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12/4【DRAGON GATE】シュンが覚悟の一騎打ちでBen-Kに敗戦 恒例・土井ダーツで6人タッグ4WAY戦決定

 『FANTASTIC GATE 2019』東京・後楽園ホール大会が4日、行われ、シュン・スカイウォーカーが不退転の決意を胸に、パートナーにしてオープン・ザ・ドリームゲート王者であるBen-Kとの一騎打ちに臨んだが、結果は敗戦。試合後、Ben-Kから握手を求められたものの、シュンは手を振り払って突っぱねた。

 団体のトップを獲るべく、望月道場を離脱し、Ben-Kとの共闘をスタートさせたシュンだったが、上位陣とのシングルで連戦連敗。ドリームゲート戴冠を果たしたBen-Kとは反対に、まったく結果が残せずにいた。Ben-Kに「このままシュンが変わらないのであれば、組んでいる意味なんてねえよ。そこんところしっかり考えろ!」と厳しい言葉を投げかけられたシュンは、現状打破のキッカケにするために、パートナーとの一騎打ちをアピール。「俺を思いきり潰しにきてくれ。もし、それで俺が何もできないようなプロレスラーだったら、俺はそこまでの男ってことだよ」と悲壮な覚悟をにじませていた。

 第6試合で実現したパートナー対決で、シュンはその気持ちをぶつけるようにアグレッシブに試合を展開。Ben-Kの串刺しスピアーを鉄柱に自爆させると、トップロープからのケブラーダでダイブする。さらに、長距離のスワンダイブボディプレスも投下。何度も雄叫びを上げて気合いを発散すると、Ben-Kがフロントスープレックスや投げ捨てジャーマンで逆襲に出ても、エルボー合戦を自ら仕掛けて譲らず。何十発も打ち合った末に遂に競り勝って場内を沸かした。

 勢いのままにスカイウォーカームーンサルトを狙ったシュンだったが、気づいたBen-Kが背後から掴みかかり、強引にパワーボムで投げ捨てる。勝負を捨てないシュンはミサイルキックの直撃を受けてもカウント1でフォールをキックアウトし、雪崩式スパニッシュフライから今度こそスカイウォーカームーンサルトで飛翔。しかし、Ben-Kは剣山で撃墜し、高速ジャーマン、パワーボムでぶん投げると、最後は強烈なスピアーで盟友を沈めた。

 試合後、シュンの気持ちを感じ取ったBen-Kは自ら握手を求める。しかし、シュンはそれを突っぱねると、客席に深々と頭を下げ、肩を落としながら1人でリングを去っていった。12・15福岡で土井とのドリームゲート王座戦を控えるBen-Kとしては弾みを付ける形となったが、今後のシュンとの関係は五里霧中となった。

 一方、Ben-Kに挑む土井はセミファイナルで吉野&石田凱士と組み、R・E・DのビッグR清水&吉田隆司&H・Y・Oと対戦。吉野とスピード感溢れる連携を次々に決めて場内を盛り上げた。攻め込まれる場面もあったものの、吉野がトルベジーノを決めると、バカタレスライディングキックの構えに。しかし、正体不明のR・E・Dの赤覆面が介入すると、場外戦の末に両者リングアウトで決着。土井としてはタイトル戦を前に一抹の不安が残る結果となった。

 メインイベント後に石田がR・E・Dに造反。ハッピーエンドにはほど遠い状況だったが、それでもこの日、土井にはやらなければいけないことがあった。年末恒例の土井ダーツだ。毎年、年内最後の後楽園大会で土井が制作したダーツ…通称・土井ダーツによって決められた特別試合を行うのが恒例。土井は「とりあえず今のことは忘れておこう。一瞬だけ。やるか!」と叫んで歓声を巻き起こし、土井ダーツをリングに運び込んだ。

 年内最後の後楽園は12月18日。今年は6人タッグ4WAY戦をメインで行うことに。ちびっ子ファンがダーツの矢でルーレット型の的を射て、最終的に「Eita&箕浦康太&Kzy vs YAMATO&Gamma&堀口元気 vs シュン・スカイウォーカー&Kagetora&H・Y・O vs “ハリウッド"ストーカー市川&ドン・フジイ&ヨースケ・サンタマリア」のカードに決定した。

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