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12/26【WRESTLE-1】熱戦タッグ頂上対決 芦野&児玉がT-Hawk&入江にリベンジでタッグ王座V3

『WRESTLE-1 TOUR 2019 SHINING WINTER』東京・後楽園ホール(2019年12月26日)
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ ○芦野祥太郎&児玉裕輔vs入江茂弘&T-Hawk×

 芦野&児玉が熱戦となったタッグリーグ戦覇者・T-Hawk&入江とのタッグ頂上決戦に勝利。タッグ王座3度目の防衛を果たした。

 11月に開催された「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」はT-Hawk&入江の#STRONG HEARTSが全勝優勝。タッグ王者・芦野&児玉に宣戦布告し、この日のタッグ頂上決戦が実現することになった。公式戦ではT-Hawk&入江が勝利しており、V3戦となった王者組は雪辱戦ともなった。

 先に主導権を握ったのは挑戦者組。児玉がフランケンシュタイナーで入江を吹き飛ばし、芦野が後頭部にラリアットを叩き込んだが、コーナーに上がったところをT-Hawkが逆水平で叩き落とし、入江が低空フライングボディアタックで場外に吹き飛ばす。そのまま場外戦で攻勢を続けると、入江がロープ越しヒップドロップを投下。WARスペシャルで捕らえると、T-Hawkががら空きとなった芦野の胸板に逆水平を連発した。

 なおもT-Hawkが逆水平を連発し、グーパンチも打ち込む。芦野も入江相手にエルボースマッシュを連発するものの、入江が強烈なエルボーで返り討ち。T-Hawkが変型バスターで芦野を叩きつけると、児玉を抱え上げた入江がセントーンで芦野の上に落下した。

 劣勢が続いた芦野だったが、入江の巨体をジャーマンで投げてようやく児玉につないだ。T-Hawkにランニングエルボーを連発した児玉だったが、T-Hawkが旋回式フェースバスターで叩きつけて鎮圧。再び流れは挑戦者組に傾く。児玉がコーナーからダイブしても、T-Hawkはニーリフトで撃墜し、逆水平をぶち込んだ。

 すると芦野が加勢に飛び込み、児玉がトラースキックで反撃。入江が飛び込んでも芦野がジャーマンで抱え上げ、T-Hawkの上にセントーン状態で叩き落とす。さらに児玉のホイップ付きで芦野がジャーマンでT-Hawkを投げ、児玉がダイビングエルボーを発射した。

 だが、児玉のドロップキックは不発に終わり、T-Hawkが後頭部にランニングニーを突き刺す。入江がエルボー連打で児玉を圧倒したが、芦野が俵返しで巨体を引っこ抜いて逆襲。エルボースマッシュをこれでもかと連打してヒザをつかせたが、入江もタズミッションで捕獲。児玉がカットに飛び込んでもT-Hawkが逆水平で迎撃し、ホイップすると、入江がノーモーション頭突きをぶち込む。児玉がフランケンシュタイナーを仕掛けてもT-Hawkはパワーボムで切り返し、入江はぶちかましで児玉を吹き飛ばして芦野に激突させる。すかさず串刺しサマーソルトアタックで二人まとめて押し潰した。

 怒とうの連続攻撃で流れをつかんだ挑戦者組はT-Hawkがケルベロスで追い討ち。ナイトライドでたたみかけたが、児玉のカットが間に合って3カウントは入らない。ランニングニーを芦野がキャッチすると、そこへ児玉がシャイニングウィザードを発射。すかさず芦野がアンクルロックで絞め上げた。

 入江がコーナーからのダイブ攻撃によるカットを狙っても、察知した児玉がドロップキックで場外に蹴落とし、トペコンヒーロでセーブ。芦野はエルボースマッシュと逆水平の打ち合いで真っ向から渡り合う。胸が真っ赤に染まりながらも芦野はリフト式エルボースマッシュ、ランニングエルボースマッシュでラリーに競り勝ち、ジャーマンで投げた。

 だが、T-Hawkがランニングニーをカウンターでぶち込み、芦野は前のめりにダウン。すかさずT-Hawkはナイトライドを敢行したが、芦野はカバーに入られる前にアンクルロックで捕獲。児玉が場外で入江をセーブする中、もがき苦しみまくったT-Hawkは意地で耐え続けたが、最後はタップ。芦野が逆転勝利を決めた。

 シーソーゲームの熱戦となったタッグ頂上決戦は王者組がリーグ戦覇者にリベンジ。芦野&児玉が3度目の防衛を果たした。これで王者としての越年を決定。芦野は「これがチームの力だ。チーム、タッグチーム。証明できた。このベルトがかかった瞬間のこの強さ」と児玉に感謝しつつ胸を張ると、「正直言うよ。他団体出ても負ける気しねぇぞ。ベルトかかかったら負ける気しねぇぞ。だからもし、WRESTLE-1がいいっていうなら、他の団体で挑戦したいって言うなら、いつでもやってやるぜ。誰でもいいよ。強い奴とやりてぇな」と他団体からも挑戦者を募る構えをみせた。

 そして芦野は2020年へ向けてT-Hawkとの続きを見据えた。T-Hawkの逆水平によって真っ赤に染まった胸を何度も叩きながら「まだ打ち足りねぇんじゃねぇかT-Hawk。まだ1勝1敗だよ。まだ俺はあいつから勝ち越してない。シングルでも勝ってねぇ」としたうえで、「まだ終わってない。これは始まりに過ぎないぞ。T-Hawk、お前と試合するのめちゃめちゃ楽しいよ。もう一回やろうぜ」と呼びかけていた。

【芦野の話】「(児玉に向かって)裕輔、ありがとうございました! これがチームの力だ。チーム、タッグチーム。証明できた。このベルトがかかった瞬間のこの強さ。(真っ赤になった胸を叩きながら)まだ打ち足りねぇんじゃねぇかT-Hawk。まだ1勝1敗だよ。まだ俺はあいつから勝ち越してない。シングルでも勝ってねぇ。まだやることはある。ただ、今、目の前でみたとおり、T-Hawkが俺のアンクルロックでタップアウトした。それが全てだ。2019年12月26日今現在、WRESTLE-1ナンバー1、いや正直言うよ。他団体出ても負ける気しねぇぞ。ベルトかかかったら負ける気しねぇぞ。だからもし、WRESTLE-1がいいっていうなら、他の団体で挑戦したいって言うなら、いつでもやってやるぜ。誰でもいいよ。強い奴とやりてぇな。T-Hawkともまだ終わってない。まだだ。まだ終わってない。これは始まりに過ぎないぞ。2020年に向けての最高のスタートを2019年のうちに切ることができたなと思います。裕輔のアシストなしには勝てなかった。あとは羆嵐。あいつが無差別獲ってくれりゃ、アンファンがもう一回WRESTLE-1圧倒できるよ。本当に仕切ることができるから。T-Hawk、お前と試合するのめちゃめちゃ楽しいよ。もう一回やろうぜ」

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