勝てなかったりして、個人的には負の流れがつきまとってました。でも、今日の1勝ですべて払拭できたと思います!」と明かして締めくくって場内も拍手喝采。明るい空気感のなかで広島大会の幕が下ろされた。

【試合後の清宮】
▼清宮「熱いな、熱いな広島。最高に熱いっすね、広島は」

――負の流れを払拭できたと言っていたが?

▼清宮「そうなんですよ。ここ広島はホントに大好きな街なんですけど、来るたびに、脳震とうだったり、怪我したり、勝てなかったり…が続いて、ここずっと勝ててなかったですね。それをね、今日の1勝で。今日の広島、今までのなかでも一番歓声大きかったと思いますよ。凄い盛り上がってたと思いますし、その中で勝てたってことは、一気に逆転して払拭できたんじゃないですか?」

――ナショナル王者としての杉浦貴とも初めて向き合ったが?

▼清宮「向こうも意識してないことはないと思いますよ。ただ、今日はベルトがかかった挑戦者が、こっちのチームにいただけの話であって。(杉浦と谷口は)熱かったですよね。ゴツゴツとした激しい闘いをしてたと思いますけど、でも俺は俺でこのベルト(GHCヘビー)に自分の闘いで魂を注いで、一番光り輝くベルトにしたいと思っているので、そこはブレずにやっていきたいなと思ってます」

プロ格 情報局