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3/1【ZERO1】W-1活動休止発表直後にZERO1参戦の近藤がSUGIに圧勝

『ZERO1旗揚げ19周年記念大会』東京・後楽園ホール(2020年3月1日)
○近藤修司vsSUGI×

 WRESTLE-1の活動休止が発表されたばかりのシチュエーションで近藤がZERO1に参戦。闘龍門の後輩にあたるSUGIに圧勝した。

 前日(29日)に所属するW-1の活動休止が発表されたばかりの近藤が、HUBが持つジュニア二冠王座奪還を狙うSUGIと一騎打ちを行った。2人はともに闘龍門出身で、かつて2005年に旗揚げしたdragondoorでも行動を共にしていた。

 トペコンヒーロで先制したSUGIだったが、冷静な近藤は左ヒザ攻めでその動きを止める作戦に出る。場外で鉄柱にヒザから叩きつけると、高さのあるニークラッシャーも敢行。SUGIが反撃を狙っても低空ドロップキックで足止めし、ヒザ十字固めで絞め上げた。SUGIが反撃を試みても、近藤はドラゴンスクリューで鎮圧。ロープを使ってのレッグロックに捕獲すると、SUGIの悲鳴が後楽園ホールに響き渡る。

 一方的な展開が続いたが、SUGIはショルダースルーを狙われたところでエプロンに不時着し、ダイブ式飛びつきフランケンやトップロープ上での619、ライオンサルトと猛攻。たまらず近藤が場外に転落すると、ヒザのダメージを気にせずケブラーダで宙を舞った。リングに戻ると、近藤がザ☆オリジナル、ランラルセと得意技を連発して立て直しを図るが、SUGIはその場飛びスパニッシュフライをズバリ。スワンダイブ式フランケンをキャッチされても、豪快な前方回転エビ固めで切り返し、ロープの上をダッシュしての串刺しドロップキック、450°スプラッシュと一気呵成に攻め立てた。

 しかし、スワンダイブ式フランケンは近藤がパワーボムで撃墜。SUGIが必死に抵抗しても、強引にキングコングラリアットをぶち込んで黙らせる。それでもSUGIは肩を上げたが、近藤はこん身のキングコングラリアットでダメ押しし、後輩に完勝した。

 「まあ、まだ終わってはいないけどね。若干今までとは違う目線で他団体を見たり、他団体の選手を見るようになってきましたね」と複雑な心境を垣間見せた近藤は「強さがないと上にはいけない。身体が小さい分、機動力があるんだったら、あとは頭を使うしかない。プロレス頭なりね。それってもう誰かが教えてくれるものじゃなくて、自分が考えるもんだから。それだけです。頑張れよ」と後輩にエールを送った。

【近藤の話】「まあ、まだ終わってはいないけどね。若干今までとは違う目線で他団体を見たり、他団体の選手を見るようになってきましたね。冷静に判断すれば、SUGIに関していいものは持っている。強さがないと上にはいけない。身体が小さい分、機動力があるんだったら、あとは頭を使うしかない。プロレス頭なりね。それってもう誰かが教えてくれるものじゃなくて、自分が考えるもんだから。それだけです。頑張れよ」

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